長ネギの白い部分の正体は何?可食部はどこまで?美味しい食べ方・レシピも紹介!
【葱や けんもち監修】長ネギの白い部分の正体は何か知っていますか?根・葉・茎のどこにあたるのでしょうか?今回は、長ネギの白い部分の正体や青い部分との違いのほか、どこまでが可食部にあたりのかも紹介します。長ネギの白い部分の食べ方・活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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長ネギの白い部分の正体は何?根?葉?茎?
長ネギには白い部分と青い部分があるものの、その違いは何なのでしょうか。長ネギの白い部分は根や茎で、青い部分が葉なのかも気になります。ここでは、長ネギの白い部分の正体について説明します。
長ネギの白い部分は「葉の一部」
長ネギの白い部分は葉の一部で名前を葉鞘(ようしょう)といい、青い部分の名前は葉身といいます。長ネギの白い部分を茎と思い込んでいる人もいるようですが、実際には葉です。関東地方では白い部分の多い長ネギが多く流通していますが、関西地方では青い部分が多いです。
長ネギの白い部分ができるかは「育て方」による
長ネギの白い部分ができるかは、育て方によります。長ネギの白い部分が多いのは根深ネギと呼ばれ、育てる際に土寄せをすることで葉鞘部が上に伸びます。その結果ネギは長く軟白化することで、白い部分が長くなります。そのため土寄せの量や回数が少ないと、青い部分が多くなってしまいます。
剱持哲信
葱や けんもち
地域性もありますが、大体4〜5回土寄せ作業を行います。
長ネギの白い部分と青い部分の違いは?色以外ある?
長ネギの白い部分は育てる段階で土寄せするとできると前出しましたが、青い部分であっても葉であることに変わりはありません。土寄せしない長ネギの青い部分との違いは、色しかないのでしょうか。ここでは、長ネギの白い部分と青い部分の違いを説明します。
長ネギの白い部分と青い部分で「栄養価」が異なる
長ネギの白い部分と青い部分では、栄養価が異なります。根深ネギと呼ばれる白い部分が多いものは淡色野菜に分類され、アリシンと呼ばれる匂いの成分の量が多いです。緑が鮮やかな葉ネギと呼ばれる長ネギには葉酸やβカロテン、ビタミンKなどが含まれます。白や緑などの見た目だけでなく、栄養価の違いを理解して使い分けることをおすすめします。
(*青ネギと白ネギの違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
長ネギの可食部は白い部分だけ?
白と緑の部分がある長ネギの、可食部はどこまでなのでしょうか。人によっては長ネギの白い部分だけを食べて、緑色の部分を処分しているかもしれません。ここでは、長ネギの可食部は白い部分だけなのかを説明します。
長ネギの白い部分の美味しい食べ方・活用法
長ネギの白い部分の美味しい食べ方は、以下の通りです。
・グリルする
・煮込む
・白髪ネギにする
根深ネギとも呼ばれる長ネギの可食部は生のままでは匂いの成分であるアリシンが強く、辛みを感じます。しかし加熱すると中味が溶け出し、甘みが強くなるのです。そのため長ネギの白い部分は和食だけでなく、洋食メニューに使っても美味しく仕上がります。
また根深ネギは切り方によって、辛み成分であるアリシンが引き立てることもできます。長ネギの白い部分の繊維にそって切ると甘みが出ますが、横に切って繊維を断つと辛み成分のアリシンの香りが際立ちます。使う料理や味の好みに合わせて、根深ネギの切り方を工夫しましょう。