青ネギと白ネギ・長ネギの違いとは?栄養価・味わいなど特徴を比較して紹介!
【葱や けんもち監修】青ネギとはどんなネギか知っていますか?今回は、青ネギを〈白ネギ・長ネギ〉と違いを明らかにして、〈食べる部位・味わい・栄養・食べ方〉など特徴を比較して紹介します。青ネギ・白ネギの代表品種や、料理レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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青ネギとは?白ネギ・長ネギとの違いはどこ?
スーパーでネギを見ると、全体的に青いものと白い部分があるものの両方が置かれていることがあります。青ネギと白ネギと呼ばれるこの2つは同じ品種なのかを疑問に思う人もいることでしょう。ここでは青ネギとは何かについて、白ネギや長ネギとの違いも交えて説明します。
青ネギ・白ネギ・長ネギの違いは『ネギの種類』の違い
青ネギと白ネギと長ネギは、以下のようにネギの種類によって分類されます。
・葉ネギ:青ネギ
・根深ネギ:白ネギ、長ネギ
葉ネギに分類される青ネギは西日本で多く生産され、消費量も多いです。一方の根深ネギは寒さに強い特性を持つため、東日本で多く栽培されているネギです。日本全体をみると、流通量は根深ネギの方が多くなっています。また青ネギと白ネギでは栄養成分も異なりますが、その違いについては次章以降で詳述します。
青ネギ(葉ネギ)とは?
西日本で消費量が多い葉ネギは、居住地域によってはなじみの薄い品種かもしれません。その特徴や食べ方に興味がある人もいることでしょう。ここでは葉ネギの特徴について、おすすめの食べ方も交えて説明します。
葉ネギの特徴
葉ネギの特徴は全体が緑黄色で細長く枝分かれしており、葉先まで食べられることです。地域によっては万能ネギとも呼ばれ、香りがよいことでも知られます。青ネギは緑黄色野菜に分類され、ビタミンの含有量は白ネギの2倍にも及びます。葉酸やβカロテン、ビタミンKなどの栄養成分も含まれており、健康にも良い野菜です。
葉ネギの食べ方
葉ネギの主な食べ方は以下の通りです。
・炒め物
・鍋物
・薬味
葉ネギの根元部分は白くなっていることもありますが、基本的には青い部分だけを食べます。葉ネギは小口切りにすると香りが楽しめ、大きめに切って加熱調理すると甘味が感じられる野菜です。生のまま麺類の薬味として使っても、もつ鍋やお好み焼きに加えても美味しく、使える料理のバリエーションが広がります。白ネギが苦手な人でも食べやすいのでおすすめです。
白ネギ(根深ネギ・長ネギ)とは
白ネギは青ネギと品種は同じですが、根の部分が白くなるまで成長させてから出荷します。そのため青ネギとは違う特徴があり、食べ方も異なります。ここでは白ネギの特徴と、おすすめの食べ方を紹介します。
白ネギの特徴
白ネギは淡色野菜に分類され、生産量の約70%が秋から冬にかけて出荷されています。白ネギまで成長すると、アリシンと呼ばれる香り成分の量が増えるのが特徴です。このアリシンの働きにより、栄養成分であるビタミンB1が吸収されやすくなります。また白ネギに含まれる栄養成分であるビタミンCとの相乗効果により、免疫力が向上する効果も期待できます。
剱持哲信
葱や けんもち
アリシンは生で食べることと、細かく刻んで食べることでより効果が期待出来ます。
白ネギの食べ方
白ネギにおすすめの食べ方として、以下のものがあげられます。
・煮物
・炒め物
・和え物
・焼き物
・天ぷら
・薬味
白ネギは白い部分を食べるのが基本で、小口切りや白髪ネギにして生で食べても美味しいものの、辛みを感じることが多いです。白ネギは加熱すると甘味を増すので、焼いたり煮たり揚げたりして食べるのがおすすめです。またタレの下味や餃子の具など様々な料理に使える万能野菜でもあり、切り方によって風味や食感に違いが出るのも魅力です。