ピンサとは？ピザと違ってヘルシー？生地の特徴や作り方など紹介！

ピンサあるいはピンサ・ロマーナと呼ばれる食べ物は、日本人にとってまだ馴染みが薄いかもしれません。ここでは、ピンサとはどんな食べ物なのか具体的に紹介します。

ピンサとはヨーロッパを中心に親しまれている、特殊な生地を使ったピザをさします。ピンサの見た目ほとんどピザと同じで、見分けがつかない人もいるかもしれません。しかし、ピンサを実際に食べてみると、生地の食感や香りの高さに違いを感じることでしょう。本場に比べてまだ浸透していませんが、日本でも若い女性を中心に注目を集めています。

ピンサの正式名称はピンサ・ロマーナといい、ラテン語で「伸ばす・広げる」意味を持つ「pinsere」に由来されています。

ピンサはイタリアローマの食品メーカーである、ディ・マルコ社が開発した料理です。創業者のコッラード氏によって、ローマのピザを消化の良いより健康的な料理に進化させたピンサは、子供からお年寄りまで楽しめる現代型のピザとも言えます。

ピンサの見た目はピザとほとんど同じですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ピンサとピザの違いを詳しく紹介します。

ピンサは小麦粉の他に米粉や大豆粉をブレンドしたミックス粉が使用されているため、一般的なピザに比べカロリーが抑えられているヘルシーな料理です。タンパク質の豊富な大豆粉を使用することで糖質が抑えられているので、ダイエット中の人も比較的安心して食べることができるでしょう。

ピンサの生地はクリスピーかつ、中は一般的なピザよりふわりと軽い食感が楽しめます。これは、ピンサの生地を作る際に長時間発酵させることで、生地が重たくなる原因のグルテンが壊せるからです。また、ピンサの生地は80％以上の水分を含むため、消化力の弱いお年寄りや子供でも食べやすいでしょう。

ピンサの作り方は生地を引き伸ばしたあと1度焼いてから、ソースや具材をトッピングして再度焼き上げるのが特徴です。ピンサの生地は一般的なピザよりも安定しているため、トッピングする具材のパリエーションが広がります。ピンサは定番のトマトとチーズなどの他、フルーツやはちみつ・チョコレートをトッピングしたスイーツ感覚の一品も人気です。

ローマ発祥のピンサは、スーパーで売っている食材で自宅で簡単に再現することができます。ここでは、生地が特徴的でヘルシーなピンサの作り方を紹介します。