コガネキヌカラカサタケとは?有害なキノコで駆除すべき?食べられるのかも紹介!

コガネキヌカラカサタケという白いキノコを知っていますか?お釈迦様のようなキノコです。今回は、コガネキヌカラカサタケを駆除すべきなのか、他の植物への害や人間が食べられるか・毒性の有無とともに紹介します。コガネキヌカラカサタケが幸運のキノコと呼ばれている由来や花言葉も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. これはコガネキヌカラカサタケ?観葉植物・プランターに白いキノコが生えた…
  2. コガネキヌカラカサタケとは?どんなキノコ?
  3. コガネキヌカラカサタケの色・大きさなど見た目の特徴
  4. コガネキヌカラカサタケの発生場所・時期
  5. コガネキヌカラカサタケは駆除した方がいい?害はある?
  6. コガネキヌカラカサタケは他の植物に害を与えないので放置でも問題ない
  7. コガネキヌカラカサタケの駆除は抜くより土をすべて取り替えるのがおすすめ
  8. コガネキヌカラカサタケが生えたプランターの土を乾燥させる手もある
  9. コガネキヌカラカサタケは食用で食べられるの?毒はない?
  10. コガネキヌカラカサタケの毒性は不明なので食べない方が無難
  11. コガネキヌカラカサタケを食べた人もいる
  12. コガネキヌカラカサタケは「幸運のキノコ」と呼ばれることも?なぜ?
  13. コガネキヌカラカサタケを見つけるのは困難であるため
  14. コガネキヌカラカサタケを見つけてみよう!

これはコガネキヌカラカサタケ?観葉植物・プランターに白いキノコが生えた…

出典:http://blog.livedoor.jp/tileartlagalleta/archives/52292843.html

観葉植物の植木鉢やプランターに、黄色や白色で人の形に似てるキノコが生えたことはないでしょうか。生えたまま放置していたら増えてしまった、という人もいるかもしれません。そのキノコは、幸運のキノコやお釈迦様のキノコと呼ばれる、コガネキヌカラカサタケの可能性があります。今回は、コガネキヌカラカサタケとはどのようなキノコなのか解説します。

コガネキヌカラカサタケとは?どんなキノコ?

コガネキヌカラカサタケという名前を聞いても、姿を思い浮かべられる人は多くはありません。コガネキヌカラカサタケは、どのような特徴をもつキノコなのでしょうか。ここでは、コガネキヌカラカサタケの見た目の特徴や発生時期、発生場所について解説します。

コガネキヌカラカサタケの色・大きさなど見た目の特徴

コガネキヌカラカサタケの発生したばかりの幼体は、鮮やかな黄色をしており、傘が閉じていてつくしのような形状です。この形状が人の姿に似ており、黄色い色が神々しく見えることから付いた別名は、お釈迦様のキノコです。傘や柄の表面に付いている綿くずのようなものは鱗片で、触ると取れてしまいます。

成長すると色は白っぽくなり、柄は7cm程に伸びて、傘は円錐形に開いてきます。傘の直径は個体差がありますが、2.5〜6cm程度で、傘には密なひだが付いており、裏側は全体よりも白いです。柄には小さく壊れやすいつばがあり、柄の下の方が太くなります。

コガネキヌカラカサタケの発生場所・時期

コガネキヌカラカサタケは熱帯地域が原産のキノコなので、日本では気温と湿度が高い夏に発生します。家庭では植物の植木鉢やプランターに生え、暖かで湿度が高く保たれている植物園の温室でも見られることがあります。

コガネキヌカラカサタケは、日本本土に自生しているキノコではありません。熱帯地域から日本へ輸入された腐葉土の中にコガネキヌカラカサタケの菌が紛れ込み、ホームセンターなどで販売された土で植え替えなどをした後に、家庭の植木鉢やプランターで発生するケースがほとんどです。

本土よりも気温が高い沖縄地方では夏から秋にかけて、植込みや花壇、芝生などにコガネキヌカラカサタケはしばしば発生します。そのために、沖縄地方ではあまり珍しいキノコではありません。

コガネキヌカラカサタケは駆除した方がいい?害はある?

コガネキヌカラカサタケはとても鮮やかな黄色をしていて、毒があるようにも見えます。植木鉢やプランターに発生した場合、一緒に植えている植物に害を与えないか心配です。ここからは、コガネキヌカラカサタケの毒性や対処法について解説します。

コガネキヌカラカサタケは他の植物に害を与えないので放置でも問題ない

コガネキヌカラカサタケが植木鉢やプランターに発生しても、他の植物に害を与えることはないので、駆除する必要はありません。コガネキヌカラカサタケは寿命が短く、発生してから3日程で崩れて枯れてしまいます。傘が開いていれば間もなくしおれてしまうので、コガネキヌカラカサタケが発生しても抜くなどして駆除する必要はなく、放置していて問題ありません。

コガネキヌカラカサタケの駆除は抜くより土をすべて取り替えるのがおすすめ

コガネキヌカラカサタケは成長して傘を開くと大量の胞子をばらまき、その胞子から再び小さなキノコが発生します。あまりにもたくさんのコガネキヌカラカサタケが発生するのであれば、傘を開く前のつくし状の幼体のうちに抜いて駆除してしまいましょう。

それでも発生するようであれば、土の中にコガネキヌカラカサタケの菌が大量に入り込んでいる可能性があります。その場合は、植木鉢やプランターの土を新しいものにすべて取り替えてしまうのが有効です。

コガネキヌカラカサタケが生えたプランターの土を乾燥させる手もある

キノコは一般的に、湿度の高いじめじめした環境を好んで発生します。観葉植物は室内で育てられることが多く、水をやっても風通しが悪くて土が乾ききらないことが多くあります。土が常に湿気を含んだ状態になり、キノコが発生しやすい環境になってしまうことが、コガネキヌカラカサタケが生えてくる原因のひとつです。

そのため、コガネキヌカラカサタケが頻繁に発生するのであれば、駆除する方法の一つとして植木鉢やプランターの土を乾燥させることがおすすめです。植物を土から一旦抜いて、土をビニールシートの上などに広げ、天日干しして乾燥させてください。新しい土に入れ替える場合も、あらかじめ土を天日干ししておくことで確実に発生を防ぐことができます。

土を入れ替えることが難しければ、植木鉢やプランターを風通しがよく日光の当たる場所に置き、湿気がたまらないようにしてください。屋外に置いていても、湿気がこもって生えてきた事例があるので、風通しの良さは重要です。植えているのが、湿気を好み乾燥に弱い植物の場合は、表面から深さ3~5cmの土を取り除くだけでも菌を駆除する効果があります。

関連する記事