ウイトラコチェとは?味わいや食べ方は?食べてみた人の口コミとともに紹介!

ウイトラコチェとはどんな食べ物か知っていますか?メキシコでは有名な食べ物です。今回は、ウイトラコチェの〈見た目・味わい・匂い〉など特徴を食べてみた人の口コミとともに紹介します。ウイトラコチェを使った料理や〈缶詰〉など日本で買える商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ウイトラコチェとは?どんな食べ物?
  2. ウイトラコチェの正体は「黒穂病に罹ったとうもろこし」
  3. メキシコでは高級な食べ物として扱われている
  4. ウイトラコチェの特徴は?味は美味しい?
  5. ウイトラコチェの見た目
  6. ウイトラコチェの味わい・匂い【口コミ】
  7. ウイトラコチェの食べ方や使った料理は?
  8. ①ケサティージャ
  9. ②ウイトラコチェのバター炒め
  10. ウイトラコチェは日本で買える?
  11. ウイトラコチェの缶詰(4133円)
  12. ウイトラコチェを食べてみよう

ウイトラコチェとは?どんな食べ物?

世界には日本で想像つかない個性的な料理が様々食されていますが、中でもゲテモノと言われているものにウイトラコチェがあります。名前だけではイメージしづらいこの食材は、一体どのような食べ物なのでしょうか。ここではウイトラコチェの正体や味わい、美味しい食べ方などについて詳しく紹介します。

ウイトラコチェの正体は「黒穂病に罹ったとうもろこし」

ウイトラコチェは黒穂病に感染したとうもろこしのことを指します。黒穂病は植物の奇形を伴う病気の一種で、植物の葉や節、穂の中に黒い粉の詰まった組織を形成します。一般的に黒穂病に感染したとうもろこしは商品価値を失ったものとして扱われ、破棄されることがほとんどです。

アメリカやヨーロッパで栽培されていたとうもろこしは、黒穂病による被害が大きく感染病根絶のために膨大な時間と資金を費やしていました。そのため、政府やシェフにより黒穂病のとうもろこしを活用する試みがされましたが、枯れ病としての印象が強く普及しませんでした。

その後、黒穂病のとうもろこしに対するネガティブなイメージを変えるため、ウイトラコチェは「メキシコのトリュフ」と称して提供されるようになりました。この名残から、ウイトラコチェの食味を表現する際は一般的にトリュフと比較されます。

このように多くの農家では商品価値がないとされる黒穂病のとうもろこしですが、抗生物質の一種であるペニシリンを含有しています。そのため、一部の地域では病気治療に役立つ食材として利用されています。

メキシコでは高級な食べ物として扱われている

日本では見かける機会の少ないウイトラコチェですが、メキシコではポピュラーな食べ物です。そのほとんどは新鮮な状態で流通しており、メキシコ内各地のレストランやファーマーズマーケットで手軽に購入できます。栄養価にも優れており、タンパク質の合成に欠かせないアミノ酸が豊富に含まれた食材です。

本場のメキシコでは高級なものとして扱われており、その価格は通常のとうもろこしの10倍にもなります。1990年代の半ばには高級レストランからの需要も高まり、アメリカの一部の農場ではとうもろこしを意図的に感染させることも許可されるようになりました。

ウイトラコチェはとうもろこしの果実が真っ黒に膨れ上がったいびつな見た目が特徴です。その食べ物とは思えない衝撃的な見た目から、高級食材として知られる一方で世界のゲテモノ食材にも認定されています。

(*ゲテモノ料理について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

世界のゲテモノ料理ランキングTOP30|味わい・臭いなど体験談とともに紹介!

ウイトラコチェの特徴は?味は美味しい?

メキシコでは一般的に親しまれているウイトラコチェですが、その見た目や味にはどのような特徴があるのでしょうか。また、病気にかかったとうもろこしは食べても問題がないのでしょうか。ここではウイトラコチェの味わいや栄養、毒性などについて詳しく紹介します。

ウイトラコチェの見た目

ウイトラコチェはとうもろこしの先端や粒が肥大化して皮を突き破り、内部が黒いカビで埋め尽くされた見た目をしています。黒穂病の原因となる真菌は、宿主となる植物の全ての部分に感染するため、とうもろこしの実だけではなく葉や節にも繁殖を広げます。黒穂病に感染したとうもろこしの粒の大きさはバラバラで、虫こぶのような腫瘤になることが特徴です。

ウイトラコチェの味わい・匂い【口コミ】

ウイトラコチェはトリュフや鶏レバーのような高級食材に例えられることが多く、とうもろこしとは全く異なった食感を持ちます。また、生色でも甘みがあるとうもろこしとは対照的に、やや苦味があります。そのため香味野菜やハーブなどと一緒に加熱し、独特の風味を抑えて調理されることがほとんどです。

黒穂病に感染したとうもろこしと聞くと毒性や害がある印象を受けますが、それ自体は無害です。含有される芳香化合物には、フェヌグリークの芳香成分のソトロンや、バニラの香り成分であるバニリンなどが含まれます。加熱すると薫香のような匂いを醸し出し、口に含むと鼻からスモーキーな香りが抜けていきます。

必須アミノ酸の一種であるリジンが多く含まれており、ほとんどの食用キノコと同等以上のタンパク質が含有されているなど、栄養価にも優れた食材です。

Twitterの口コミ

ウイトラコチェ(黒穂病とうもろこし)食べてきました。うーん、特徴のない味、似た味の食べ物が思い付かない。口に多少の炭のような粉っぽさが残る。そして見た目がアレ。
四枚目はサービスショット(食材です)。

Twitterの口コミ

#ばれラジ
ウイトラコチェでスープ作ってみましたー
香りが独特だけど思いの外食べやすい印象!

ウイトラコチェの食べ方や使った料理は?

日常的にウイトラコチェを食しているメキシコでは、タコスやオムレツ、ケサディージャ、サコタッシュのソースや具材として調理されます。ここでは、とうもろこしとは全く異なる食味を持つウイトラコチェを使ったレシピを2つ紹介します。是非参考にして、メキシコの高級とうもろこしを堪能してみてください。

①ケサティージャ

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