生ハムの塩分量は?なぜしょっぱい?塩抜きや美味しい食べ方のコツを紹介!
生ハムの塩分量やしょっぱい理由を知っていますか?食べ過ぎると健康に悪いので要注意です。今回は、生ハムの塩分量やなぜしょっぱいのかを、塩分の抜き方とともに紹介します。生ハムの食べ方のおすすめや、塩分控えめの商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 生ハムがしょっぱい…塩分量はどれくらい?食べ過ぎはやばい?
- 生ハムの塩分量は高い?摂りすぎると健康に悪い?
- 生ハムの塩分量を他の食肉加工品と比較
- 生ハムを食べ過ぎるとどうなる?一日何グラムまでが適量?
- 生ハムがしょっぱい・塩辛いのはなぜ?理由は?
- 生ハムは製造過程で塩漬けにされているから
- 生ハムがしょっぱい時の塩分の抜き方・食べ方は?
- きゅうり・アボカドや豆腐などで塩抜きするのがおすすめ
- ただし生ハムを直接水洗いするのはNG
- しょっぱい生ハムを美味しく食べるレシピ
- ①生ハムとアボカドのパスタ
- ②りんごの生ハム巻き
- ③きゅうりの生ハム巻きとにんにく味噌和え
- 塩分控えめの生ハムのおすすめ商品も紹介!
- ①生ハム切り落としA級品500g(1,706円)
- ②国産生ハム 切り落としA級品1kg 減塩タイプ(4,600円)
- しょっぱい生ハムも美味しく食べよう!
生ハムがしょっぱい…塩分量はどれくらい?食べ過ぎはやばい?
長く保存ができて贈り物に喜ばれる生ハムですが、しょっぱいと感じることが多くあります。身近な食材である生ハムに含む塩分量や、食べ過ぎによる健康への影響を知っておくと、病気の予防に効果的です。今回は生ハムに含まれる塩分量と生ハムのしょっぱい理由から、しょっぱい生ハムを美味しく食べる方法やレシピなどを紹介します。
生ハムの塩分量は高い?摂りすぎると健康に悪い?
透き通るように色鮮やかな赤身が特徴の生ハムですが、塩分量は高いのでしょうか。ここでは生ハムの塩分量を他の食肉加工品と比べた結果と、生ハムの食べ過ぎで起こる健康への影響や一日の適量について紹介します。
生ハムの塩分量を他の食肉加工品と比較
100gあたり | 食塩相当量 | カロリー |
生ハム | 5.6g | 253kcal |
生ハム(塩分控えめ) | 2.8g | 243kcal |
生ハム(原木) | 5.6g | 219kcal |
ロースハム | 2.8g | 240kcal |
ベーコン | 2.0g | 400kcal |
ウインナー | 2.0g | 345kcal |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記の表は、生ハムと他の食肉加工品に含まれる塩分とカロリーを比較したものです。生ハムのカロリーは最も高いベーコンの半分程度ですが、他の食肉加工品と比べて塩分量は2倍以上多く含んでいます。
なお、塩分が控えめの生ハムに比べ、通常の生ハムの塩分が2倍以上多いのは熟成期間に差があるからです。長く熟成する生ハムは1年以上塩漬けで保存するため、菌を繁殖させずに塩分濃度を高く保つ必要があるので塩分量が多くなります。
生ハムを食べ過ぎるとどうなる?一日何グラムまでが適量?
生ハムの食べ過ぎで起こりうる健康面へのデメリットは、以下のものが挙げられます。
・むくみ
・高血圧、脳梗塞、心臓病
・肥満
生ハムに多く含む塩分を一時的に摂り過ぎると、体の塩分濃度を一定に保つために水分を溜め込みます。その結果、皮膚の下に余分な水分が溜まり、むくみという症状になって現れるのです。さらに塩分過多の状態が長引くと、高血圧の症状によって心臓に負荷がかかったり、血栓ができたりしやすいため、脳梗塞や心筋梗塞といった病気の発症につながりかねません。
そしてこれらの病気や症状の他に、胃がんの発症率が2倍以上高まることが近年の研究で明らかになっています。また、1膳分のご飯とほぼ等しいカロリーの生ハムを食べ過ぎることで、肥満の恐れがある点も注意が必要です。
厚生労働省が示す日本人の食事摂取基準によると、成人男性の一日における食塩摂取量は7.5gとしています。生ハムだけでこの量を摂取する場合、塩分控えめの生ハムで270gほどで、通常のハムは約135gまでが限度です。
ただ、他の食事で塩分を摂取することを考えると、30〜50gと1パックの半分くらいにとどめておくのが良いでしょう。
(*生ハムの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生ハムがしょっぱい・塩辛いのはなぜ?理由は?
生肉であるはずの生ハムが、しょっぱいと感じることに疑問を持つ人は少なくありません。しょっぱいと感じる生ハムと、通常のハムで何か決定的な違いがあるのでしょうか。ここでは、生ハムがしょっぱいと感じる理由について紹介します。
生ハムは製造過程で塩漬けにされているから
生ハムがしょっぱいと感じるのは、生ハムを作る過程で塩漬けにされているからです。塩漬けの状態で保存された生ハムは、熟成・乾燥などの工程を経て加工しています。通常のハムは熱を加えて製造しますが、生ハムは加熱せずに塩漬け保存によって熟成した状態のことを指しているのです。