ブロッコリーの下処理を用途別に!虫が取れる洗い方〜切り方・保存法まで紹介!
【管理栄養士監修】ブロッコリーの正しい下処理の仕方を知っていますか?ささっと流水で洗っているなどでは取れないような虫や汚れがブロッコリーにはたくさんついています。今回は、ブロッコリーの正しい洗い方・切り方や用途別の下処理の方法を紹介します。
目次
ブロッコリーは茎も食べられますので、無駄なく使いましょう。漬物やザーサイなどいろいろなことに使えます。
①ブロッコリーから切り離す
②厚めに皮をむく
②中の柔らかい芯を一口サイズにカットする
火を通す食べ方なら皮もむかずに食べられますが、漬物やサラダなどの生で食べるときは固くて食べられません。茎の断面に皮と茎の境目があるので、これを目印にして皮をむいていきましょう。
ブロッコリーの下処理の【用途別】おすすめ
ブロッコリーをいろいろな用途で使う場合、どのような使い方にすればいいでしょうか。シチューや炒めものなど、それぞれ下処理することで彩良く美味しく食べられます。
シチュー・炒め物用に下茹でする場合
シチューにブロッコリーを入れるとき、タイミングがわからなくて困ってしまうことがあります。ルーを入れる直前でいれても、ルーを入れてから5分程度はかき混ぜなければいけないので、その間につぼみが取れてボロボロになってしまいます。色も黒ずんでしまいますので、シチューに入れるときは別の鍋で下茹でしましょう。
①鍋にお湯を沸かし、塩を入れてブロッコリーを茹でる。
②冷水を張ったボウルにブロッコリーを入れて色止めをする
③シチューを器に半分ほど入れてからブロッコリーを乗せ、更にシチューをかける
シチューでブロッコリーを挟むことで冷水にとっていたブロッコリーが温まります。水分はシチューが水っぽくならないよう、しっかり水を切ってください。下茹での時の塩はティースプーン山盛り一杯から二杯ほどです。そのまま茹でて食べるときよりも少し固めになるように茹でると柔らかくなりすぎません。
炒めものに使う場合は柔らかい方が好みならシチューと同じように下茹でを、歯ごたえがあった方がいいならそのまま使います。茎も食べられるので房よりも先に入れ、そのあとで房の方を入れます。
栄養を効果的に摂取したい場合
下茹では水溶性のビタミンがお湯の中に流れ出てしまうのが欠点です。ブロッコリーはビタミンが豊富ですから、ビタミンをより多く摂取したいならレンジで加熱して調理しましょう。
①ブロッコリーを分ける
②水を少量かけ、ラップをする
③600Wで1分半加熱する
加熱の目安は100gにつき1分ほどです。一房すべて加熱するなら3分から4分ほどです。
ブロッコリーを保存する場合の下処理は?
ブロッコリーをできるだけ長く保存したいときや、たくさん手に入ったけど食べられないときは、冷凍保存ができます。冷蔵保存もできますが、ブロッコリーは2~3日するとつぼみが開いて黄色く変色してきてしまいます。できるだけ長く保存するにはどうしたらいいでしょうか。冷凍保存の他に冷蔵保存の仕方も併せて紹介します。
冷凍保存する場合
冷凍保存する場合は子房に分けます。鮮度の良いうちに冷凍した方がいいので、買って来たらつぼみが開かないうちに冷凍してしまいましょう。
①ブロッコリーを子房に分ける
②1つずつラップをする
③ポリ袋やジップバッグに入れて冷凍庫に入れる
1つずつラップをすることで取り出すときにくっついて房がボロボロになってしまうのを防ぎます。生で保存することで栄養もそのまま保存できます。
柳田ゆい
管理栄養士
食べる際は冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。 炒め物など加熱調理の場合は、凍ったまま使うことができますよ。
冷蔵保存する場合
冷蔵保存するときは子房に分けずに茎をつけたままにするのがおすすめです。
①房をポリ袋やラップなどでくるむ
②茎の切られている部分を濡らしたキッチンペーパー包んでラップする
③牛乳パックやペットボトルなどに立てて保存する。
立てて保存することで本来畑に植えてある状態に近くなり、少しですが長く保存することができます。ブロッコリーは本来耐寒性のある植物ですから、温度の低い野菜室でもつぼみが開きます。できるだけ早く食べましょう。
下処理したブロッコリーを冷凍する場合
ブロッコリーは、茹でてから冷凍保存ができます。少し固めに茹でるのがコツですが、お弁当にそのまま入れることができる上、小房が崩れにくいといったメリットがあります。
①ブロッコリーを小房に分ける
②固めに塩ゆでする
③ザルにあけて粗熱を取り、小分けにしてポリ袋に入れて冷凍保存する
できるだけ素早く茹でて冷凍するのがポイントです。冷凍庫に金属のバットを入れておき、その上にブロッコリーを置くと急速冷凍ができます。1枚冷凍やチルド室に金属製バットを入れておくとブロッコリーにかかわらず、ほかの野菜の場合でも長期の保存ができて便利です。
(*ブロッコリーの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)