カラフルな「グラスジェムコーン」とは？味わい・食べ方〜栽培方法まで紹介！
グラスジェムコーンとは何か知っていますか？カラフルな色が特徴的なトウモロコシです。今回は、グラスジェムコーンがなぜカラフルかを、味わいや〈ポップコーン〉など美味しい食べ方とともに紹介します。グラスジェムコーンの栽培方法や育て方のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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グラスジェムコーンとは？なぜカラフル？
色や形が特徴的な野菜のなかには、見た目が印象的なグラスジェムコーンと呼ばれるものが存在します。グラスジェムコーンとはどのような野菜で、なぜカラフルな見た目をしているのでしょうか。グラスジェムコーンの正体と、食用以外の活用方法について紹介します。
グラスジェムコーンは品種改良でカラフルになったトウモロコシ
グラスジェムコーンとは、品種改良によってカラフルに色付いたトウモロコシのことを指します。遺伝子組み換えで作られたと勘違いされることもありますが、実際はアメリカの農家であるカール・バーンズが品種改良を繰り返して開発したものです。2012年に種子の販売者であるシーズトラストがFacebookにてグラスジェムコーンを掲載し、有名になりました。
グラスジェムコーンの最大の特徴は虹色をした粒で、緑や黄色、青や紫などといった様々な色の粒が並ぶことからレインボーコーンとも呼ばれています。
グラスジェムコーンは食用以外にインテリアなど観賞用としても使われる
グラスジェムコーンは、食用だけでなく以下のようなインテリアなどの観賞用としても活用されています。
・オブジェ
・アクセサリー
・ポプリ
グラスジェムコーンは色が鮮やかな見た目をしているため、包葉が付いたままの状態で低温で乾燥させたものが、観賞用として使われることも多いです。乾燥させたグラスジェムコーンは数本を重ねて飾るほか、リースの飾りの材料や、ハロウィンの装飾などにも使われています。
そのほかにも、乾燥させたグラスジェムコーンの粒に穴を開けてビーズとして使ったり、ポプリに混ぜたりする使い道もあります。
グラスジェムコーンの味や美味しい食べ方は？
グラスジェムコーンはどのような味で、どのように調理すれば美味しく食べられるのでしょうか。ここでは、グラスジェムコーンの味や食感の特徴のほか、美味しい食べ方について紹介します。
グラスジェムコーンの味は椎の実に近い
グラスジェムコーンは、どんぐりの一種である椎の実に似た味わいです。トウモロコシは、食用のほか肥料用や栽培種、観賞用などの用途ごとに、デントコーン、フリントコーン、スイートコーンなどの7種類に大別されます。グラスジェムコーンはフリントコーンに属する食用のトウモロコシで、粒にくぼみがなく硬いデンプン質に覆われているのが特徴です。
日本人がよく食べているスイートコーンは甘味種コーンとも呼ばれ、柔らかいうえに甘味のあるトウモロコシです。一方で硬粒種コーンの別名をもつグラスジェムコーンはスイートコーンのような甘味はなく、食感も硬いため、食用のほか肥料用や工業用の原料などにも使われています。
グラムジェーンコーンの定番の食べ方はポップコーン
グラスジェムコーンはポップコーンとして食べるのが定番ですが、そのほかには以下のような食べ方があります。
・トルティーヤの材料にする
・タコスの材料にする
・白米とともに炊飯してトウモロコシご飯にする
グラスジェムコーンはそのまま食べるのではなく、加工して料理に使うのを前提として開発されたトウモロコシです。粒がデンプン質で覆われているため、茹でると硬くなり、枯れたものを加熱するとねっとりとした食感に変化して美味しく食べられません。グラスジェムコーンは、スイートコーンのように茹でる調理方法は向いていないと言えるでしょう。
グラスジェムコーンの最も美味しい食べ方は、実をほぐして乾燥させた後にフライパンなどで炒りポップコーンにする方法です。通常のポップコーンとは違って爆ぜにくく失敗しやすいですが、成功すると一般的なポップコーンに近い味と食感が楽しめます。なお、グラスジェムコーンで作ったポップコーンの見た目は白く、残った皮にカラフルな色が残ります。
また、粒を乾燥させたものを挽いて粉末状に加工し、水や油とともに混ぜた生地をフライパンで焼いてトルティーヤやタコスの生地を作ることも可能です。圧力鍋に粒と白米、水を加えて炊飯し、トウモロコシご飯として食べるのもおすすめです。
グラスジェムコーンの育て方・栽培方法は？
グラスジェムコーンは、普通のトウモロコシと同様に家庭でも簡単に育てることができます。ここでは、グラスジェムコーンの育て方や栽培方法、適切な収穫時期などを紹介するので、食べてみたい人は参考にしてください。