ペッパーXとは？世界一辛い唐辛子？死亡事故も？通販で購入できる？

ペッパーXと呼ばれる変わった名前の食材が、辛すぎてやばいことで注目を集めていますが、これはどのようなものなのでしょうか。まずはじめに、ペッパーXの辛さレベルや栽培地、生産地について紹介します。

上記の表は、ペッパーXをはじめとした有名な唐辛子の辛さレベルをスコヴィル値で表したものです。ペッパーXとは2017年ごろに登場した強烈な辛さが特徴の激辛唐辛子で、その辛さは世界一とも言われています。ペッパーXのスコヴィル値は、辛味調味料として有名なタバスコの1485倍、激辛料理で使われるハバネロの約10万倍もの数値です。

キャロライナ・リーパーは、世界一辛い唐辛子としてギネス記録にも認定されて一躍有名となりましたが、その後誕生したペッパーXはそれより辛い唐辛子です。ペッパーXを食べた後に動けなくなったり、キャロライナ・リーパーで限界を感じてペッパーXに挑戦できなかったりする人もいることから、強烈な辛さであることがうかがえます。

(＊唐辛子の辛さについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ペッパーXの栽培地や生産地は、ペッパーXが誕生した土地であるアメリカです。ペッパーXはアメリカのPuckerbutt Pepper Companyと呼ばれる会社で、強い辛さを持つ唐辛子を掛け合わせて作られました。ペッパーXの旬は、日本で唐辛子が作られる時と同じ8～10月ごろの季節です。

こちらの動画は、ペッパーXを使ったラーメンを実際に食べた様子を撮影したものです。ペッパーXを食べると最悪死亡するといった説がありますが、実際はどうなのでしょうか。ここでは、ペッパーXを食べた後の体調の変化について解説します。

現在のところ、ペッパーXによる死亡事例は報告されていません。ただし、生でペッパーXをかじったり、種ごと食べたりすると、体に様々な悪影響を及ぼす恐れがあります。ペッパーXを生で食べてカプサイシンを過剰に摂取すると、食道の粘膜を刺激して咳き込み続けて過呼吸の原因となったり、消化器官の粘膜が傷付くリスクが高まります。

またペッパーXを食べるだけでなく、皮膚に触れただけで焼けるような痛みを感じる場合もあるので、注意が必要です。