虫食い松茸は食べれる？塩水で虫出し・処理できる？見分け方についても紹介！

購入した松茸を包丁で切った際に虫が出てきたり、虫食いされていると気づいたりした経験がある人は少なくありません。人工栽培ができない松茸には、産地に関わらず虫食いが起こる可能性があります。切った軸の断面に空洞があり、跡に茶色い変色が見られることもあるのです。ここでは、虫食いされていた松茸は食べられるのかについて説明します。

松茸は産地によっては高額なので、虫食いだったからといってすぐに処分したくないと思うのは当然のことです。しかし軸に虫食いの跡や空洞がある松茸を食べて健康に影響がないのか、気になる人もいるでしょう。ここでは、虫食いの松茸が食べられるのかについて説明します。

松茸は虫食いされていても、処理をすれば問題なく食べることが可能です。日本国内で流通している松茸の多くはカナダ産やアメリカ産、中国産の天然ものですが、虫食いの原因が寄生虫であることは共通しています。キノコバエが松茸に産卵し、幼虫であるウジ虫が軸の内部を食べることで跡や空洞ができるのです。

しかしキノコバエのウジ虫は松茸しか食べていないので、不衛生ではありません。また松茸は加熱調理して食べるのが基本なので、その過程で殺菌されると考えられます。松茸についた虫を食べても食中毒などの心配はないものの、心理的に抵抗感を感じる人は多いです。

購入前に虫食いの松茸か否かを判断できると、調理中に落胆することもありません。ポイントを覚えておくと、虫食いの松茸を買うリスクを軽減できます。ここでは、虫食いの松茸の見分け方を説明します。

松茸を見て軸に穴がある、あるいは触った時に柔らかいものは避けましょう。松茸のかさの部分あるいは根元に小さな穴が開いている場合は、卵が産みつけられている可能性が高いです。また軸が柔らかい松茸は、ウジ虫が内部を食べて空洞になっていると考えられます。