乾燥ぜんまいの戻し方は?簡単・時短できる?失敗時の対処法も紹介!

乾燥(干し)ぜんまいの戻し方を知っていますか?今回は、乾燥ぜんまいの戻し方を<鍋・圧力鍋・炊飯器>別に比較し、一番簡単&時短できる方法を紹介します。ぜんまいの戻し方に失敗した時の原因・対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 乾燥(干し)ぜんまいの戻し方は?一番簡単・時短できるのは?
  2. ぜんまいの戻し方別に手間・時間を比較
  3. 乾燥ぜんまいの基本の戻し方【鍋】
  4. 乾燥ぜんまいの時短できる戻し方【圧力鍋】
  5. 乾燥ぜんまいの簡単な戻し方【炊飯器】
  6. 乾燥ぜんまいの戻し方に失敗した時は?原因・対処法は?
  7. 乾燥ぜんまいの戻し・アク抜きに失敗する原因と特徴
  8. アク抜きに失敗した固いぜんまいは再度お湯に浸そう
  9. 戻した乾燥ぜんまいの人気レシピも!
  10. ①本格ナムル
  11. ②ぜんまいの炒め物
  12. ③ぜんまい入り山菜ごはん
  13. 乾燥ぜんまいの戻し方を知っておこう

乾燥(干し)ぜんまいの戻し方は?一番簡単・時短できるのは?

ぜんまいはよく知られている山菜ですが、収穫時期が限られているので、旬の季節以外は保存食の乾燥ぜんまいを使うのが一般的です。しかし、乾燥ぜんまいの戻し方や調理法について詳しく知らないという人も多いです。ここでは、乾燥ぜんまいの戻し方について紹介します。

ぜんまいの戻し方別に手間・時間を比較

手段 手間 時間 仕上がり
多い 3時間~一晩 ムラもなく仕上がりが良い
圧力鍋 少ない 1時間 良い
炊飯器 少ない 8時間 良いが臭みやくせが残ることもある

乾燥ぜんまいの戻し方には色々な方法があり、以下に紹介するように、それぞれに手間やかかる時間が違います。

・鍋 手間がかかるが丁寧で失敗が少ない
・圧力鍋 最も早く時短が叶う
・炊飯器 もっとも簡単にできるが時間がかかり、くせが残ることもある

もっとも手間がかかる戻し方は鍋を使った方法で、数回にわたり鍋で炊くことになるので、作業だけでも3時間程度かかります。一方、圧力鍋を使った戻し方は、一番早くて時短ができる方法です。加圧する戻し方のため、作業時間は数分で戻すことも可能です。

最後に、炊飯器で戻す方法もあり、時間はかかりますが手間が最も少なく、ほとんど放置するだけで簡単に乾燥ぜんまいを戻すことができます。簡単ですが、水を変えたりする機会が少なく、臭みが残るケースもあるので注意が必要です。

乾燥ぜんまいの基本の戻し方【鍋】

ここでは、鍋を使った乾燥ぜんまいの戻し方を紹介します。

1.乾燥ぜんまいを軽く洗い、一晩水につけておく
2.鍋に乾燥ぜんまいと水を入れ、沸騰直前まで加熱する
3.お湯が冷めたら、軽く揉み洗いする
4.もう一度鍋に水とぜんまいを入れ、同じように沸騰直前まで加熱する
5.お湯が冷めたら揉み洗いをするまでの工程を2~3回繰り返す
6.最後は火を止めて一晩つけたまま置いておく


乾燥ぜんまいを鍋で戻す方法は、もっとも手間がかかるアク抜き方法です。何度も沸騰直前まで加熱しては、お湯を冷まし、また加熱する工程を繰り返します。数回繰り返した後は、沸騰直前で火を止め、そのまま一晩寝かす必要があるので、全体ではアク抜きだけで丸一日かかることになります。

ただし、丁寧に行う分しっかりと戻すことができ、仕上がりも良いのでおすすめです。火加減や戻り具合も、作業中確認しながらアク抜きができるので失敗も少ないです。

乾燥ぜんまいの時短できる戻し方【圧力鍋】

ここでは、圧力鍋を使った乾燥ぜんまいの戻し方を紹介します。

1.乾燥ぜんまいを軽く洗い、一晩水につけておく
2.圧力鍋の中にぜんまいと、多めの水を入れて火にかけて3分加圧する
3.3分経ったら火を止め、圧が下がり冷めるのを待つ
4.最後に揉み洗いをして完成


圧力鍋はしっかり加圧して戻すことができるので、何度も火にかける手間がありません。鍋を使う戻し方よりも時短が叶い、仕上がりも良いので忙しい時に便利です。ただし、加圧しすぎることもあるので、コツをつかむまでは失敗する場合も珍しくありません。

乾燥ぜんまいの簡単な戻し方【炊飯器】

ここでは、圧力鍋を使った乾燥ぜんまいの戻し方を紹介します。

1.乾燥ぜんまいを軽く洗い、一晩水につけておく
2.たっぷりの水と共に鍋に入れ、沸騰直前まで加熱する
3.保温状態にした炊飯器にお湯ごと移して8時間ほどおく
4.最後に揉み洗いをして完成


乾燥ぜんまいは、炊飯器を使うことで手間なく簡単に戻すことも可能です。炊飯器を使うときは、保温機能を利用し、じっくり時間をかけて加熱して戻します。スイッチを入れた後は、基本的に放置できる戻し方なので、手間がなく楽な方法です。ただし、何度も水を変えることもなく、茹で汁に長時間つけることになるので臭みが残る場合もあります。

気になる人は、一度茹でこぼした後、再度沸騰直前まで加熱したぜんまいと茹で汁を炊飯器に入れて保温してください。

乾燥ぜんまいの戻し方に失敗した時は?原因・対処法は?

乾燥ぜんまいを戻すには手間もかかるので、失敗することも多いです。せっかく保存していた乾燥ぜんまいの戻し方に失敗した時は、どうすればよいのでしょうか。ここでは、乾燥ぜんまいの戻し方に失敗した場合の原因や対処法を紹介します。

乾燥ぜんまいの戻し・アク抜きに失敗する原因と特徴

乾燥ぜんまいの戻し方やアク抜きに失敗した時の原因と特徴を、以下に紹介します。

【結果】とろけてしまう 【原因】温度変化や加圧が適切でない
【結果】固い 【原因】水に浸けた時間が短い・加熱時間が短い


乾燥ぜんまいの戻し方やアク抜きに失敗するときの大半は、柔らかくなりすぎてとろけてしまう場合と固くなってしまう場合に分けられます。とろけてしまう場合は、加圧や加熱しすぎて、ぜんまいの繊維が崩れてしまい、適度な形や食感が残せなかったと考えられます。鍋で戻す場合は沸騰直前で火を止め、圧力鍋で戻す時も加圧しすぎないように気を付けてください。

また、アク抜きが終わっても固い場合は、最初に水につける時間が短かったことや、加熱時間が足りない場合が多いです。固い場合は再調理して戻すこともできるので、次の見出しでぜんまいが固かった時の対処法を確認してください。

アク抜きに失敗した固いぜんまいは再度お湯に浸そう

アク抜きに失敗して固くなったぜんまいは、再度お湯に浸しておくことで柔らかく戻すことができます。この時、加熱しすぎるととろけてしまう場合もあるので注意してください。固いぜんまいは、沸騰直前かややぬるい程度のお湯につけ、そのまま冷めるまで放置することで適度な柔らかさに戻ります。

アクが強いぜんまいは、通常のアク抜きをしても苦い場合があります。戻したぜんまいが苦い時は、沸騰直前まで温めたお湯に重曹を少々加えた、重曹水につけて放置しましょう。重曹を入れすぎると溶けてしまうので、一つまみ程度の重曹にしてください。冷めるまで放置した後、しっかり重曹水を揉み洗いして落とせば完成です。

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