冷凍した肉の賞味期限はいつまで?半年・1年前は危険?保存法や解凍のコツも解説!
冷凍肉の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、冷凍肉の賞味期限を肉の種類別に比較して、〈半年・一年〉など期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。冷凍肉におすすめの解凍方法や、賞味期限切れ・腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- 冷凍肉の賞味期限はどのくらい?半年も持つ?
- 冷凍肉【種類別】の賞味期限の目安
- 冷凍肉の賞味期限が切れるとどうなる?
- 劣化して食べるのを避けたほうがいい状態
- 劣化した肉を食べる際は食中毒に要注意
- 肉を冷凍して保存する方法・注意点は?
- ①ドリップをキッチンペーパーで拭き取ってから冷凍する
- ②保存袋・ラップを使う
- ③小分けにする
- ④急速冷凍する
- ⑤買ってきたらすぐ冷凍する
- ⑥冷凍庫の温度を上げない
- 冷凍肉のおすすめの解凍方法は?
- ①氷水で解凍
- ②冷蔵庫で解凍
- ③電子レンジで解凍
- ④常温で解凍はおすすめできない
- ⑤流水で解凍
- 冷凍肉を解凍する際の注意点
- ①再冷凍しない
- ②完全に解凍しない
- ③急激に温度を上げない
- ④解凍後すぐ調理しない
- 冷凍肉の賞味期限に注意しよう
冷凍肉の賞味期限はどのくらい?半年も持つ?
肉を買っても使い切れずに冷凍する事はよくありますが、冷凍した場合の賞味期限は半年も持つのでしょうか。肉の種類別に、賞味期限の目安を紹介します。
冷凍肉【種類別】の賞味期限の目安
ひき肉 | もも肉 | ステーキ肉 | ブロック肉 | |
鶏肉 | 1週間 | 2週間 | - | 3~4週間 |
牛肉 | 2週間 | 3週間 | 3週間 | 4週間 |
豚肉 | 2週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 |
主に鶏肉、豚肉、牛肉の順に賞味期限が短くなります。ひき肉なら1~2週間、ブロック肉やスライスされた肉なら2~4週間が冷凍した場合の賞味期限の目安になり、冷凍しても半年ともちません。半年も保存すると冷凍肉は傷んでしまうので、なるべく早く使い切りましょう。
空気に触れる面積が大きいひき肉は賞味期限が短く、触れる面積が小さいブロック肉は賞味期限が長くなる傾向があります。
冷凍肉の賞味期限が切れるとどうなる?
保存していた冷凍肉の賞味期限が切れると、どのような状態になるのでしょうか。劣化したか見た目でわかるのか、食べることは危険なのかを紹介します。
劣化して食べるのを避けたほうがいい状態
以下のような状態になったら冷凍肉の賞味期限が切れていると判断できるので、食べるのは避けたほうがいいでしょう。
・色がくすんだ暗い色になる
・表面が乾燥している
上記の変化は冷凍焼けと呼ばれる状態で、乾燥や酸化によって食感や味、見た目が悪くなります。半年以上保存した冷凍肉は冷凍焼けがとても進行しているので、確実に廃棄しましょう。まれに1年近く経った冷凍肉を食べた話なども聞きますが、おすすめはしません。定期的に冷凍庫を整理して、早めに食べる習慣を付けましょう。
また、肉を再冷凍する事も冷凍焼けを進行させ、味や品質低下の原因になるため、解凍したら一度に全て使い切るようにしましょう。
(*冷凍焼けした肉は食べられるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
劣化した肉を食べる際は食中毒に要注意
品質が劣化してしまった冷凍肉で気を付けるべき食中毒菌は様々あります。食中毒菌の一例を紹介します。
・カンピロバクター
・サルモネラ菌
・腸管出血性大腸菌
カンピロバクターやサルモネラ菌は主に鶏肉、腸管出血性大腸菌は牛肉などでよくみられる食中毒菌で、激しい腹痛や下痢を引き起こす危険な菌です。
これらの菌は感染力が強く、少量でも食中毒の症状が出てしまいますが、肉の中心まで75℃以上、1分間の加熱でこれらの菌を死滅させることができます。しかし、冷凍肉は劣化が激しいため、加熱しても食べることは避けたほうが無難でしょう。
肉を冷凍して保存する方法・注意点は?
肉をどのように冷凍すれば、美味しさを保ちながら保存できるのでしょうか。冷凍する際にやっておくべき下処理方法や、注意点をいくつか紹介します。
①ドリップをキッチンペーパーで拭き取ってから冷凍する
ドリップと呼ばれる赤い液体には、肉の水分やたんぱく質などの成分が含まれています。そのまま冷凍すると霜や臭みの原因となるだけでなく、肉が傷む原因にもなるので冷凍前にペーパータオルでよく拭き取りましょう。