冷凍焼けした肉は食べれる?元に復活する?原因や防止する保存のコツを紹介!
肉が冷凍焼けしてしまったことはありませんか?食べられるのでしょうか?今回は、冷凍焼けした肉を復活させる塩水での解凍法や、美味しく食べる方法も紹介します。肉の冷凍焼けを防止できる保存方法・コツも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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肉が冷凍焼けした…食べられる?大丈夫?
安い時に牛肉などをまとめ買いして冷凍保存していたものの、気が付いた時に変色したり臭いがしたりした経験がある人は多いことでしょう。そんな冷凍焼けした肉を食べて、問題がないのかも気になるところです。ここでは、冷凍焼けの原因と食べられるのかを説明します。
冷凍焼けした際の原因
牛肉に限らず豚肉や鶏肉を保存している間に、冷凍焼けする原因は以下の通りです。
・乾燥により肉の水分が抜けてしまう
・肉の水分が抜けたことで酸化が進む
・酸化によって変色や油焼けを起こす
牛肉や豚肉などの種類を問わず、冷凍保存ができる期間は1ヶ月が目安です。ひき肉の場合は肉の種類が何であっても、2週間が冷凍保存するのに適した期間となります。それを過ぎると冷凍焼けをしてしまうので、注意が必要です。
冷凍焼けした肉は食べられるが劣化している
食品を長期間冷凍保存したことで水分が抜けて乾燥、酸化が進むと、以下のように劣化した特徴がみられるようになります。
・肉が変色している
・肉がパサパサしている
・肉の表面がデコボコしている
・臭いを感じる
・味が劣化している
冷凍焼けの特徴がみられる肉を食べても、風味が劣化しているだけで食中毒の直接的な原因にはならないものです。しかし、そのまま食べると臭いや味の変化が気になって、新鮮な肉のように美味しく食べるのが難しくなるでしょう。
(*冷凍焼けの原因と対処法について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
冷凍焼けした肉は復活できる?
牛肉や豚肉、鶏肉などが冷凍焼けしてしまっても、そのまま処分するのが忍びない人も多いものです。そんな冷凍焼けした肉を、復活させる方法がないかが気になるところです。ここでは、冷凍焼けした肉を復活できるか否かについて説明します。
冷凍焼けした肉が完全に元に戻ることはない
冷凍焼けした肉に下ごしらえすることである程度まで復活させることはできますが、肉を完全に元の状態まで戻すことはできません。しかし変色や味の変化を和らげることはできるので、冷凍焼けした肉を食べる際には試してみることをおすすめします。
塩水に浸けて解凍することで若干復活する
冷凍焼けした肉は塩水に浸けて解凍することで多少復活させることができ、その手順は以下の通りです。
①冷凍焼けした肉の量をはかる
②ポリ袋に冷凍焼けした肉と同量の水と3%の塩を入れて塩水を作る
③よく振って混ぜた塩水に冷凍焼けした肉を入れる
④ポリ袋の口をしっかり閉じ、2~3日冷蔵庫に入れる
⑤調理前に水分を拭き取る
これは塩水の浸透圧の関係で肉から抜けていた水分が戻ることによるもので、ステーキ用の牛肉やとんかつ用の豚肉など厚みのある肉に適した解凍方法です。しかしひき肉には使えず、薄切り肉に試しても効果が感じられないケースがあります。また、冷凍焼けする前の状態まで戻るわけではないことも、理解しておきましょう。
冷凍焼けした肉を美味しく食べるには?
冷凍焼けした肉は塩水を用いて解凍しても、元の美味しさに戻ることはありません。しかし調理方法に工夫することで、酸化した肉も美味しく食べられるようになります。ここでは、冷凍焼けした肉を美味しく食べる方法を紹介します。
①酢で臭み消しをする
肉が冷凍焼けして風味が落ちている時は、酢で臭み消しをしましょう。肉そのものを酢に浸けるだけでなく、調理の際に酢を使うのも有効な方法です。酢には独特の臭いがありますが、加熱することで和らぐため調味料としても使いやすいでしょう。また酢を使うことで、肉を柔らかくする効果も期待できます。