羊羹の賞味期限はいつまで?切れても食べられる?日持ちする保存法も紹介!
羊羹の賞味期限の目安を知っていますか?今回は〈未開封・開封後〉や〈練り羊羹・水羊羹・蒸し羊羹〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。羊羹の日持ちする保存方法や、腐って食べられない場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
羊羹が保存性に優れた食品なのは前述の通りですが、ここでは賞味期限切れのものを食べることができるのか、その定義などを絡めながら紹介します。
賞味期限の定義
賞味期限とは、農林水産省や厚生労働省が定めた基準を元に決められた、未開封の食品の味を保つ目安です。似たようなものに消費期限がありますが、こちらは安全に食べられる期限を示したものです。
これらは食品を常温・冷蔵・冷凍など食品ごとに細かく分けられた温度帯で保存したときに、味や見た目、また菌数などの化学的な検査をして計算された日持ち期間を元に決められます。賞味期限・消費期限はここで導き出された最大日数に安全係数の0.8を掛けて算出されている値であるため、多少期限が切れていても問題なく食べられることが多いです。(※1)
羊羹が腐っていなければ食べられる
賞味期限は主に傷みにくい食品に、消費期限は傷みやすい食品に表示されています。羊羹に表示されているのは賞味期限なので、味を重視しないのであれば期限切れのものも食べることは可能です。(※2、3)
ネット上では賞味期限切れ19年の虎屋の羊羹を食べた人や、賞味期限切れ30年のものを食べた人の話がありますが、そのいずれも体調を崩したような報告はありません。ただし、保存状態が良くても、賞味期限切れのものを食べるのはあくまで自己責任である点を忘れないようにしましょう。
羊羹の賞味期限が切れて腐るとどうなる?
保存性に優れる羊羹でも、食品である以上腐ることがあります。ここでは羊羹が腐ったときに起こる変化について紹介するので、賞味期限切れのものを判断する際に参考にしてみてください。
①匂い
匂いの変化は以下の通りです。
・すっぱい臭い
・カビ臭
このような臭いを感じた場合は腐っている可能性があるので、羊羹の甘い香り以外がしたときは食べるのを控えた方が良いです。未開封のものであっても小さな穴が開いていた場合、そこから腐り始める可能性もあるので、まずは匂いを確認しましょう。
②見た目
見た目の変化は以下の通りです。
・糸を引く
・変色する
・カビが生える
羊羹特有のねばりではなく、ヌメヌメとしたテカリが見られたり糸が引いている場合は危険です。また、色が変わり始めている箇所があれば注意しましょう。特にカビに関しては、部分的に削り取っても食品からカビ毒を完全に取り除くことができないので、食べることはお勧めできません。
③味
味の変化は以下の通りです。
・すっぱい
・舌がしびれる
羊羹に限らず腐った食品はこのような特徴がありますが、甘さ以外に違和感を感じた場合は食べるのをやめましょう。しかし、味以前に匂いや見た目から判断する方が健康のためにはお勧めです。
羊羹の日持ちする保存方法は?
製法によって賞味期限の異なる羊羹ですが、それぞれにあった保存方法があります。ここでは長く、美味しく食べるためのポイントを紹介します。
①常温保存
常温保存がお勧めな羊羹は、以下の様なものです。
・未開封品
・練り羊羹
未開封品は、特に保存方法の指定がなければ常温保存で大丈夫ですが、強い光が当たるような場所や温度変化の大きな場所は避けて下さい。冷たい羊羹が食べたいときは、その都度冷蔵庫で冷やすようにしましょう。
何も具材が入っていない通常の練り羊羹は開封後も常温保存で大丈夫ですが、切り口をラップで覆うなどして乾燥や腐敗菌・カビなどが発生するのを防ぎましょう。