牛肉の生焼け・レアを食べても大丈夫な理由とは?危険な場合もあるって本当?

牛肉は、家庭で食べる機会も多い食肉です。牛肉が生焼け・レアは食べても良いと聞きますが本当でしょうか?今回は、牛肉の生焼けは豚肉・鶏肉などと違いOKな理由や生焼け牛肉が危険な場合などを紹介します。生肉を扱う際の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 生焼け牛肉を食べてしまった…
  2. 牛肉は生焼けでも食べても大丈夫な理由とは?
  3. 鶏肉・豚肉と違い中に菌が存在しないから
  4. レアステーキ・ビーフステーキなどは生焼けでOK
  5. 生焼け牛肉が危険な場合とは?
  6. ①常温で長時間放置している
  7. ②腐っている
  8. ③レバー・ホルモンの生焼け
  9. ④ミンチ・ハンバーグの生焼け
  10. 牛肉による食中毒を避けるために注意すべきこと
  11. 生肉を触った箸・トングで食べない
  12. 牛肉以外の生焼けは安全?危険?
  13. ①鶏肉の場合
  14. ②豚肉の場合
  15. ③鹿肉の場合
  16. 牛肉は生焼けでも安全!

生焼け牛肉を食べてしまった…

レストランでは、牛肉が「レア」の状態で提供されたり、スーパーでは中心部が生焼けのように見えるローストビーフが販売されていることがあります。中心部まで火が通っていない牛肉を食べても、体に害はないのでしょうか。

牛肉は生焼けでも食べても大丈夫な理由とは?

牛肉は、鶏肉や豚肉とは違って、生焼けでも食べることができる食肉と言われています。それには、どのような理由があるのでしょうか。

鶏肉・豚肉と違い中に菌が存在しないから

日本でよく食べられている食肉には、牛肉の他に、鶏肉や豚肉などがあります。生の鶏肉や豚肉には、肉の中に人の健康を害する恐れがある細菌類が付いていることがあるため、生焼けで食べることは推奨されていません。

その一方で、牛肉には人間に害を及ぼすような寄生虫や菌が存在する可能性が低いため、生焼けでも問題ないとされています。

レアステーキ・ビーフステーキなどは生焼けでOK

牛肉の内部に菌が存在する可能性は低いものの、牛肉を素手で触ったり、まな板でスライスする際に、牛肉の表面に様々な菌が付着してしまう場合もあるでしょう。こういった過程で牛肉に付いた細菌を口にしてしまうと、食中毒を引き起こす原因にもなります。

しかし、調理などの過程で牛肉の表面に付いた菌は肉の内部には入り込まないため、表面を加熱することで死滅させることができます。したがって、レアステーキやビーフステーキなど表面を加熱する調理法で調理してあれば、中心部が生焼けでも安心して食べることができるでしょう。

(*「ローストビーフは生焼けでも問題ないのかどうか」について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ローストビーフの生焼けは食べても大丈夫?再加熱のコツや見分け方・防止策など紹介!

生焼け牛肉が危険な場合とは?

牛肉は、生焼けの状態でも表面を加熱していれば安全に食べられることが分かりました。ただし、牛肉の状態や部位によっては生焼けで食べると危険なケースもあるので注意が必要です。

①常温で長時間放置している

牛肉は、常温にしばらく置いてから調理すると美味しくなると言われています。しかし、常温で長時間牛肉を放置しすぎると、牛肉の表面に付いた菌が異常増殖して食中毒を起こしてしまう場合もあります。牛肉を常温に出しておく際は、1枚肉なら30分から1時間、塊肉なら1時間から2時間を目安に留めましょう。夏場はこの時間の半分程度と考えてください。

②腐っている

腐った牛肉には有害な細菌などが繁殖し、加熱によって分解されない毒素が生成されている場合もあるため、しっかり焼けていても食べることはできません。牛肉が腐っているかどうかは、見た目や匂いで判別できます。

新鮮な牛肉は赤色ですが、腐ると灰色や緑色に変色します。また、牛肉から腐敗臭や酸っぱい匂い、アンモニア臭など、明らかに嫌な匂いがする場合も、腐っているサインです。牛肉がこのような状態になってしまったら、迷わず廃棄しましょう。

③レバー・ホルモンの生焼け

関連する記事

肉類・肉加工食品のアクセスランキング

人気のある記事ランキング