ペポかぼちゃとは?味・見た目など種類別に!種の食べ方・効能も紹介!
【管理栄養士監修】ペポかぼちゃを知っていますか?聴きなれませんが実は馴染み深いかぼちゃです。ハロウィンの時期になると見かける機会も多くなるペポかぼちゃについて、詳しく見ていきましょう。ペポかぼちゃの種の効果や食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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②金糸瓜
金糸瓜は、その名の通りウリ科の野菜です。楕円型で、10cm~15cm程度の大きさです。実を茹でてから冷水で締めると、実が細くほぐれることが特徴です。ほぐれた実がそうめんのように見えることから、そうめんかぼちゃとも呼ばれています。日本かぼちゃや西洋かぼちゃとは違って、茹でてもシャッキリとした食感で、あっさりとした味わいです。
皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンCと、赤血球を作る葉酸が多く含まれており、葉酸は胎児の発育に必須の栄養素であるため、妊娠中の方におすすめです。
③アトランティックジャイアント
アトランティックジャイアントは、ウリ科の中でも最大級の大きさを誇るペポかぼちゃの1種です。サイズは180cm近く、800kgを超える重さになることもあります。
パイにして食べることもありますが、とても水っぽいため、食用としてではなく、ディスプレイとして使われることがほとんどです。家畜の餌として利用されることもあります。ハロウィンの時期になると、イベント会場などの飾りとして取り寄せられることも多いです。
④プッチーニ
小ぶりなサイズ感がかわいらしいプッチーニは、ペポかぼちゃの仲間です。手のひらサイズで、重さは200g~300g程度しかありません。皮も実も鮮やかな黄色をしており、甘みが強いことが特徴です。
サイズが小さいので、丸ごと調理しても火が通りやすいのが嬉しいポイントです。食卓が華やぐのでハロウィンパーティーにおすすめです。また、ハロウィンを盛り上げてくれるランタンも、小ぶりなプッチーニを使うと細工が簡単です。
(*プッチーニかぼちゃについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤どんぐりかぼちゃ
日本かぼちゃや西洋かぼちゃのような見た目のペポかぼちゃです。生のままだとズッキーニと似た青臭さがありますが、加熱するとほんのりとした甘みに変わります。
皮がとても固く、加熱しても崩れることがありません。そのため、調理するときは皮をむいて、実だけを使います。火を通しても皮が崩れないので、皮を器にした料理に使われることもあります。日本ではあまり出回っていませんが、海外では食卓にあがる機会の多いポピュラーな品種です。
⑥パティパンカボチャ
パティパンカボチャはペポかぼちゃの中でも、ユニークな形をしており、円錐状でコマのような形が特徴です。色もカラフルで、緑色や黄色、真っ白なものもあります。
実は固めですが、優しい甘みがおいしいペポかぼちゃです。炒め物や煮込み料理、ソテーなど、幅広い料理に使うことができます。名前の由来にもなっているパティパンとは、パイを焼くために使う小さい鍋のことです。見た目が似ていることから、パティパンカボチャと呼ばれています。
⑦ストライプペポ
出典: @inaduma
はっきりとした黄色に緑の縦縞が特徴的なストライプペポは、北海道農業研究センターで品種登録された、日本のペポかぼちゃです。食用種子を生産するために作られました。ストライプペポの種には殻がありません。また、日本かぼちゃや西洋かぼちゃの種よりもサイズが大きく、濃厚な味わいです。
栄養価も高く、貧血を予防する鉄分や、味覚を正常に保つ亜鉛をたっぷりと含んでいます。また、膀胱などの泌尿器系の問題を解消する効能もあります。