チョコレートが湯煎で溶けない・固まる…原因や対処法は?失敗を防ぐコツやリメイク術も!
チョコレートが湯煎で溶けない・固まる原因を知っていますか?ぼそぼそになるのを防ぎたいですよね。今回は、チョコレートが湯煎で溶けない・固まる原因や対処法に加えて、<湯煎・電子レンジ・オーブン>別に失敗しない溶かす方法を紹介します。失敗したチョコレートの復活方法やリメイクレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- チョコレートが湯煎で溶けない・固まる原因は?なぜぼそぼそに?
- ①チョコレートに水が入った
- ②チョコレートを溶かす温度が高い
- ③チョコレートを混ぜられていない
- チョコレートが湯煎で溶けない・固まるのを防ぐ方法・コツは?
- ①チョコレートは細かく刻み大量に入れる
- ②チョコレートを溶かす器具は乾燥させる
- ③チョコレートを溶かす温度はしっかり測る
- ④チョコレートはゆっくり混ぜる
- チョコレートを上手に溶かす方法は?湯煎以外も!
- ①湯煎
- ②電子レンジ
- ③オーブン
- 溶けない・ぼそぼそのチョコレートを復活させる方法は?
- ①油分と水が分離している場合
- ②ぼそぼそになっている場合
- 失敗したチョコレートのリメイクレシピを紹介!
- ①チョコいちご
- ②チョコクッキー
- ③ブラウニー
- チョコレートが湯煎で溶けない原因を知っておこう
チョコレートが湯煎で溶けない・固まる原因は?なぜぼそぼそに?

手づくりチョコレートを作る時にチョコレートが湯煎で溶けなかったり、ぼそぼそと固まったりすることがありますが、どうしてなのでしょうか。ここでは、チョコレートを湯煎で溶かすときに、うまく溶けない理由や、ぼそぼそと固まる原因について紹介します。
①チョコレートに水が入った
姉から失敗作もらったw
— taiga (@taiga_miro) February 13, 2017
湯煎したチョコに水入れると2度と溶けないらしいので注意だよ! pic.twitter.com/FEiXwjhwrD
チョコレートを湯煎にかけた時に、水分が入るとうまく溶けないので注意が必要です。チョコレートを溶かすときに水が入ると、チョコレートに含まれる糖分が水分と結びついて分離し、うまく溶けません。たった1滴の水であっても、チョコレートが溶けない原因になるので、湯煎する時にお湯が飛び跳ねてチョコレートに混ざらないように注意しましょう。
②チョコレートを溶かす温度が高い
悲報。閲覧注意。チョコレートを高温で湯煎してはいけないということを知った🍫世の中の乙女全員この失敗を乗り越えてきたんじゃないだろうか🤔 pic.twitter.com/yTj3YG9OKq
— おっㄜん (@OS3plus) February 15, 2023
チョコレートを湯煎で溶かすときに、温度が高すぎても分離してぼそぼそと固まる結果になってしまいます。チョコレートがうまく溶ける温度は50℃程度で、それ以上高温になると油分が溶けだして分離する原因になります。また、ホワイトチョコレートはミルクチョコレートやスイートチョコレートより低い40℃程度で溶かす必要があるので注意が必要です。
③チョコレートを混ぜられていない
チョコレートの湯煎失敗した~😅
— OLEO (@OLEO46988820) February 11, 2019
溶けるどころか、固まった🤣#チョコレート #バレンタインデー pic.twitter.com/1WjoTtZ2Se
チョコレートを溶かすときに、うまく全体が混ざらないまま冷えて固まる場合もあります。溶かしながら全体が滑らかになるように、混ぜながら溶かすと失敗しにくいです。全体が混ぜられていない状態で冷えると、ぼそぼそとした不自然な食感で固まります。
チョコレートが湯煎で溶けない・固まるのを防ぐ方法・コツは?

チョコレートは水や温度など、色々なことが原因でうまく溶けずに固まる場合があります。ここでは、チョコレートが湯煎で溶けなかったり固まったりするのを予防するコツについて紹介します。
①チョコレートは細かく刻み大量に入れる
チョコレートを湯煎にかける時は、事前に細かく刻んでおくと、分離しにくくぼそぼそと固まるのを防げます。また、少量のチョコレートを溶かすと温度管理が難しくなり、すぐに高温になるので量は多い方が失敗しにくいです。
②チョコレートを溶かす器具は乾燥させる
チョコレートを湯煎にかける時に、水が入ると分離してうまく溶けないので、湯煎に使う器具についた水分に気を配ることが大切です。使うボウルやゴムベラなどに水分がついていると、チョコレートに水が入る原因になってしまうので、使う器具はよく乾燥させてから使用してください。
③チョコレートを溶かす温度はしっかり測る
チョコレートを湯煎して失敗する原因の一つは温度管理がうまくできていないことなので、溶かす温度をしっかり測ると失敗しにくいです。調理用の温度計を用意して、溶かす間のチョコレートの温度を測ります。適温である50~55℃を超えるほど高温になるときは、湯煎を外して温度を調節してください。
④チョコレートはゆっくり混ぜる
チョコレートを湯煎にかける時は、よく混ぜることも必要ですが、全体をゆっくり混ぜて空気が入らないようにすることも大切です。泡立てるようにかき混ぜると、かえって空気が入ってしまって仕上がりの食感が悪くなる場合もあります。
チョコレートを上手に溶かす方法は?湯煎以外も!

手づくりチョコレートを作るときは、チョコレートを溶かす必要がありますが、湯煎以外にもやり方はあるのでしょうか。ここでは、チョコレートを溶かす方法について、より詳しく紹介します。
①湯煎
チョコレートを溶かす代表的な方法が湯煎で、以下のような道具と手順で湯煎すれば失敗がありません。
【道具】
・水気のついていない乾いた耐熱ボウル
・ゴムベラ
・鍋
【手順】
1.鍋に水を入れて火にかける
2.適度に温まったら、チョコレートが入った耐熱ボウルを鍋に入れる
3.チョコレートが少し溶けだしてきたら、ゆっくり全体を混ぜる
4.全体がうまく溶けて混ざったら鍋からおろす
チョコレートを湯煎にかける時に使う道具は、すべて水分がついていないよく乾燥したものにしてください。溶かすチョコレートは事前に刻んでおき、耐熱ボウルに入れてお湯が入った鍋につけて溶かします。鍋を火にかけ続けると高温になる恐れがあるので、お湯が温まったら火を止めてください。
チョコレートが溶けてきたら、全体をゆっくりと混ぜて滑らかな状態に仕上げて完成です。湯煎にかける時は、鍋のお湯から上がる水蒸気がチョコレートに混ざらないように気を付けるのもポイントです。
②電子レンジ
チョコレートは湯煎ではなく、電子レンジで加熱して溶かすこともできます。
【道具】
・水気のついていない乾いた耐熱ボウル
・ゴムベラ
【手順】
1.チョコレートを細かく刻む
2.耐熱ボウルにチョコレートを入れ、電子レンジ500Wで50秒加熱して混ぜる
3.電子レンジ500Wで40秒加熱して全体を混ぜる
4.電子レンジ500Wで30~40秒加熱したする
5.余熱でチョコレートを溶かしながら全体を混ぜる
チョコレートを電子レンジで溶かすときは、むらなく熱が通るように細かく刻んでおく必要があります。ラップをせずに電子レンジにかけて、少しずつ溶かしながら混ぜましょう。
一度に溶けるまで加熱するのではなく、50~40秒程度加熱してはよく混ぜる工程を繰り返し、全体がしっかり温まったら余熱で溶かします。電子レンジをかけすぎると高温になり、うまく溶けないので注意してください。
③オーブン
チョコレートは、以下のような道具と手順でオーブンで熱を加えて溶かすこともできます。
【道具】
・水気のついていない乾いた耐熱ボウル
・ゴムベラ
【手順】
1.細かく刻んだチョコレートを耐熱ボウルに入れる
2.200℃で予熱したオーブンの中に耐熱ボウルを入れる
3.そのまま余熱でチョコレートを溶かす
オーブンでチョコレートを溶かす場合は、直接加熱するのではなく高温の庫内の余熱で溶かす方が失敗しにくいです。耐熱ボウルに入れたチョコレートをオーブンの中に入れ、1~2分ほどたってから取り出して全体を混ぜます。もう一度庫内に戻し、少したってから全体を混ぜる工程を繰り返して、全体を滑らかに溶かします。
溶けない・ぼそぼそのチョコレートを復活させる方法は?

チョコレートを湯煎にしてぼそぼそしてしまった場合、復活させる方法はないのでしょうか。ここでは、湯煎に失敗したチョコレートを復活させる方法について紹介します。
①油分と水が分離している場合
チョコレートの油分と水分が分離してしまった場合、もう一度湯煎にかけて混ぜては冷ます工程を繰り返すことで、復活できる場合があります。この時、湯煎する温度は50℃程度をしっかり守ってください。50℃になったチョコレートを混ぜては冷まし、また温める工程を繰り返せば、分離した油分とぶつぶつした塊がうまく混ざります。
②ぼそぼそになっている場合
チョコレートがぼそぼそに固まる場合、水分が入ったことが原因であれば復活することもあります。水分が入ってぼそぼそになったチョコレートを湯煎にかけ、適度に温まったら、沸騰直前に温めた生クリームを少しずつ加えて混ぜます。この時、生クリームを沸騰させないように気を付けてください。
また、一度に生クリームを加えるのではなく、チョコレートを温めながら少しずつ生クリームを混ぜながら加えると失敗しにくいです。生クリームの油分とチョコレートが、滑らかにまとまれば完成です。ただし、ぼそぼそした原因がチョコレートが焦げたことにある場合は、復活できません。
失敗したチョコレートのリメイクレシピを紹介!
チョコレートを溶かして失敗した場合、捨てずにほかのお菓子に作り変えるリメイクレシピを知っていると安心です。ここでは、おすすめの失敗したチョコレートのリメイクレシピを紹介するので、参考にしてください。
①チョコいちご
湯煎で失敗したチョコレートをもう一度固めるようにして、いちごで挟む簡単なリメイクレシピです。いちごの甘酸っぱさでチョコの美味しさも引き立ち、失敗が気になりません。いちご以外の果物でもできるので、お好みのフルーツで試してみてください。
②チョコクッキー
分離したチョコレートに砂糖や卵、小麦粉などを加えてクッキーにするリメイクレシピです。サクサクした食感に仕上がるので、チョコレートが分離したぼそぼそした食感がわかりません。
③ブラウニー
水分が入って溶けなかったチョコレートに、バターを加えて加熱し、溶かし直して使うレシピです。玉子や砂糖、小麦粉などを加えて生地にして、型に入れて焼くだけで美味しいブラウニーに仕上がります。お好みでナッツやドライフルーツを加えると、より美味しいです。
チョコレートが湯煎で溶けない原因を知っておこう
チョコレートを溶かすときは、失敗の原因を知っておくことと、適切な予防ができるのでおすすめです。どうしても溶けないチョコレートになってしまった場合は、紹介したリメイクレシピや復活方法が参考になります。失敗しても無駄にしなくて済むので、溶けないことを恐れずに手づくりチョコレートに挑戦してみてください。