ズッパイングレーゼとは?デザート?意味や作り方・人気レシピ5選も紹介!
ズッパイングレーゼを知っていますか?今回は、イタリアの〈デザート・ケーキ〉であるズッパイングレーゼについて、簡単な作り方や、ズッパの〈意味〉などを紹介します。ズッパイングレーゼとティラミスとの違いや、イタリア語での意味に加えて、おすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- ズッパイングレーゼについて知りたい…
- ズッパイングレーゼとは?名前の意味は?
- ズッパイングレーゼとはイタリアのお菓子・デザートのこと
- ズッパイングレーゼの名前の意味は「イギリス風のスープ」
- ズッパイングレーゼとティラミスの違い
- ズッパイングレーゼの簡単な作り方は?
- 材料
- 作り方・手順
- ズッパイングレーゼを美味しく作るコツは?
- ①粉をふるって入れる
- ②ボウルに氷を入れて冷やしておく
- ③カスタードクリームを裏ごしする
- ズッパイングレーゼのおすすめレシピ5選を紹介!
- ①いちごのズッパイングレーゼ
- ②グラス2個分のズッパイングレーゼ
- ③ヨーグルトで作るズッパイングレーゼ
- ④おしゃれなズッパイングレーゼ
- ⑤カラフルなズッパイングレーゼ
- ズッパイングレーゼについて知っておこう
ズッパイングレーゼについて知りたい…
ズッパイングレーゼはイタリアでは定番のデザートですが、どのようなスイーツなのでしょうか。今回はズッパイングレーゼについて、名前の意味やティラミスとの違いを解説します。ズッパイングレーゼの簡単な作り方や、美味しく作るコツも紹介するので参考にしてください。
ズッパイングレーゼとは?名前の意味は?
まずは、ズッパイングレーゼがどのようなデザートなのか名前の意味と合わせて紹介します。また、ズッパイングレーゼとティラミスの違いについても詳しく解説します。
ズッパイングレーゼとはイタリアのお菓子・デザートのこと
出典: @empty_soil
ズッパイングレーゼとは、イタリアのデザートのことです。ビスケットやスポンジにシロップやリキュールを染み込ませ、カスタードクリームと交互に重ねて作ります。ティラミスと似ていますが、ズッパイングレーゼではティラミスでよく使用されるマスカルポーネは使いません。
たくさんのリキュールシロップを使うズッパイングレーゼは、大人のデザートとして人気です。
ズッパイングレーゼの名前の意味は「イギリス風のスープ」
ズッパイングレーゼには、「イギリス風のスープ」という意味があります。イタリア語で、ズッパの意味は「パンを浸したスープ」で、イングレーゼは「イギリス風」を表します。スポンジやビスケットから染み込ませたシロップやリキュールが滴る様子が、スープに浸したパンに似ていることが名前の由来です。
ズッパイングレーゼとティラミスの違い
ズッパイングレーゼとティラミスの違いは、使う材料にあります。ズッパイングレーゼはカスタードクリームを使いますが、ティラミスは主にマスカルポーネを使って作ります。ビスケットやクリームを重ねる基本的な作り方は同じで、ズッパイングレーゼはティラミスの原型といわれているデザートです。
ズッパイングレーゼの簡単な作り方は?
イタリアのデザートであるズッパイングレーゼは、どのように作ればよいのでしょうか。ここでは、ズッパイングレーゼの材料や作り方の手順を説明します。
材料
・薄力粉:90g
・グラニュー糖:180g
・全卵:6個
・コーンスターチ:90g
・お湯:大さじ3
・バニラエッセンス:適量
・レモンの皮:1個分
・バニラビーンズ:1/3本
・牛乳:500cc
・薄力粉:25g
・コーンスターチ:25g
・グラニュー糖:150g
・卵黄:10個分
・レモンの皮:1個分
・ダークチョコレート:75g
・アルケルメス:300cc
・生クリームやイタリアンメレンゲ:適量
作り方・手順
ズッパイングレーゼの作り方とポイントは、以下の通りです。
1、全卵6個とグラニュー糖、レモンの皮をボウルに入れて泡立てる
2、お湯を加えてさらに泡立てる
3、コーンスターチを小麦粉を合わせてふるう
4、ふるった粉類を数回に分けて2に加え、切るように混ぜる
5、型に流し入れ180度に温めたオーブンで15分焼く
6、焼き上がったらオーブンの庫内に入れたまま5~10分休ませる
7、台の上にだし、完全に冷めたら3枚に切り分ける
8、ダークチョコレートを細かくしボウルに入れる
9、レモンの皮を削っておく
10、鍋に牛乳とバニラビーンズを入れ、沸騰しない程度に温める
11、別のボウルにグラニュー糖、小麦粉、コーンスターチ、卵黄を入れる
12、なめらかになるまで泡立てる
13、鍋からバニラビーンズのさやを取り出し、12に少しずつ加えて泡立てる
14、漉しながら鍋に戻し、レモンの皮を加える
15、とろみがつくまで絶えず泡立てる
16、火から下し、半量をチョコの入ったボウルに入れて泡立てる
17、チョコカスタードクリームと普通のカスタード、それぞれにラップをして完全に冷やす
18、スポンジ1枚につき100ccのアルケルメスを染み込ませる
19、皿や容器にスポンジを敷き、チョコカスタードクリームを絞る
20、アルケルメスを染み込ませたスポンジを乗せ、普通のカスタードクリームを絞る
21、最後のスポンジを乗せ、生クリームなどで好みのデコレーションをする
ズッパイングレーゼは、スポンジを焼いている間にカスタードクリームを作ります。スポンジ作りでは、卵をしっかりと泡立てることが重要です。また、スポンジとカスタードクリームの両方が完全に冷めてから組み立てます。アルケルメスは、シナモンやクローブの香りがする赤色のリキュールです。
アルケルメスがない場合は、他のリキュールやノンアルコールのシロップで代用できます。シロップは、グレナデンシロップがおすすめです。デコレーションは、生クリームを泡立てたものやイタリアンメレンゲなどを使うと本格的です。市販のスポンジやビスケットを使うと、スポンジを焼く手間が省けるのでより簡単に作れます。
ズッパイングレーゼを美味しく作るコツは?
ズッパイングレーゼは、意外と簡単に作れることが分かりましたが美味しく仕上げるコツはあるのでしょうか。ここからは、ズッパイングレーゼをより美味しく作るためのコツを3つ紹介します。
①粉をふるって入れる
スポンジケーキとカスタードクリームで使う薄力粉やコーンスターチは、必ずふるってから入れます。粉をふるうことでダマを取り除き、粉の粒子の間に空気を含ませます。空気を含んだ粉は生地への馴染みがよいので、少ない回数で他の材料と混ぜ合わせることが可能です。
②ボウルに氷を入れて冷やしておく
出来上がったカスタードクリームは、短時間で冷えるようにボウルを氷で冷やしておきます。カスタードクリームは、卵を使用してるためそのまま冷やすと傷みやすいです。痛みを防ぐには、氷で冷やしたボウルに入れて氷水で急速に冷やすことが大切です。また、表面が乾燥しないようにぴったりとラップで表面を覆って保存しましょう。
③カスタードクリームを裏ごしする
カスタードクリームを裏ごしする際は、以下の手順を参考にしてください。
1、カスタードクリームをよく冷やす
2、乾いたボウルやザル、ゴムベラを用意する
3、カスタードクリームを少量ずつ裏ごししていく
カスタードクリームを裏ごしすることで、よりなめらかな口当たりに仕上がります。レシピによっては、冷めたカスタードクリームを泡立てるように混ぜる工程がありますが裏ごしをする場合は省いて構いません。
また、ズッパイングレーゼのレシピにはカスタードクリームと生クリームを混ぜたものを使うことがあります。生クリームと混ぜる場合は、生クリームを泡立ててカスタードクリームと合わせるタイミングで裏ごししてください。
ズッパイングレーゼのおすすめレシピ5選を紹介!
ここからは、ズッパイングレーゼのおすすめレシピを5つ紹介します。本格的なレシピから市販のビスケットを使った簡単に作れるものまで、幅広く紹介するので参考にして作ってみてください。
①いちごのズッパイングレーゼ
生クリーム入りの米粉を使ったカスタードクりームで作るズッパイングレーゼのレシピです。いちごシロップのリキュールは、ガムシロップを代わりに使用しても美味しく作れます。パインナップでアレンジするのもおすすめです。
②グラス2個分のズッパイングレーゼ
こちらのレシピでは、食べきりサイズのズッパイングレーゼが作れます。ビスケットは市販のものを使うので、カスタードクリームを作って材料を重ねていくだけです。リキュールは、ラムやキルシュなど好みのものを使ってください。
③ヨーグルトで作るズッパイングレーゼ
ヨーグルトで作る、さっぱりとした味わいのズッパイングレーゼです。家にある材料で簡単に作れるので、おやつや食後のデザートに最適です。ホイップクリームやフルーツで飾り付けすれば、見た目も豪華に仕上がります。
④おしゃれなズッパイングレーゼ
スポンジやビスケットの代わりにカステラを使い、カスタードクリームの代わりにプリンを使って作ります。側面からの見た目が綺麗になるように、生クリームやフルーツを丁寧に重ねるのがポイントです。
⑤カラフルなズッパイングレーゼ
ベリーリキュールやプラムジャムを使い、カラフルに仕上げます。リキュールの効いた、大人用のデザートです。柔らかくて切り分けにくい場合は、数時間冷凍庫で冷やすと切りやすくなります。
ズッパイングレーゼについて知っておこう
ズッパイングレーゼは、ティラミスほど日本での知名度が高くないですがイタリアでは定番のデザートです。市販のスポンジやビスケットを使えば簡単に完成するので、紹介した作り方の手順やレシピを参考にズッパイングレーゼを作ってみてください。