ゆで卵が割れる原因は?割れない方法は?鍋で爆発する際の対策も紹介!
ゆで卵が割れる原因を知っていますか?きれいに作れないとショックですよね。今回は、ゆで卵の殻が割れる原因・理由を、割れないようにする方法とともに紹介します。ゆで卵が鍋で爆発する原因や、沸騰したお湯だと割れるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ゆで卵の殻が割れる?原因は?
卵を茹でるだけで作れるゆで卵は、お弁当のおかずとしても人気ですが、茹でている間に割れることがあります。ここではゆで卵が割れる原因や、対処法について説明します。きれいなゆで卵が作れずに困っているなら、ぜひ参考にしてください。
①温度が急激に変化したため
ゆで卵が割れる理由は、温度が急激に変化したといった理由が挙げられます。なぜかというと冷蔵庫から出したばかりの卵は、冷たく沸騰したお湯に入れることで卵に入った空気が膨張してひび割れが起き、そこから中身が出てしまいます。
ゆで卵はお湯から作る方法と、水から作る方法がありますが、冷蔵庫から出したばかりの卵を使う場合は水からの方が良いと言えるでしょう。
②卵の中の二酸化炭素が出たため
卵の中には二酸化炭素が含まれており、そのため卵が割れることがあります。特に新鮮な卵は、二酸化炭素が白身に多く含まれているため、加熱することで気化して外に出ようとします。卵内部の圧力が高まり、殻が耐え切れずに割れてしまいます。
③鍋の底に勢いよくぶつかったため
ゆで卵を作っているときに割れる原因は、鍋底に卵が勢いよくぶつかり、ひび割れが起きてしまったことも考えられます。鍋に卵を入れるときに鍋底にあたるほか、加熱している間沸騰しているお湯の勢いで鍋底や鍋肌に何度もぶつかり、ひびが入って白身が出てくることもあります。
④卵同士がぶつかったため
複数のゆで卵を作る場合、加熱の最中に卵同士がぶつかって中身が出てくることがあります。これは小さな鍋で、たくさんのゆで卵を作るときに起こりがちです。何度も同じ個所がぶつかることで、ひび割れが起きて、中身が出てきてしまいます。
ゆで卵が鍋で爆発することもある
ゆで卵はレンジで加熱するのは危険と言われていますが、鍋で作っても爆発の恐れがあります。長時間加熱し続けることで、お湯がすべて蒸発してしまい、爆発してしまったといった話があります。火傷や火災の恐れもあるため、ゆで卵を作るときには目を離さないようにしてください。
ゆで卵が割れないようにするには?
ゆで卵が割れる理由はいくつかあるようですが、対処法がいくつかあり、ポイントを知っておくことで割れることなく、白身が飛び出すこともありません。画びょうを使う方法などいくつか紹介するので、割れる原因を抑えつつ、ポイントも知っておきましょう。
①常温に戻してからゆでる
ゆで卵を割れないように作るには、冷蔵庫から出したばかりの卵ではなく、常温に戻してから作る方が失敗しにくいので試してみてください。冷蔵庫から出してから常温に戻すのは少し時間がかかりますが、特にお湯から作る場合には割れるのを防ぎやすくなるでしょう。
夏にゆで卵を作るときにも、水道水の温度が上がっていて割れることがあるため、水からゆで卵を作るときにも活用できます。
②採卵日から1週間経った卵を使用する
ゆで卵が割れる原因は、新鮮な卵を使っていることもあるため、採卵日から一週間ほどたった卵を使用するのも良い方法です。新鮮な卵は中に二酸化炭素が多く含まれていますが、時間が経つにつれて少しずつ抜けていきます。そのため採卵日から時間が経過したものは割れることが少なく、殻もきれいに剥けるメリットもあります。
③殻の底に穴をあける
ゆで卵が割れない方法には、画びょうやクリップなどで小さな穴を開けるやり方があります。画びょうで穴を開ける部分は、卵の底の部分で、1つで構いません。ゆで卵の底の部分には気室と呼ばれる空間があり、二酸化炭素が溜まっています。画びょうで穴を開けることで、二酸化炭素が抜けていき、割れることなくきれいにゆで卵が作れます。
また、画びょうで穴を開けると白身と薄皮の間に茹でている間にお湯が入り込むため、殻が剥きやすくなります。画びょうは頭が平らなものよりも、つまむ部分がついたものを選ぶのが、使いやすくおすすめです。
④大きい鍋で少量ずつゆでる
ゆで卵を作るときは、大きな鍋で少しずつ作るのもおすすめです。茹で卵同士がぶつかるのを防ぎ、割れるのを防げます。また、お湯もたっぷり入るため、鍋底や鍋肌に激しくぶつかることなく割れにくくなるといったメリットもあります。この時も、冷蔵庫から出したばかりの卵ではなく、常温に戻してから作り始めてください。
⑤水からゆでる
ゆで卵をお湯から作っていて割れる場合、水から茹でてみるのも良いでしょう。お湯から作るよりも温度変化が激しくないため、割れるのを防げます。朝の忙しい時間に冷蔵庫から出したばかりの卵を使いたい場合には、おすすめの方法です。それでも割れてしまう場合には、画びょうで穴を開けるなど、割れなくなる方法を複数組み合わせて作ってみてください。
ゆで卵が割れるのを防ぐ作り方は?
ゆで卵が割れるのを防ぐ作り方はいくつかあり、知っておくと時短に繋がることもあるようです。鍋以外にも、白身が出ることなく、中身がきれいに仕上がる方法があるので紹介します。
①鍋
ゆで卵を鍋で作る場合は、ひたひたの水の中を使って作るのが基本ですが、卵同士がぶつかり合って割れることがあります。5個程度の卵に対して100ml程度のお湯なら、ぶつかり合うこともなく、加熱時間も3分で済むため、コンロが開けやすくなるのもメリットです。
②電子レンジ
電子レンジで卵を加熱すると爆発するのが常識ではありますが、この方法なら爆発することなくゆで卵が作れます。一個だけゆで卵を鍋に入れて加熱すると、鍋肌にあたって割れることが多いため、こちらの方法で作ってみるのも良いでしょう。
③ケトル
電気ケトルを持っているなら、ゆで卵を入れて作ってみましょう。こちらも作るときは冷蔵庫からあらかじめ出しておくことで、割れるのを防ぎます。加熱のための放置の時間はかかりますがコンロがふさがらないため、忙しいときには大変便利で、結果的に時短に繋がります。
ゆで卵が割れたときの対処法は?
ゆで卵を作っているときに、鍋のサイズが合わないなどで、割れることもあるようです。割れてしまっても中身が飛び出すことなく、できる限りきれいなゆで卵に仕上げたい時の対処法を説明します。
①酢を入れる
ゆで卵を作っている間にひび割れを起こしてしまいそうなら、酢を入れるのがおすすめです。酢は白身の成分であるたんぱく質を凝固させる性質があります。中身が飛び出した時に酢が反応して固めるため、被害を最小限にとどめることができます。この方法なら、購入してきたときにひびが入ってしまった卵でも、問題なくゆで卵にすることが可能です。
さらにお酢を入れることで、ゆで卵をきれいに剥けるというメリットもあります。割れることなくきれいに仕上がった場合でも、剥く段階で白身がボロボロにならないようにするために、入れておくのも良いでしょう。お酢を入れる分量は、お湯1リットルに対しておおよそ大さじ1~2杯程度です。酢を入れるタイミングは、卵を鍋に入れるタイミングと同時で構いません。
②塩を入れる
ゆで卵を作っている間に割れてしまったときは、塩を入れるのも有効です。塩も酢と同じようにたんぱく質を固める性質があるため、中身が出るのを最小限にとどめてくれます。ただし、酢のように卵の殻をむきやすくする性質はありません。入れる分量は、ゆで卵4個程度に対して小さじ1です。
ゆで卵が割れた時のリメイクレシピ3選を紹介!
ゆで卵が割れてしまった場合でも、リメイクして無駄なく美味しく食べましょう。中身が出ても味が変わることはないため、いくつかレシピをしておくと便利に活用できます。手早く作れるレシピもあるので、参考にしてください。
①卵サンド
ふんわりとした卵サンドは、卵を潰して作るため、茹でている間に中身が出てしまっても問題ありません。作ったゆで卵が少量だった場合は、タルタルソース状ではなく輪切りにして、レタスなどの野菜と挟んでもおしゃれに仕上がります。
②サラダ
手早く作れて野菜も食べられるサラダは、割れたゆで卵を食べるときにも重宝します。こちらはブロッコリーとマヨネーズと和えて作るレシピですが、白身が多く出てしまった場合は、ミモザサラダにすれば気になりません。
③ドリア
ゆで卵はドリアやグラタンに切って入れれば形が気にならず、美味しく食べられます。こちらはハヤシライスをリメイクしたドリアのレシピですが、ソースの味に決まりはなく、好みのものを使って構いません。
ゆで卵が割れるのを防ごう
白身が出てしまい形が不格好になったゆで卵は、仕上がりがきれいにならずショックを受けるかもしれません、画びょうを使う方法や冷蔵庫から出しておくなどのコツを知っておくと、失敗も減らすこともできるため、自分がやりやすい方法を覚えておくとよいでしょう。