れんこんを酢水にさらすのはなぜ?時間・割合は?つけすぎるとどうなるかも紹介!

れんこんを酢水にさらすのはなぜでしょうか?さらさないとどうなるのでしょうか?今回は、れんこんを酢水にさらす理由や、<時間・割合>はどのくらいかを紹介します。れんこんは酢水でなく水で代用できるのかや、つけすぎるとどうなるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. れんこんを酢水にさらすのはなぜ?理由は?
  2. 理由①アク抜き
  3. 理由②変色を防ぐ
  4. 理由③苦味・渋みを抑える
  5. れんこんを酢水にさらす時の時間・濃度はどのくらい?
  6. 酢水の濃度は3%が目安
  7. れんこんを酢水にさらす時間は5〜15分
  8. れんこんを酢水にさらす時の注意点は?
  9. ①れんこんを酢水にさらしすぎない
  10. ②酢の濃度を高くしすぎない
  11. れんこんを酢水は代用できる?水は?
  12. 代用品①水
  13. 代用品②レモン水
  14. れんこんを酢水・水にさらさないのもあり?料理による?
  15. れんこんを酢水にさらすといい料理
  16. れんこんを水にさらすといい料理
  17. れんこんを酢水・水にさらさないといい料理
  18. れんこんを酢水にさらして美味しく食べよう

れんこんを酢水にさらすのはなぜ?理由は?

れんこんは調理前の下ごしらえで酢水にさらすことが多いですが、どういった理由から行うのでしょうか。今回は、れんこんを酢水にさらす理由を解説します。酢水にさらす際の注意点も説明するので、料理をするときの参考にしてください。

理由①アク抜き

れんこんを酢水にさらす理由のひとつは、アク抜きのためです。れんこんやごぼう、うどといったアクのある野菜は、酢水にさらすことでアクを抜くことができます。アクは苦みやえぐみの原因になり、料理によっては風味が損なわれてしまうので下処理としてアク抜きをします。

なお、れんこんに含まれているアクの成分は、ポリフェノールのタンニンです。タンニンは抗酸化作用などが期待できる成分が豊富に含まれています。そのため、れんこんは特にアク抜きをせずに調理しても問題はありません。

(*レンコンのアク抜きについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)

レンコンのアク抜きはなぜ必要?水・酢を使った失敗しない方法を紹介!

理由②変色を防ぐ

れんこんを酢水にさらす理由に、変色防止があります。れんこんを切ると切り口が茶色く変色し、色が悪くなります。これはれんこんに含まれるタンニンが関係していますが、酢水にさらすことで変色せずに白さを保つことが可能です。れんこんを切ったらすぐに変色してしまうため、すぐに酢水につけるようにしてください。

理由③苦味・渋みを抑える

れんこんに含まれるアクの成分であるポリフェノールは水溶性のため、酢水にさらすと苦みやえぐみ、渋みを抑えることができます。えぐみや苦みの要因になっているアクは、料理の風味を損なうことがあるので、アク抜きするのがおすすめです。

れんこんを酢水にさらす時の時間・濃度はどのくらい?

れんこんを酢水にさらす理由がわかりましたが、具体的な時間や酢水の濃度などはどのようにするとよいのでしょうか。ここでは、酢水にさらす時間や濃度などのポイントを解説します。

酢水の濃度は3%が目安

れんこんをさらす時に使う酢水は、以下の分量を目安にして作ってください。

・水1カップ(200ml)の場合:酢小さじ1
・水500mlの場合:酢大さじ1

酢水を作るときは、水の量に対して約3%の酢を目安にします。手順は、れんこんの皮をむき料理に合わせてカットしたら、作った酢水につけるだけなので簡単です。酢水にさらしたれんこんはザルに上げて、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ってください。

れんこんを酢水にさらす時間は5〜15分

れんこんを酢水にさらす時間の目安は、5分から15分程度です。酢水にさらす時間が長いと、れんこんの風味も抜けてしまうため注意してください。れんこんは料理によって切り方もさまざまなので、薄切りにしたれんこんなどは、時間を短縮すると良いでしょう。

れんこんを酢水にさらす時の注意点は?

れんこんを酢水にさらすことで変色を防ぎ、アクを抜くことができるとわかりましたが、酢水にさらす時の注意点はあるのでしょうか。ここでは酢水にさらすときの注意点を解説します。

①れんこんを酢水にさらしすぎない

れんこんを酢水にさらすときは、一晩など長時間さらしすぎないようにしましょう。れんこんを酢水につけるとシャキシャキとした食感になりますが、逆につけすぎると固くなってしまいます。また、栄養成分であるビタミンCやポリフェノールまで流出してしまい、風味まで失われてしまいます。

②酢の濃度を高くしすぎない

酢水を作る時は、酢の濃度を高くしすぎないように注意しましょう。酢の量が多くなると酢の風味がれんこんに残ってしまい、料理の味に影響するためです。約3%の酢水であれば匂い移りはないですが、酢の匂いが気になるという人はさっと洗い流すと良いでしょう。

れんこんを酢水は代用できる?水は?

れんこんのアク抜きや変色を防ぐには、酢水以外に代用できるものはあるのでしょうか。ここでは、酢水がない場合の代用法を紹介するので、酢がない場合の対処法として活用してください。

代用品①水

れんこんのアク抜きは水でも代用できます。れんこんの見た目を白く保ちたいのであれば、酢水につける必要がありますが、アク抜きだけであれば水につけるだけで構いません。また、酢水につけた場合、れんこんの食感はシャキシャキになり、水の場合はほくほくとした食感になります。水にさらす場合も長くつけすぎないようにしましょう。

代用品②レモン水

手元に酢がない時は、レモン汁を絞ったレモン水が酢水の代わりになります。レモン水につけると、アク抜きや変色を防ぎ、れんこんの穴まで白くすることができます。水500mlの場合、レモン汁大さじ1程度を入れて作りましょう。

れんこんを酢水・水にさらさないのもあり?料理による?

れんこんは下ごしらえの時に、酢水か水にさらすかで仕上がりが変わります。ここでは、作る料理に合わせた酢水と水の使い分けを紹介するので、作る時の参考にしてください。

れんこんを酢水にさらすといい料理

酢水にさらしたほうがいい料理例は、以下の通りです。

・サラダ
・ちらし寿司
・酢れんこん


酢水につけたれんこんは、粘り気がなくなるためシャキシャキとした食感が特徴です。そのため、サラダや酢れんこん、ちらし寿司などれんこんの食感を活かした料理を作る際には、酢水にさらしたほうが美味しく仕上がります。また、料理でれんこんを白く仕上げたいときも酢水がおすすめです。おせち料理の飾りや酢の物などに使うと良いでしょう。

れんこんを水にさらすといい料理

以下は、水にさらすといい料理例です。

・筑前煮
・きんぴら
・天ぷら


れんこんを水にさらすといい料理は、きんぴらなどの炒め物や、天ぷらのような揚げ物、筑前煮などの煮物です。れんこんは、水にさらすとホクホクとした食感になるのが特徴で、筑前煮などにすると美味しく味わえます。れんこんの切り方も薄く切るより厚めに切った方がより食感が楽しめるので、作る料理で切り方も使い分けると良いでしょう。

れんこんを酢水・水にさらさないといい料理

れんこんを酢水・水にさらさなくてもよい料理例です。

・れんこんつくね
・れんこんハンバーグ
・れんこんのスープ


上記のような主にれんこんをすりおろして使用する料理の場合は、さらすことなくそのまま使用することが多いです。また見た目を白く仕上げる必要がない場合や、醤油などで濃い味付けをする料理の時も、酢水や水にさらす必要はありません。酢水や水でさらさない場合、ビタミンCやポリフェノールなどの栄養成分も、そのまま摂取することができます。

れんこんを酢水にさらして美味しく食べよう

れんこんは、酢水につけることで見た目を白く保ち、食感もシャキシャキにすることができます。水でさらす場合は酢水と違った食感になるため、料理によって使い分けると良いでしょう。少しの工夫で美味しい料理を作ることができるので、酢水や水にさらしてれんこん料理を作ってみてください。

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