切り干し大根が茶色に変色...食べれる?黒いのは?賞味期限切れか解説!
切り干し大根が茶色に変色しても食べられるのか知っていますか?賞味期限が切れたのでしょうか?今回は、切り干し大根の<茶色・飴色・黒い>などの状態は食べられるのかや、変色した場合の対処法を紹介します。切り干し大根が茶色に変色した時の活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 切り干し大根は茶色でも食べられる?賞味期限切れ?
- 切り干し大根は茶色でも基本的に食べられる
- 切り干し大根が茶色に変色するのはメイラード反応によるもの
- ただし切り干し大根が黒色の時は腐っていることもある
- 切り干し大根が黒色で腐るとどうなる?見分け方は?
- ①見た目
- ②臭い
- ③触感
- 切り干し大根が茶色になったときの対処法は?
- 切り干し大根が茶色い時はよくもみ洗いしよう
- 切り干し大根が茶色になるのを防ぐ方法は?
- ①密閉容器で冷蔵保存する
- ②水で戻した場合は冷凍保存する
- 切り干し大根が茶色くなった時の活用レシピ3選!
- ①切り干し大根とにんじんの煮物
- ②切り干し大根とサバ缶の味噌汁
- ③切り干し大根とツナの炊き込みご飯
- 切り干し大根が茶色の場合は基本的に食べられる
切り干し大根は茶色でも食べられる?賞味期限切れ?
切り干し大根は、細切りにした大根を天日干しにして乾燥させた食材です。切り干し大根は茶色に変色することがありますが、賞味期限切れで食べられないのでしょうか。茶色くなった切り干し大根が食べられるかどうかや、変色する原因について紹介します。
切り干し大根は茶色でも基本的に食べられる
切り干し大根は、飴色のように茶色くなっても基本的には食べることができます。切り干し大根は白またはクリーム色をしていますが、古いものは濃い茶色になることがあります。さらに変色が進むと黒い色になることもありますが、茶色や黒色になった切り干し大根は、腐っていなければ食べても問題ありません。
切り干し大根が茶色に変色するのはメイラード反応によるもの
切り干し大根が飴色や茶色に変色するのは、メイラード反応によるものです。メイラード反応とは、糖分とアミノ酸の化学反応によって、食材が茶色く変色することです。
時間の経過とともに、切り干し大根がもつ糖分とアミノ酸が結合して熟成しメイラード反応が起こると、変色するだけでなく臭いも強くなる場合があります。この反応は未開封や賞味期限内の切り干し大根にも見られることがありますが、品質は変わらないため食べても問題はありません。
ただし切り干し大根が黒色の時は腐っていることもある
ただし、黒色に変色した切り干し大根は、腐っている場合もあるので注意が必要です。切り干し大根が腐る原因は、暖かい場所や湿度が高い場所で保存していることや、賞味期限が切れて長時間経っていることが挙げられます。次項では、切り干し大根が腐った時の特徴について詳しく紹介します。
切り干し大根が黒色で腐るとどうなる?見分け方は?
切り干し大根が黒色に変色して腐ると、どのような変化が起こるのでしょうか。腐った時の切り干し大根の見分け方を知っておけば、食中毒を防ぐことができます。ここでは、腐った切り干し大根の見た目や臭い、触感の特徴について解説します。
①見た目
出典: @NekonoteSabo
切り干し大根が腐ると、以下のような変化が見られます。
・濃い黒い色に変色する
・斑点が出る
・カビが生える
切り干し大根のメイラード反応が進むと茶色から黒色へと変色することがありますが、黒色が濃かったり黒い斑点が出たりしたものは、傷んでいる証拠です。赤・オレンジ色の変色が見られたり、黒や茶色・緑色をした綿のようなカビが生えたりした場合も、腐っていると言えます。
②臭い
切り干し大根が腐ると、以下のような臭いが出ることがあります。
・嫌な臭いがする
・アンモニア臭がする
切り干し大根は、大根に含まれる「メチルメルカプタン」と呼ばれる成分が含まれているため、独特の臭いがします。しかし、腐るとこのような臭いではなく、アンモニア臭のような鼻をつく異臭・カビ臭さ・酸っぱい臭いを発します。調理済みの切り干し大根が傷んだ場合も臭くなるため、食べる前に臭いを確認するとよいでしょう。
③触感
腐った切り干し大根を手で触れると、以下のような触感があります。
・糸を引く
・べたつく
・ぬめりがある
鮮度の高い切り干し大根は乾燥しているため、表面には水気がなく、触ると固いことが多いです。腐ると切り干し大根から水分が出て、手で触れた時にべたついたり粘り気を感じたりするほか、糸を引くこともあります。
切り干し大根が茶色になったときの対処法は?
切り干し大根が茶色く変色した場合、どのように対処すればよいでしょうか。ここでは、茶色く変色した切り干し大根の下ごしらえ方法について紹介します。
切り干し大根が茶色い時はよくもみ洗いしよう
切り干し大根が茶色くなった時は、通常よりもしっかりと水でもみ洗いをしてください。水を張ったボウルに茶色く変色した切り干し大根を漬けた後、手でよくもみ洗いをすると、色が抜けて臭いも和らぎます。この際、何度も水を交換して洗うと旨味成分が流出するため、注意が必要です。
茶色くなった切り干し大根を漬けた後の戻し汁は、切り干し大根の旨味や甘みが凝縮しているため、捨てずに煮物のだし汁やスープ・味噌汁などに使ってください。
切り干し大根が茶色になるのを防ぐ方法は?
切り干し大根は茶色くなっても美味しく食べられますが、変色を防ぐことはできるのでしょうか。ここでは、切り干し大根の変色を防止しながら保存する方法について詳しく紹介します。
①密閉容器で冷蔵保存する
未開封の切り干し大根は常温で保存できますが、開封後は密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください。ジップ付きの袋や密閉できる容器に切り干し大根を入れた後、中の空気を抜いて冷蔵庫に入れます。
メイラード反応は温度や湿度が高いほど起こりやすくなるため、夏場や梅雨時・室温が10度を超えた場合は、未開封の状態でも切り干し大根を冷蔵庫で保存するのがおすすめです。冷蔵保存した切り干し大根は、元々設定されている賞味期限まで、未開封であれば半年~1年ほど日持ちします。
②水で戻した場合は冷凍保存する
水で戻した切り干し大根が余ったら、冷凍庫で保存しましょう。水で戻した切り干し大根の水気をしっかりと絞った後に小分けにしてラップに包み、ジップ付きの保存袋に入れ、中の空気をよく抜いて冷凍庫へ入れてください。この際、保存袋を金属製のトレイやバット、アルミホイルに乗せてから冷凍庫に入れて急速冷凍すると、より鮮度が維持されます。
乾燥した切り干し大根を水で戻すのは20分ほど時間がかかるため、あらかじめ多めに水で戻して余った分を冷凍保存すると、時短調理になります。このような方法で冷凍した切り干し大根は、2週間~1か月程度保存することが可能です。
(*切り干し大根の冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
切り干し大根が茶色くなった時の活用レシピ3選!
切り干し大根が茶色くなったら、変色が気にならない料理に使うのがおすすめです。ここでは、茶色い切り干し大根を美味しく食べられるレシピを紹介するので、参考にしてください。
①切り干し大根とにんじんの煮物
切り干し大根とにんじん、油揚げを使った、懐かしい味わいの煮物のレシピです。多めの醤油で味付けすることで、茶色い切り干し大根の色味が目立ちにくくなります。切り干し大根の戻し汁を煮汁に使うと甘く仕上がるので、砂糖の量は少なめにするとよいでしょう。
②切り干し大根とサバ缶の味噌汁
茶色くなった切り干し大根を味噌汁に入れると、色味が気にならなくなるのでおすすめです。切り干し大根を水に漬けずに洗った後、煮汁に投入して煮込むことで、旨味や甘みの強い美味しい味噌汁が作れます。
③切り干し大根とツナの炊き込みご飯
醤油で味付けする炊き込みご飯の具材として、茶色くなった切り干し大根を使うのもおすすめです。炊飯する際の水分に切り干し大根の戻し汁を使うと、大根の旨味や甘みが米や具材に染みて、さらに美味しく仕上がります。
切り干し大根が茶色の場合は基本的に食べられる
切り干し大根が茶色に変色しても、基本的には食べることができます。ただし、見た目や臭い・触感に違和感があったり、カビが生えていたりしないかを確認してから調理してください。切り干し大根を変色させたくない時は、冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめです。切り干し大根が茶色になっても捨てずに調理して、美味しく食べましょう。