こごみに似た毒草・植物は?鬼こごみ・赤こごみは?間違い方法も紹介!

こごみに似た毒草を知っていますか?今回は、こごみに似た毒草の特徴・見分け方を紹介します。こごみに似た〈鬼こごみ・赤こごみ・ゼンマイ・ジュウモンジシダの新芽〉などの毒草・植物も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. こごみに似た毒草は?鬼こごみ・赤こごみは?
  2. こごみに似た毒草はシダ植物のワラビが有名
  3. こごみに似た鬼こごみ・赤こごみは毒草ではない
  4. こごみに似た毒草の特徴は?見分け方は?
  5. ①日当たり
  6. ②毛
  7. ③茎の線
  8. ④葉
  9. こごみに似た毒草以外の植物との見分け方は?
  10. ①こごみと鬼こごみの見分け方
  11. ②こごみと赤こごみの見分け方
  12. ③こごみとゼンマイの見分け方
  13. ④こごみとジュウモンジシダの新芽の見分け方
  14. こごみに似た毒草に注意しよう

こごみに似た毒草は?鬼こごみ・赤こごみは?

春から初夏の時期に生えている植物の中には、山菜のこごみに似た毒草も存在しています。ここでは、山菜と毒草のよくある間違いや、毒草にどのようなものがあるのか紹介します。

こごみに似た毒草はシダ植物のワラビが有名

こごみに似た毒草のなかで有名なのは、ワラビです。ワラビは山菜として有名ですが、毒草にも含まれます。こごみと同様に、ワラビは春から初夏の時期に生えている植物です。ワラビには人体に悪影響を及ぼす物質が含まれているので、生食は控えましょう。ただし水溶性なので、あく抜きをするとこで問題なく食べることが出来ます。

こごみに似た鬼こごみ・赤こごみは毒草ではない

こごみに似た植物の鬼こごみと赤こごみは、毒草ではありません。鬼こごみはこごみの一種ではなく、ヤマドリゼンマイという別種の植物です。赤こごみは名前の通り赤い色をしており、こごみと生える時期はあまり変わりません。この2つには有害な物質はなく、毒草には分類されません。

こごみに似た毒草の特徴は?見分け方は?

【こごみ】

【ワラビ】

こごみに似た毒草とこごみは、どのように見分けるのでしょうか。ここでは、こごみとワラビのそれぞれの特徴と、2つの見分け方について紹介します。

①日当たり

【こごみ】
・日陰を好む
・葉が焼けやすい

【ワラビ】
・日向を好む
・直射日光に強い


こごみは、日当たりの悪い場所を好みます。日向でも生えていますが、日に当たると葉が焼ける事があります。日光がよく当たる場所に生えているものは、ワラビや別のシダ植物の可能性が高いでしょう。

②毛

【こごみ】
・毛は少ない
・色は褐色
・先端には生えていない

【ワラビ】
・短い毛がある
・色は茶色
・先端に毛はない

こごみの茎には産毛のような褐色の毛が生えています。長い毛が生えているものや、毛の色が黒っぽい色や白色のものは別の植物の可能性が高いでしょう。産毛の様な毛が生えているのは、どちらも同じです。

③茎の線

【こごみ】
・茎に線がある
・線の色は薄い緑

【ワラビ】
・茎に線はない
・表面は滑らか


こごみの茎には、薄い緑色の線があります。線が見つからなかったり違う色の線が入っていたりするものは、こごみではありません。ワラビの茎は鮮やかな緑色で、線はなく滑らかな質感をしています。

④葉

【こごみ】
・末広がりになっている
・茎の下まで葉が付いている
・枝分かれが少ない

【ワラビ】
・末広がりになっている
・茎の上の方に葉がある
・大きく枝分かれしている

こごみの葉は羽の様に広がった形をしています。茎の下の方まで葉が付いていて、大きく枝分かれしていません。こごみの表面は滑らかで、色も緑単色なのが特徴です。ワラビの葉の形はこごみと似ていますが、大きく枝分かれをしています。

こごみに似た毒草以外の植物との見分け方は?

こごみに似ている毒草ではない植物も複数存在します。こごみに似た毒草以外の植物にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、こごみに似た毒草以外の植物との見分け方を紹介します。

①こごみと鬼こごみの見分け方

【こごみ】

【鬼こごみ】

鬼こごみとこごみはよく似ていますが見た目には下記の様な違いがあります。

・毛
・色

鬼こごみは先端が渦を巻いている所はこごみと似ていますが、沢山の毛がびっしりと生えていて赤みがかった茶色をしています。下処理のいらないこごみと違い、乾燥させて戻さなければまずいと言われています。

②こごみと赤こごみの見分け方

【こごみ】

【赤こごみ】

見た目の似ているこごみと赤こごみの見分け方も紹介します。

・色
・生え方
・場所


赤こごみはその名の通り、茎の部分が赤い色をしています。また、一本ずつ地面から生えていて群生する事はありません。生えている場所もこごみとは大きく違いがあり、こごみは湿地を好むのに対して赤こごみは日当たりの良い場所を好みます。

③こごみとゼンマイの見分け方

【こごみ】

【ゼンマイ】

ゼンマイもこごみに似た見た目をしています。2つの見分け方も紹介します。

・綿毛
・先端


こごみは毛が薄く鮮やかな緑色ですが、ゼンマイは白い綿毛に覆われているため全体が白くなっています。先端の渦巻きは成長すると開いて形が変わり、綿毛も成長すると抜けていきます。

④こごみとジュウモンジシダの新芽の見分け方

【こごみ】

【ジュウモンジシダの新芽】

こごみとジュウモンジシダの見た目の違いは下記の通りです。

・形
・時期
・色


ジュウモンジシダは名前の通り十の字の形をしています。また、夏に生える植物であり、春から初夏に掛けて生えるこごみとは時期が異なります。色が黒みがかっているのも、ジュウモンジシダの特徴です。

こごみに似た毒草に注意しよう

こごみと違い、ワラビは生で食べると人体に悪影響を及す毒草に含まれます。春から初夏に掛けて生えている似た植物が毒草の可能性もあるので、違いを把握して間違いが起こらないよう注意しましょう。

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