ばれいしょとメークインの違いは?じゃがいもは?料理別の特徴も紹介!
ばれいしょとメークインの違いを知っていますか?今回は、ばれいしょとメークインとじゃがいもの違いを特徴別に比較します。ばれいしょとメークインの違いがわかる〈ポテトサラダ・カレー・肉じゃが・フライドポテト〉レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ばれいしょとメークインの違いは?

ばれいしょとメークインには、どんな違いがあるのでしょうか。以下にばれいしょとメークインについて、品種や呼び方などの面から詳しく紹介します。男爵いもについても紹介するので、参考にしてください。
そもそもメークインはばれいしょの品種の1つ
ばれいしょとメークインは違う種類のものに思われることがあるようですが、メークインはばれいしょの品種のうちの1つです。ばれいしょの代表的な品種は主に男爵いもとメークインが良く知られていますが、品種改良されたことによって様々な品種のばれいしょがあります。
最近ではコロッケにおすすめのキタアカリや煮物料理に向いているとうや、熟成していて美味しいインカのめざめなどの品種もスーパーや八百屋などの店頭で見かけます。また紫色の果肉のシャドークイーンや皮の赤いシェリーなど、珍しい見た目の特徴を持つばれいしょなどもあるようです。
ただしばれいしょは男爵いもを指すことが多い
メークインもばれいしょの品種のうちの1つですが、ばれいしょといえば男爵いものことを指すことが多いといわれています。男爵いもはじゃがいもの中でも最も収穫量が多くて代表的な品種であることから、店頭などでは男爵いものことをばれいしょと一般的に表記されているようです。
ばれいしょ(男爵いも)とメークインの違いを特徴別に比較!
ここではばれいしょ(男爵いも)とメークインについて、見た目・触感や原産地、主な生産量などの特徴別に違いを比較しながら紹介します。それぞれに向いている料理も紹介するので、参考にしてください。
①見た目・触感

【ばれいしょ】
・卵形
・黄色味
・凸凹している
・芽の窪みが深い
【メークイン】
・細長い卵形
・薄い土色
・滑らかな表皮
・芽の窪みが浅い
ばれいしょが丸みのある卵のような形をしているのに比べて、メークインは長い楕円形の卵形をしています。表皮の色はばれいしょの方が明るく黄色っぽいのに対して、メークインは薄い土のような色味です。
ばれいしょの表面は凸凹としていて、ピーラーなどで皮を剥きにくい場合もありますが、メークインは比較的滑らかな表面をしています。また芽が出る部分に出来る窪みはばれいしょの方が深いのに比べて、メークインの窪みは浅めになっています。
②原産地
【ばれいしょ】
・南アメリカ
【メークイン】
・英国
ばれいしょ(男爵いも)の原産地は南アメリカの高地で、中央アンデス山脈の標高3千メートルを超える場所といわれています。日本での普及は明治41年からで、北海道で農場を経営していた川田龍吉男爵によって英国から輸入されました。男爵いもという呼び名は、川田男爵の名前にちなんでつけられたそうです。
メークインの原産地は英国といわれており、メークインの名は中世の春の祭りのメーデーに村の娘の中から選ばれる女王の名前にちなんでいるそうです。日本においてはメークインは北海道の厚沢部町が発祥の地とされていますが、メークインが全国的に広まったのは関西方面からといわれています。
③主な生産地・生産量
【ばれいしょ】
・北海道(1,819,000t)
・鹿児島県(97,600t)
・長崎県(83,900t)
【メークイン】
・北海道(8,227t)
・熊本県(907t)
・千葉県(369t)
日本国内でばれいしょを生産する量が最も多いのは北海道で、全国で収穫されるじゃがいものうちの約8割が生産されています。また春から夏には新じゃがいもが旬を迎えて出回りますが、新じゃがの主な生産地は鹿児島県や長崎県などです。
上記のメークインの生産量は令和5年の東京都中央卸売市場における取り扱い量ですが、メークインの生産量も北海道が最も多くなっていて、全体の約8割を占めています。メークインは1年中流通している品種で、特に12月頃に多く出回る傾向があります。
④向いている料理
【ばれいしょ】
・ポテトサラダ
・コロッケ
・フライドポテト
・じゃがバター
・粉吹きいも
【メークイン】
・カレー
・シチュー
・ポトフ
・肉じゃが
ばれいしょ(男爵いも)はメークインよりもでんぷん量が多く含まれていて、粉質の特徴がある品種でもあります。熱に弱く煮崩れしやすいですが、加熱することにより仕上がりがホクホクとした食感になるため、男爵いもをつぶして作る料理やホクホクの食感を楽しめる料理に使うのがおすすめです。
一方でメークインは含まれるでんぷん量が少なくきめ細やかで硬さがあるのが特徴で、しっとりとした食感と甘みを持っています。メークインは煮崩れしにくい品種であることから、煮込み料理に向いているほかにジャーマンポテトやグラタン、味噌汁の具などに活用するのも美味しくおすすめです。
どちらのじゃがいもを使って料理を作るのかは、じゃがいもの特徴とお好みの食感や仕上がりなどを照らし合わせて選ぶようにすることをおすすめします。
(*メークインの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
ばれいしょとメークインの違いがわかるレシピを紹介!
以下にばれいしょとメークインの違いがわかる、定番のおすすめレシピを紹介します。ばれいしょとメークインのどちらを使うかによって、料理の仕上がりがどのように違うのかなども紹介するので、参考にしてみてください。
①ポテトサラダ
男爵いもを使用して作ったポテトサラダはホクホクとしていて、昔ながらの懐かしい味と人気があります。滑らかなポテトサラダに仕上げたい場合は男爵いもが向いていますが、粒を少し残してじゃがいもの食感を楽しんで食べたいときなどは、メークインがおすすめです。
②カレー
男爵いもでカレーを作る場合は、煮崩れてしまわないように大きめにカットしておくがポイントです。じゃがいもの食感をしっかりと味わいたい場合はメークインの使用がおすすめで、煮込む前にフライパンに油を引いて炒めておくと、じゃがいもの型崩れを防ぐことが出来ます。
③肉じゃが
肉じゃがの煮崩れを避けるにはメークインの使用がおすすめで、大きめに切っておくとより安心です。肉じゃがを男爵いもで作る場合は事前に水にさらしてから油で炒めておいたり、煮込んでいる間はなるべく触らないようにしたりすることで、煮崩れを防ぐことが可能です。
ばれいしょとメークインとじゃがいもの違いは?

ばれいしょとメークイン、じゃがいもはいずれも同じいも類ですが、どのような点に違いがあるのでしょうか。ここではばれいしょとメークインとじゃがいもについて、どんな違いがあるのかを詳しく紹介します。
ばれいしょとじゃがいもは同じもの
ばれいしょとじゃがいもはどちらも同じもののことで、ばれいしょとはじゃがいもの別名でもあり、じゃがいもの大きなくくりとなる総称です。またメークインと男爵いもは、それぞれじゃがいもの品種のうちの1つです。
じゃがいもはメークインや男爵いものほかに、ジャガタライモやゴショイモとも呼ばれます。じゃがいもは16世紀末から日本の広範囲の地域で栽培されていたため異名や別名がたくさんあり、地方によっても様々な呼び方をされていました。
ばれいしょとじゃがいもの違いは由来
ばれいしょとじゃがいもは名前の由来に違いがあり、漢字で馬鈴薯と書くばれいしょは中国の言葉という説が有力です。馬鈴薯は元はじゃがいもを指す言葉ではありませんでしたが、江戸時代に植物学者の勘違いから命名されたようです。ちなみに馬鈴薯と名付けられたのは、ばれいしょの形が馬の首に付ける鈴に似ていたことからといわれています。
一方で、じゃがいもの名前の由来はジャワ島の商業港からきているといわれています。港の名前のジャカトラが訛ってジャガタライモとなり、さらに変化してじゃがいもと呼ばれるようになったとのことです。じゃがいもは、江戸時代にジャカルタから入って来たそうです。
(*じゃがいもの漢字について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ばれいしょとメークインの違いを抑えよう
ばれいしょとメークインはどちらもじゃがいもの品種ですが、見た目や触感の違い以外にも食感などが異なります。じゃがいも料理の仕上がりを良くするには、料理の種類やお好みの食感によってじゃがいもを使い分けるのがおすすめです。おすすめのレシピも参考に、ばれいしょとメークインの違いを知って、美味しいじゃがいも料理を食べてみてください。