トマトが腐るとどうなる?見分け方や原因は?保存できる期間の目安も紹介!
【野菜ソムリエ監修】トマトが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、トマトが腐った時の〈臭い・色・見た目〉など見分け方や、〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別に腐るまでの期間の目安を紹介します。新鮮なトマトの特徴や腐ったトマトを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
②生育環境が悪い
トマトの生育環境が悪い例は、以下の通りです。
・水のやりすぎ
・温度変化が大きい
・虫がつきやすい
生育の過程で水のやりすぎや温度変化が大きいと、トマトの実割れや変形の原因となります。前述したように、カビはトマトの傷の部分に生えやすいので腐る可能性が高くなります。また、虫に喰われたトマトは中に虫が入っている可能性があり、トマトの中でフンをするので、食べない方が無難です。
③保存状態が悪い
トマトの保存状態の悪い例は、以下の通りです。
・室温が高い場所に放置する
・水滴がトマトについたまま冷蔵庫に入れる
・お弁当に保冷剤なしで入れる
以上のように気温が高い場所やトマトに水分がついたまま保管をすると、トマトが腐る原因となります。トマトの中にある水分が腐ったり、雑菌がトマトに付着してカビが生える可能性があるからです。中の水分が腐っている場合にはトマトの表面に異変がない場合もあるので、食べて異変を感じたら飲み込まないようにしましょう。
(*トマトの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
腐ったトマトを食べたらどうなる?対処法は?
病気や生育環境、保存環境によって腐る原因のあるトマトですが、腐ったトマトを食べるとどのような異常が体に出るのでしょうか。トマトを食べて、異常があった時の対処の方法についても解説していきます。
体調に異常が出たら病院へ
腐ったトマトを食べると、以下のような症状が現れます。
・腹痛
・下痢
・嘔吐
腐ったトマトを食べると食中毒を引き起こし、腹痛や下痢、嘔吐などの胃腸障害が現れるようです。このような症状があった場合には脱水症状になりやすいので、なるべく水分を取って安静にしましょう。
下痢が1日10回以上続く場合や、意識障害、激しい嘔吐や呼吸困難があるなどの重い症状がある場合は、自宅療養せずに速やかに病院で診察を受けることをおすすめします。
トマトの保存可能な期間は?
腐ったトマトを食べると、胃腸障害を引き起こす食中毒になることがわかりました。ここからはトマトの保存可能な期間を方法ごとに紹介していくので、トマトを保管する時の参考にしてみてください。
①常温で保存する場合
常温で保存した場合の賞味期限の目安は、以下の通りです。
【1個丸ごとの賞味期限】
・2〜3日以下(適温で保存した場合)
【カット済みの賞味期限】
・1〜2時間
トマトを保存する適温は8〜10℃なので、夏に常温で保存するのは止めましょう。気温が高い場合で常温保管すると数時間でも傷む可能性がありますし、カットした面が多いほどトマトは傷みやすくなります。あまり日持ちしないので、カットしたトマトの常温保存はできるだけ避けましょう。
②冷蔵保存する場合
冷蔵庫で保存した場合の賞味期限の目安は、以下の通りです。
【1個丸ごとの賞味期限】
・10日ほど
【カット済みの賞味期限】
・1日
冷蔵庫でトマトを保管すれば、常温よりも長い間保存できます。丸ごとなら10日程日持ちしますが、カットした場合は1日とそれほど持たないので注意しましょう。また、カットしたトマトは賞味期限内でもカットした面から傷む可能性があるので、見た目や臭い、触感に異変があったら食べないようにしましょう。
③冷凍保存する場合
冷凍庫で冷凍保存した場合の賞味期限の目安は、以下の通りです。
【1個丸ごとの賞味期限】
・3週間〜1ヶ月ほど
【カット済みの賞味期限】
・3週間〜1ヶ月ほど
トマトを冷凍保存させると丸ごとでもカットして保存しても同じくらいの賞味期限になり、冷蔵保存よりも長く日持ちさせることができます。カットして冷凍保存をすると生で食べる場合の味の劣化が激しいため、加工調理を前提にして冷凍保管をしましょう。
また、丸ごと冷凍保存させた場合でも解凍して生で食べるのは難しいため、カットしたものと同じくソースやスープなどの加熱調理などに使用するのがおすすめです。
(*トマトの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)