ブリの旬の時期・季節はいつ?出世魚?栄養価・選び方やレシピを紹介!
ブリの旬の時期を知っていますか?成長と共に呼び方が変わる魚ですが、今回は、<天然・養殖>のブリの旬の時期・季節や主な産地・生産量を紹介します。ブリの選び方・見分け方や、さばき方、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ブリの主産地・漁獲量
平成27年の農林水産省・漁業養殖生産統計において、日本における天然・養殖のブリの漁獲量top5の地域は以下のようになっています。
1.長崎県 | 15,651t |
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2.石川県 | 13,859t |
3.島根県 | 11,204t |
4.千葉県 | 10,825t |
5.北海道 | 10,063t |
1.鹿児島県 | 25,365t |
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2.大分県 | 17,009t |
3.愛媛県 | 16,316t |
4.宮崎県 | 9,302t |
5.高知県 | 9,253t |
天然物は太平洋、オホーツク海、日本海、東シナ海と全国各地の海で漁獲されていて、養殖は主に九州、四国地域で盛んに作られています。
ブリの栄養価や選び方・見分け方のポイントは?
脂がのった旬なブリはとても美味しいですが、どのような栄養価があるのでしょうか。ブリの栄養価と新鮮なブリの選び方・見分け方のポイントを解説していきます。
ブリの栄養価・効能
ブリには以下のような健康にいい栄養が含まれています。
・DHA、EPA
・ビタミンD
・ビタミンB1、B2
・ナイアシン
DHA、EPAはオメガ3脂肪酸の一種で、魚の脂に豊富に含まれ、積極的に摂取することにより、脳の認知機能向上や、血液をさらさらにする効果が期待できます。ビタミンDはリンやカルシウムの吸収を助け、ビタミンB1、B2は疲労回復、脂肪の代謝促進させる効果があります。
また、ナイアシンは、補酵素としてアルコール、アセトアルデヒドの分解を手助けする効果があるので、ブリはお酒をよく飲む方におすすめの肴です。
新鮮なブリの選び方・見分け方のポイント
ブリの鮮度を見分けるポイントは切り身と場合と、一尾の場合で分けて解説します。
【切り身の場合】
・身の色合いが白いこと
・血合いの色が鮮やかであること
・全体に張りがあること
【一尾の場合】
・目に張りがありみずみずしい
・エラが鮮やかな赤色をしている
・大きく太って丸みがある
切り身の場合は、まず身の色を確かめましょう。身が白いブリは脂がのっていて美味しいです。次に鮮度を確かめるために血合いの色と、全体の張りを見ます。鮮度が落ちると血合いの色が茶色にくすんでくるので、血合いが赤みを帯びていて、ピンと張りがあるものを選びましょう。
そして、1尾の鮮度を見るにはまず目を見て、張りがあるものを選びましょう。鮮度が落ちていると目が白濁していたり、乾いていたりします。さらにエラ蓋を開けてみて、鮮やかな赤色をしていると新鮮です。また、大きく太っていることは脂のりがよく美味しい証拠です。
ブリのさばき方
動画のポイントをまとめてブリの捌き方をご紹介します。
①たわしで洗いぬめりを落とす
②鱗を包丁で引く
③エラを引き頭を落とす
④尻から包丁を入れて内臓とり、血合いに包丁を入れる
⑤鱗、血合いをよく洗い水気をとる
⑥胸びれとカマを切り落とす
⑦尾を左にして腹から中骨に沿って包丁を入れる
⑧半回転させ、背中から中骨に沿って包丁を入れる
⑨再度お腹を向け、中骨から切り離すように包丁を入れる
⑩裏返しにして、⑦〜⑨と同様に中骨と身を切り離す
動画はこの先も続きますが、⑩までの作業で三枚下ろしの完成です。この後は腹骨をとって、切り身にして煮物にしたり、皮を引いてお刺身にして頂くことができます。
ブリの旬の食べ方・レシピのおすすめ
旬のブリを美味しく食べられるように、ご飯やお酒にあうおすすめのレシピを紹介します。参考にしてみてください。