果物の女王「マンゴスチン」の味・食感や美味しい食べ方は?旬や栄養価なども紹介!

【野菜ソムリエ監修】マンゴスチンとはどんな味か知っていますか?マンゴスチンは何の果物に似ているのでしょうか?今回は、マンゴスチンの味・食感のほか、栄養価・効能なども紹介します。マンゴスチンの美味しい食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 福光佳奈子
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「...
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「野菜薬膳」の特別講義を実施。著書に『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)がある。保有資格は、野菜ソムリエプロ、薬膳インストラクターほか。

目次

  1. マンゴスチンとは?果物の女王?
  2. マンゴスチンの旬と栽培地域
  3. マンゴスチンが「果物の女王」とされる理由
  4. 世界三大美果と言われることも
  5. マンゴスチンはどんな味?食感は?
  6. マンゴスチンの味はライチに似ている
  7. マンゴスチンの食感
  8. マンゴスチンの食べ方
  9. マンゴスチンの皮の剥き方・手順
  10. マンゴスチンの栄養価・効能も紹介
  11. ①ビタミンB1
  12. ②キサントン
  13. マンゴスチンを食べてみよう

マンゴスチンとは?果物の女王?

マンゴスチンは、フクギ科フクギ属に分類され、東南アジアを主な生産地とするトロピカルフルーツです。果物の女王と呼ばれて世界三大美果とも言われますが、どんな果物なのでしょうか。ここでは、マンゴスチンの旬と栽培地域、果物の女王と言われる理由を解説します。

マンゴスチンの旬と栽培地域

マンゴスチンが栽培されているのは、熱帯・亜熱帯地域で、インドやタイ、マレーシアなど東南アジアが多く、ブラジルやメキシコでも生産されています。日本では栽培されておらず、日本で出回っているマンゴスチンのほとんどはタイ産です。日本でも栽培は可能ですが、マンゴスチンは成長が遅く実がなるまでに5年程とされています。

また、冷凍されたマンゴスチンは、通年を通して手に入れることができますが、生のマンゴスチンの旬の時期は6~7月ですが、現状国産品はありません。日本ではタイ産が6~9月頃に流通します。

マンゴスチンが「果物の女王」とされる理由

ドリアンが果物の王様と言われるのに対して、果肉が柔らかく、強い甘みと爽やかな酸味で上品な味わいであることからマンゴスチンは果物の女王と呼ばれています。マンゴスチンは缶詰や冷凍されたのを食べることもできますが、繊細な食感なので生で食べるのがおススメです。

また、生のマンゴスチンは追熟が進むと皮が硬くなるので、程よい弾力があるのを選ぶといいでしょう。ヘタは緑色で、傷がなく、ふっくらとしたものがおススメです。ただ、追熟しすぎると皮が硬くなりすぎて、甘みも飛んでしまうので注意しましょう。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

皮はみずみずしいものを選びましょう。大きな種が入っていることもありますが、果実と果肉のサイズは比例するので、できれば大きいものをおすすめします。

世界三大美果と言われることも

以下の果物は、世界三大美果に数えられています。

・マンゴー
・チェリモヤ
・マンゴスチン

この3つの果物は、大航海時代に探検家たちがの、東南アジアでこの3つの果物においしさに感激し、世界三大美果と称したとされています。また、マンゴーではなく、パイナップルであるといった説もあります。

また、19世紀の大英帝国の女王はマンゴスチンが大好物だったとされていますが、当時は冷蔵輸送の技術がないため食べることができなかった、といった話も残されています。

マンゴスチンはどんな味?食感は?

白い果肉がライチにも似ているマンゴスチンですが、実際どのような味や食感をしているのでしょうか。ここでは、マンゴスチンの味や食感などを紹介していきます。

マンゴスチンの味はライチに似ている

マンゴスチンは、赤紫色をした暑い皮の中に美しい乳白色の果肉が詰まっていて、白い見た目はライチにとても良く似ています。味もライチとよく似ていて、強い甘みを持っていますがしつこい甘さではなく、さっぱりとした程よい甘さとなっています。ほのかな酸味があるので、癖になってしまう方も多い様です。

果肉は水分が多く、一口食べてみると果汁が口の中で広がり、ほどよい甘みと酸味が丁度いいです。爽やかだけど濃厚な味に夢中になります。種が少し気になりますがとてもおいしかったです。

マンゴスチンの食感

プリッとした見た目のマンゴスチンの食感ですが、食べ応えがあるライチに食感に対し、マンゴスチンは繊維が多く、とろけるような柔らかさです。機会があれば、両方を食べ比べてみるのも良いでしょう。

味や香りに癖がほとんどなく、甘さ控えめで少しだけ酸味があり、とてもジューシーでした。食感は何に例えていいか難しいですが、ライチより少し柔らかい感じでした。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

食べごろの皮の色は赤紫色、もしくは濃紫色です。熟しすぎると皮は固くなり、甘みもなくなります。また見た目ではわかりにくいですが、果実が腐っている場合もあるので、皮がやわらかいうちに食べましょう。

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