ニラとスイセンの違い・見分け方は?味・匂い・見た目や食中毒など誤食の症状も紹介!
【管理栄養士監修】ニラとスイセンは酷似しており間違えやすいと知っていますか?スイセンは毒がありとても危険なのです。今回は、ニラとスイセンの見分け方や食中毒などスイセンの誤食による症状を紹介します。スイセンを誤食した場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ニラとスイセンは似ている?
ニラとスイセンの見た目はとてもよく似ていることを知っていますか?ニラとスイセンの見分け方のポイントを紹介します。またスイセンを誤食した際の対処法とともに紹介します。
ニラ
ニラはユーラシア大陸原産と言われている野菜で、夏に葉の間から30~40㎝の花茎を伸ばします。また、花期は8~10月頃です。緑色の葉ニラ、光を遮断して栽培し軟白化させた黄ニラ、若い蕾(つぼみ)を食べる花ニラなどがあります。栄養価が高く、ミネラル豊富で疲労回復に役立ちます。
(*ニラの栄養価と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
スイセン
主なスイセンの原産地はスぺインやポルトガルの地中海沿岸地域で、広く園芸用で家庭菜園で楽しまれています。日本では海岸付近の温暖な地域で自生し、広がっています。スイセンの花期は、冬から春で毎年花が咲く多年草です。
ニラとスイセンの見分け方は?【違いを比較】
ニラとスイセンの違いや、見分け方について調べました。
①見た目・断面での違い
スイセンの葉はニラよりも、見た目は厚みがあり、横幅が広くなっています。スイセンの根元の茎はニラよりも太くて丸い形になっています。さらに、ニラの根はひげ根で、スイセンの根は鱗茎(りんけい)となっています。
鈴木真美
管理栄養士
スイセンの球根は玉ねぎにも少し似ていて、間違えて食べられてしまい食中毒となった例もあります。 スイセンの毒は加熱しても変化しないため、間違えそうな状況ではしっかり確認することが大切です。
②匂いの違い
ニラの葉には特有の匂い硫化アリルが含まれています。硫化アリルは特に根本部分に多く、ニンニク、玉ねぎ、ねぎにも含まれます。スイセンの葉には青臭い程度でほとんど匂いはありません。