白菜の冷凍での保存方法・期間は?解凍のコツやレシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】白菜の正しい冷凍での保存方法を知っていますか?今回は、カット済みの白菜を冷凍で保存する方法・期間や〈鍋〉〈漬物〉などで解凍する方法にくわえ、レシピのおすすめなど紹介します。白菜を冷凍で保存するメリット・デメリットも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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白菜の冷凍保存は良い?悪い?
白菜は1/4や1/2のカットで売られていることが多く、新鮮なうちに使い切れないとお悩みの方も多いと思います。しかし、冷凍保存を上手に活用すればたくさん買った白菜も長持ちさせることができます。白菜の冷凍保存のメリットとデメリットを併せて紹介します。
白菜を冷凍保存するメリット
冷凍保存のメリットは多くあります。
・食品ロスをなくす
・賞味期限を延ばせる
・調理時の下ごしらえを減らし時短につながる
・味のしみこみが良くなる
冷凍保存をすれば大きめの白菜を買って使い切れずに廃棄することが無くなります。冷凍白菜は生の状態より賞味期限が伸びるので使い切らなければいけないという焦りも無くなります。基本的に大きめのカットで販売されている白菜のが安いため、家計の節約にもつながります。
生の白菜の調理時には洗う・切るなどの下処理が必要になりますが、冷凍白菜は冷凍前に全て済ませてあるので使いたいときに素早く調理が可能です。冷凍により白菜の細胞が少し破壊され、細胞に味が入り込むことで調理時に味がしみ込みやすくなります。
白菜を冷凍保存するデメリット
白菜の冷凍保存にはデメリットもあります。
・独特の食感が失われる
・調理法が限定される
白菜は生の状態では葉が柔らかく、白い芯の部分はシャキシャキの食感が特徴です。しかし、冷凍保存をすると細胞が壊れるために調理した際に全体がクタっとした状態になります。また、冷凍時はパリパリになるため、他の食品とぶつかったときに形状が壊れて粉々になるリスクもあります。ただし優しく保存すれば心配ありません。
しんなりした状態になるため、食感を楽しむようなサラダなどの生食は向いていません。スープや煮物、炒め物に入れるなど加熱調理が向いています。
釜野菜帆
管理栄養士
冷凍保存しておくと、時間がない時でもさっと野菜をプラスすることが出来るのでとてもオススメです(^^)
白菜を冷凍保存する方法・期間
白菜を上手に冷凍するにはどのような方法があるのでしょうか。生のまま、茹でてからの両方を賞味期限とともにチェックしていきましょう。
①白菜を生のまま冷凍保存する方法・期間
白菜は生のまま冷凍することができます。生鮮食料品を生のまま冷凍することに抵抗がある方もいるかもしれませんが、実は手軽においしさを保てる方法の一つです。
①1枚ずつ丁寧に洗う。
②キッチンペーパーで水気をふき取る。
③使いやすい大きさにカットする。
④小分けにして冷凍保存用袋へ入れ、空気をしっかり抜く。
⑤アルミのトレイにのせて冷凍庫へ。
生の状態で冷凍保存した場合の賞味期限は1ヶ月が目安です。洗ったときの水分をしっかりふき取ることで霜がつくのを防ぐことができます。鍋料理や炒め物に使用する場合は3~5㎝位のざく切り、スープや和え物に使用する場合は1㎝幅位にカットするのが良いでしょう。
生の白菜は冷凍庫から出した瞬間に解凍が始まり、使い切れなかった分を再冷凍すると味が落ちてしまいます。劣化を防ぐためにも、1回分ずつに小分けにして冷凍することをおすすめします。また、急速冷凍させると味わいを保つことができるので、アルミのトレイにのせて冷凍させましょう。
②白菜を茹でてから冷凍保存する方法・期間
ひと手間加えて茹でて冷凍保存することも可能です。解凍後は生の場合と比べて食感が少し落ちますが、カサを減らすことができるので冷凍庫のスペースがあまり無いときにおすすめの方法です。
①1枚ずつ丁寧に洗う。
②鍋に湯を沸騰させ、根元の部分から入れて葉までゆでる。
③全体がしんなりしたらザルにとり冷ます。
④好みの大きさにカットして軽く水気を絞る。
⑤小分けにしてラップに包み、冷凍保存用袋へ入れる。
⑥アルミのトレイにのせて冷凍庫へ。
茹でて冷凍保存した状態の賞味期限も約1か月間です。この場合も冷凍庫から出した時点で解凍が始まりますので、1回分ずつの小分けにして保存をしましょう。
冷凍白菜の解凍方法は?
冷凍した白菜はどうやって使えば良いのでしょうか。そのままなのか、解凍してから使うか悩みどころです。おすすめの解凍方法を紹介します。