ベーコンの賞味期限切れはいつまで食べられる？未開封は長持ち？保存で日持ちさせるコツも紹介！

ベーコンは価格が安定しており焼くだけでも美味しく食べることができる便利な食材ですが、賞味期限はどれくらいなのでしょうか。燻製の度合いや添加物、保存方法によって保存期間が異なるので、ここでは賞味期限について詳しく解説します。

たっぷりの塩分に漬けて燻製した本格的なベーコンはおおよそ2週間と比較的長く日持ちします。ベーコンは日持ちさせるために塩分を使っており、さらに燻製することでベーコンを腐敗させる菌を殺して保存性を高めています。さらに燻製の過程でベーコン自体の水分量が少なくなるため長く日持ちするのが特徴です。

一方で、スーパーやコンビニで売られているような発色剤や塩分を添加した後に燻製したベーコンの賞味期限は、塩分量が少なく水分量が多いため1週間程と比較的短めです。また、保存料を使わない無添加のベーコンや塩分を抑えて燻製したベーコンの場合はさらに賞味期限が短くなります。

このように製造される方法によって塩分量が違うので日持ち期間は異なるものの、およそ1週間～2週間が目安です。ただしこの期間は未開封の場合に限るもので、開封すると日持ち期間が変わるので注意してください。

開封後のベーコンが日持ちする期間はおおよそ2～3日です。開封したベーコンは外の空気に触れ、空気中の細菌が入り込んだり酸化が始まったりして劣化が始まります。ベーコンのパッケージに「開封後はお早めにお召し上がりください。」と書いていることがありますが、その言葉通りなるべく早く食べることをおすすめします。

なお、スライスベーコンよりもブロックベーコンの方が空気に触れる面積が少ない影響で長く日持ちすると言われています。

買ってきたベーコンをすぐに使う場合は冷蔵庫で保管することが多いかもしれませんが、長く保存したいときは冷凍で保存することも可能です。冷凍保存をすると1か月程度まで日持ちさせることができ、多少風味は落ちますが冷蔵庫で保存するよりも日持ちするのでおすすめです。具体的な保存方法は後ほど紹介するので参考にしてください。

購入したベーコンを、冷蔵庫に入れたまま忘れてしまい、賞味期限を切らしてしまった経験がある人もいるかもしれません。果たして賞味期限切れのベーコンはいつまでに食べればよいのでしょうか。ここでは、賞味期限の意味も併せながら解説します。

賞味期限とは美味しく食べることができる期間を指しており、ベーコンや缶詰、乾物など加工食品に設定されています。表示されている日にちは、食品の検査で決められた賞味期限におおよそ0.8の安全係数をかけた日にちのため、実際の賞味期限よりも短く設定されているのが通常です。

一方で消費期限は安全に食べられる期間を指し、主に肉や魚など生鮮食品に設定されています。消費期限を過ぎた食品は腐っている可能性が高いので、期限が過ぎる前に早めに食べましょう。（※1）

前述した通り、賞味期限は実際の期間に安全係数をかけて設定されているので、実際の賞味期限よりは短い期間が表示されています。そのため、期限が切れてから日数があまり立っていないものであれば問題なく食べられる場合がほとんどです。

ただし、保存状態などによっては品質が悪くなっていたり腐っていたりすることもあるので、食べられるかどうかは匂いや香りや見た目などで判断しましょう。（※2、3）

賞味期限切れのベーコンでも保存状態や嗅覚や視覚、触覚を使って判断することが分かりましたが、実際に腐っている状態をどうやって判断するのでしょうか。ここでは食べられる状態のベーコンと腐った状態のベーコンの特徴を紹介します。