大根おろしが辛い原因は?なぜ?辛味成分を抑える方法や栄養価について紹介!
【管理栄養士監修】大根おろしがとても辛いことはありませんでしたか?辛すぎる大根は食べにくいので避けたい方も多いでしょう。今回は、大根おろしが辛い原因・理由や、辛味成分を軽減する方法を紹介します。大根おろしの辛味成分の栄養価・効能についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
②レンジで加熱する
「長い時間置いておく余裕がない」という方は、電子レンジで数秒加熱しましょう。イソチオシアネートは熱に弱い成分のため、放置しておかなくてもすぐに辛さを和らげることができます。
しかし、大根を加熱してしまうと、消化酵素やビタミンCなどの栄養成分が破壊されてしまうこともあります。しっかりと栄養成分も摂取したい方は、甘い部分を使用したり、他の方法を試してみましょう。
③大根の外側を使わない
大根の使う場所を変えるだけでも、辛味を抑えることができます。イソチオシアネートは、大根の皮の部分に最も多く含まれているので、皮の部分を厚めに切り落としてからおろすようにするとある程度辛みを抑えることができます。また、葉に近い部位はイソチオシアネートの含有量が少ないので、こちらの部分を使用しても良いでしょう。
(*大根おろしに皮を使うか否かについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④辛くない大根を選ぶ
大根おろしの辛さを抑える最も手っ取り早い方法が、辛くない大根を選ぶことです。辛くない大根を見極める際に注目したい部位は、根です。ひげ根が上下にきれいに並んでいれば、甘い大根、逆に不規則に並んでいれば辛い大根と言われています。また、冬に栽培された大根も、夏と比較すると甘いので、辛味が苦手な方にはオススメです。
大根おろしの辛味で胃が痛くなることはある?
大根おろしの辛さが原因で、胃が痛くなってしまう事はあるのでしょうか?
空腹状態で食べると注意
空腹状態で辛い大根おろしを食べると、胃が痛くなることがあるので注意が必要です。その理由は、大根おろしに含まれている消化酵素が強く働きすぎ、胃に強い刺激を与えてしまうためです。消化酵素の働きにより、消化運動が活発になりますし、胃では胃酸が多く分泌されて胃壁が痛んでしまいます。
(*大根の食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
大根おろしの辛さは調節できる
大根おろしは辛いことが多いですが、使う部位を工夫したり、辛さを軽減する方法を実践したりすることによって、ある程度辛さは調節することができます。自分が最も美味しいと感じられる辛さに調節できるよう、工夫していきましょう。