生パスタとは?乾燥パスタ麺との違いは?作り方・茹で時間や料理レシピなども紹介!
生パスタとはどんな麺か知っていますか?今回は、生パスタと乾燥パスタの<茹で時間・風味・カロリー>の違いや、作り方も紹介します。そのほかにも、おすすめの生パスタに合うソースや料理レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
生パスタとは?
生パスタはスーパーの冷蔵コーナーに置かれていることも多いパスタですが、一体どのようなものなのでしょうか。ここでは、生パスタの原材料から詳しく紹介します。
生パスタとは加熱しないで作られた麺
生パスタは原材料の小麦粉と卵、塩と水を練りこんで、麺状に形成された加熱を加えない麺のことです。多くのパスタには乾燥パスタを使用しますが、乾燥パスタはセモリナ粉と水で生地を作った後に、加熱して水分を飛ばしています。
一方、生パスタには小麦粉に卵を加えていることも多く、さらに手でこねて作られる場合もあるので乾燥パスタよりも食感と風味が良いと言われています。
(*パスタの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生パスタと乾燥パスタの違いは?
生パスタと乾燥パスタは製造工程での加熱の有無が大きな違いだと分かりましたが、そのほかにも違いはあるのでしょうか。ここでは、生パスタと乾燥パスタが違う点をいくつか紹介します。
①茹で時間の違い
生パスタと乾燥パスタは、茹で時間に大きな違いがあります。一般的な太さの生パスタの茹で時間は2分から2分20秒ほどで、平べったい形をしているフィットチーネでも3分10秒から3分35秒ほどです。一方の乾燥パスタの茹で時間は一般的な太さのもので8分から11分、フィットチーネが5分から7分です。
このように、生パスタの方が乾燥パスタに比べて短い茹で時間で調理できます。
(*生パスタの茹で時間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②風味の違い
生パスタと乾燥パスタでは風味も大きく違います。生パスタは麺を形成する際に熱を加えずに作られ、生地に水分が残っているため小麦本来の香りや旨味が残った状態のまま麺ができあがります。一方、乾燥パスタは加熱して乾燥する過程で香りが飛んでしまうことが多く、生パスタに比べると小麦の香りは弱くなるのが特徴です。
③カロリーの違い
100gあたり | カロリー |
生パスタ | 288kca |
乾燥パスタ | 371kcal |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
生パスタよりと乾燥パスタのカロリーを比較した場合には、乾燥パスタの方がカロリーが高くなります。これは水分量の違いによるもので、乾燥パスタの方が水分量が少ない分密度が高いことが原因です。なお、茹でたあと生パスタのカロリーは125kcalに対し乾燥パスタのカロリーは149kcalと、生パスタの方が若干カロリーが低くなりますが、その差は縮まります。
生パスタの作り方は?
生パスタは購入するものだと考えている人が多いかもしれませんが、実は自分で作ることもできます。ここでは、簡単な生パスタの作り方について、使用する原材料から作り方の手順まで説明します。
原材料
(2人前)
・強力粉/200g
・卵/2個
・オリーブオイル/小さじ1
・塩/少々
作り方・手順
生パスタの作り方は以下の手順の通りです。
1.ボールに強力粉200gと塩少々を入れ混ぜる
2.卵2個とオリーブオイル小さじ2を入れ混ぜる
3.水分を吸って少しまとまりだしたら手で混ぜる
4.だんだんまとまってきたら取り出して台の上で捏ねる
5.ラップに包み常温で15分~20分生地を休ませる
6.ラップを外して生地を折るように捏ねる
7.もう一度ラップに包み冷蔵庫で15分~20分生地を休ませる
8.生地に打ち粉をして綿棒で1~2mmの厚さまで伸ばす
9.たっぷり打ち粉をして生地を三つ折りにする
10.折った生地に打ち粉をして半分に切る
11.好みの太さに切る
生地を手で混ぜるときは体重をかけて押すようにしっかり混ぜましょう。表面が滑らかになり耳たぶくらいの柔らかさになるまで捏ねて、伸ばすときは生地を持ち上げたときににうっすら透けて見えるくらいまでしっかり伸ばしてください。
また、生地を三つ折りにするときはくっついてしまわないように、打ち粉をたっぷりするのがポイントです。なお、麺を切るときは茹でると麺が膨らむので、少し細目に切ってください。
生パスタに合うソースや料理レシピ
生パスタには乾燥パスタでは味わえない風味と旨味があります。そんな生パスタに合うソースや料理レシピのおすすめを紹介します。
①カルボナーラ
生パスタはソースが良く絡むのでパスタの定番であるカルボナーラソースとの相性が良いです。生パスタは伸びやすいのでカルボナーラソースと和えるときは素早く和えましょう。温泉卵が難しい場合は黄身だけを乗せても美味しいです。
②ガーリックトマトソースパスタ
パスタの本場イタリアでは、トマトソースのパスタが定番です。トマトソースは生パスタの小麦の風味を活かす、とても相性の良い組み合わせです。このレシピでは甘味の強いミニトマトが使われています。
③白菜とツナのだしパスタ
こちらのレシピは白菜と青ネギ、ベーコンとツナで作るだしの味が美味しい和風のパスタです。仕上げに加える青ねぎ・バター・だし醤油は手早く混ぜましょう。
④イカ墨パスタ
イカ墨の濃厚なソースの香りの奥に生パスタの香りを楽しめるレシピです。フライパンだけで調理できるので、忙しい日の食事作りにも便利でしょう。
⑤冷たいトマトソースパスタ
こちらは帆立や海老を使った海鮮のトマトソースパスタです。生パスタは冷たく冷やすことで旨味が閉じ込められるので、生パスタとソースを大量の氷でしっかり冷やしてから食べてください。
生パスタを食べてみよう
生パスタは生地に熱を加えず加工するため、小麦の風味や旨味をしっかり感じることができるパスタだと分かりました。生パスタはパスタマシンがなくても簡単に手作りすることできるので、自分で作ってみるのも良いでしょう。水分が残っているので保存には向きませんが、乾燥パスタでは味わえない美味しさがある生パスタをぜひ味わってみてください。