生姜の皮は剥く?剥かない?簡単な剥き方や皮下にある栄養素と効能を紹介!
【管理栄養士監修】生姜の皮は剥いていますか?食べれるのでしょうか?今回は、生姜を皮ごと食べるメリット・効能やアルミホイル・スプーンを使った皮の剥き方を紹介します。保存している生姜の皮が黒い・赤い場合の安全性も紹介するので、参考にしてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
生姜の皮は剥く?剥かない?
生姜を料理で使用する時、皮を剥く場合と剥かない場合があります。どちらが正しいのか、メリットやデメリットと共に紹介します。
皮は薄く食べられるため剥かないでOK
生姜の皮は薄いので、剥かなくても問題なく食べられます。皮には栄養が多く含まれており、香りも良いので剥かない方がより生姜の風味を愉しめます。ただ、皮が付いていると食感が悪くなるといったデメリットもあるので、気になる方は剥いた方が良いでしょう。
農薬など心配な方は剥いても良い
栽培しているところによって差はありますが、生姜は比較的農薬を多く使用する野菜であると言われています。皮ごと使用して農薬を摂取するのが不安なら、皮は剥いて調理しましょう。ただ、皮の直下に栄養が多く集まっているので、皮はできるだけ薄く剥くように注意して下さい。
生姜の皮ごとすりおろす・切るメリットや効能は?
生姜の皮を剥かずにそのまま使用する事は、手間が省ける以外にもメリットがあります。皮をそのまま使う事によって期待できる効能についても見ていきましょう。
栄養価が高い
生姜にはさまざまな栄養素が含まれますが、栄養素の多くが皮と実との間に含まれています。皮を剥けばそれらの栄養素をそのまま捨ててしまう事になりますが、丸ごと頂く事で効率よく栄養素を摂取することができます。
片村優美
管理栄養士
生姜に限らず、野菜や果物はできれば皮がついたまま食べるのが理想的です。タワシを使えば汚れをきれいに落とせますので、きれいに洗って皮ごと食べましょう。
(*生姜の栄養素・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
香り・風味も強い
生姜の皮には多くの栄養が含まれており、その中には「ジンゲロール」や「ショウガオール」といった辛味成分も含まれています。これらは消臭効果や殺菌効果など期待できるので、生姜を魚などの臭み消しで使用したい時にはとても有効です。また、血流改善も効能として期待できます。
また、「シトロネラール」や「シオネール」といった香り成分も含まれます。おろし生姜などでどうしても皮を剥きたい場合には、栄養素が極力残る様薄く皮を剥きましょう。(※1)
片村優美
管理栄養士
身体によいといわれている生姜の有効成分は、皮の部分に多く含まれます。より効果を高めたいのであれば、皮ごと食べるのがおすすめです。