凍みこんにゃくとは?味や作り方は?戻し方や活用レシピのおすすめも紹介!
凍みこんにゃくとはどんな食材か知っていますか?今回は、凍みこんにゃくの製造方法や味・食感に加えて、自宅での作り方や、使い方・戻し方も紹介します。凍みこんにゃくの活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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凍みこんにゃくとは?
こんにゃくは日本人にはなじみのある食材ですが、凍みこんにゃくという言葉を聞いたことがない方もいるかもしれません。凍みこんにゃくの読み方はしみこんにゃくで、こんにゃくとは少し違う食材です。ここでは凍みこんにゃくがどのような食材かを詳しく紹介します。
「凍みこんにゃく」とは乾燥させた「こんにゃく」
凍みこんにゃくは、茨城県がルーツの郷土料理の1つです。凍みこんにゃくは、凍みるという関東地方の方言が語源になっており、凍みるという言葉は寒気が厳しくてこおりつくことを意味します。
凍みこんにゃくはこんにゃくを長期的に保存できるように乾燥させたもので、かつては農閑期である冬に作られていました。少なくとも昭和初期から存在する食材で、農家の高齢化に伴い、製造が途絶えかけた時期もあったようです。
凍みこんにゃくの製造方法
凍みこんにゃくを作る際は、まずこんにゃく芋を擦りおろし、茹で固めててアク抜きをしたり石灰水にくぐらせたりしてこんにゃくを作ります。昔ながらの製法ではこのこんにゃくを冬の時期に1枚ずつ丁寧に並べ、並べたものに水をかけて夜間の寒さを利用して凍らせます。日中は天日干しし、この凍結と乾燥の過程を数日間繰り返すことで完成するそうです。
凍みこんにゃくの味・食感は?まずい?
凍みこんにゃくは、通常のこんにゃくよりもパサパサしていて、歯ごたえがあります。こんにゃくと凍みこんにゃくの食感の違いは、豆腐と高野豆腐の違いにも似ています。凍みこんにゃくはその歯ごたえから肉に近い食感があるともいわれ、こんにゃくが苦手でも凍みこんにゃくであれば食べられる方もいるようです。
凍みこんにゃく自体には味はほとんどありませんが、凍らせることで通常のこんにゃくに比べて調味料の味が染み込みやすくなります。
Twitterの口コミ
凍みこんにゃくで煮物~(^w^)
こんにゃく大好きはなに味見させたら『うんめ~!!やんべ~』って…(^^;3歳にして訛ってる…笑
#凍みこんにゃく http://instagram.com/p/yB700bKm7p/
Twitterの口コミ
前回肉見えなかったから、牛タンつくねハンバーグを再投稿🌟煮たのと違い、しっかり肉食ってる感じで好評でした。キノコと一緒に照り焼き風に😊
おつまみに凍みこんにゃく始めました。肉の合間にクセになる食感です。
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凍みこんにゃくの作り方・手順は?
本格的な凍みこんにゃくを作るには手間暇がかかりますが、こんにゃくを以下の手順で冷凍することで、自宅でも簡単に凍みこんにゃくに近いものを作ることができます。
1.こんにゃくを薄く切るか、手でちぎる
2.保冷用の袋や容器に入れて一晩ほど冷凍する
3.解凍してこんにゃくの水気を絞る
冷凍するとこんにゃくが乾燥して中の水分が出てくるので、冷凍する前に水気を丁寧に拭く必要はありません。手間はかかりますが、一度解凍して水気を絞った後にもう一度冷凍すると、より本格的な仕上がりになります。また、解凍して水気を絞ったこんにゃくを1日天日干しして乾燥させるとより水分が抜けて、伝統的な凍みこんにゃくに近づくでしょう。
凍みこんにゃくの使い方は?
凍みこんにゃくは通常のこんにゃくとは使い方が違うので、その方法を理解しておくことが大切です。ここでは凍みこんにゃくの戻し方や調理法を説明します。
凍みこんにゃくの戻し方
凍みこんにゃくは、そのままでは硬くて食べられないので水で戻す必要があります。
1.15分ほど十分な量の水に浸す
2.水洗いして絞る作業を2、3回ほど繰り返す
3.好みの大きさに切り分ける
水洗いの作業は面倒に感じるかもしれませんが、手間を惜しむと食感に影響しやすくなるので、この過程はしっかり行ってください。サラダなど加熱調理しない料理に使う場合は、水で戻してから軽く湯がいておくと味を整えやすいです。