わけぎとは?ネギとの違いや保存方法は?使い方や料理レシピのおすすめなどを紹介!
【野菜ソムリエ監修】わけぎとはどんな野菜か知っていますか?今回は、わけぎの旬の時期・産地や味・食感に加えて、新鮮な選び方や、栄養素なども紹介します。わけぎの保存方法・期間や使い方の他に、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
わけぎとネギは、葉の部分はよく似ていますが根元の形に違いがあります。ネギは根元までまっすぐに伸びているのに対し、わけぎの根元はエシャロットのような膨らんだ球根状です。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
わけぎはたまねぎの一種であるシャロット類(英語ではシャロット、フランス語ではエシャロット)とねぎの雑種のため、このように根元がぷくっと膨らんだ形をしています。
わけぎと「あさつき」の違いは?
わけぎと似た野菜に「あさつき」もありますが、あさつきはネギと比べても色が薄く形も全体的に細いのが特徴です。あさつきの根元もわけぎのような球根状ではなくまっすぐなので、見分けるときは根元に注目しましょう。
(*あさつきについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
わけぎの選び方や栄養素は?
わけぎを購入するときは、できるだけ新鮮なものを選びましょう。ここでは、わけぎを選ぶときにチェックするべきポイントと、わけぎの主な栄養素を紹介します。
新鮮なわけぎの選び方
新鮮なわけぎには以下のような特徴があります。
・鮮やかな緑色
・葉先までピンと張っている
・太すぎず細すぎない
葉が黄色くなっているものや、折れたり傷が入っているわけぎは傷みやすいため選ばないようにしましょう。葉先がしおれていたり変色したりしているものは、育ちすぎて味が落ちていたり古い可能性があります。太さでも味が変わるので、鉛筆くらいの太さのものを選ぶと良いでしょう。
わけぎの栄養素
わけぎには、次のような栄養素が含まれています。
・βカロテン
・ビタミンC
・ビタミンK
βカロテンには抗酸化作用があるため、老化防止や発がん抑制に効果があると考えられています。ビタミンCは身体の免疫を高めるので、風邪や感染症予防に効果的に働いてくれます。βカロテンやビタミンCの含有量はネギより多いため、ネギよりも栄養価の高い野菜だと言えます。
わけぎの白い部分にはネギ同様辛みやにおいの元になる硫化アリルが含まれており、硫化アリルはビタミンB1の吸収を助ける働きがあるため、疲労回復効果が期待できます。
わけぎの保存方法・期間は?
わけぎも他の葉物野菜同様傷みやすい食材です。ここでは、より新鮮な状態を保てるわけぎの保存方法と保存期間の目安を紹介します。
①わけぎの冷蔵での保存方法
わけぎを冷蔵保存するときは、次のような方法で冷蔵しましょう。
①切っていない状態で新聞紙で包む
②ビニール袋に入れる
③野菜室へ入れる
わけぎは気温が高くなると傷みやすいので常温での保存は避けましょう。わけぎに含まれる硫化アリルは傷や乾燥で量が減ってしまうので、なるべく早く使いきるようにしてください。冷蔵での保存期間は2~3日です。
②わけぎの冷凍での保存方法
わけぎの冷凍保存の仕方は以下の通りです。
①使いやすい大きさに切る
②密閉容器やラップに包んで保存する
小口切りに刻んで保存しておく場合、わけぎ同士がくっついてしまわないようにキッチンペーパーを敷いておくのも良いでしょう。わけぎに水分が付いたまま冷凍すると解凍したときの食感が悪くなってしまうので、冷凍前に水分はしっかり取っておくことが大切です。冷凍では約3週間の保存期間があるので、しばらく使う予定の無いときは冷凍がおすすめです。