パンの語源・由来とは?どこから日本にやってきたの?ブレッドとの違いも紹介!

パンの語源・由来を知っていますか?どこから日本にきたのでしょうか?英語ではブレッドと言います。今回は、パンのの語源・由来やブレッドとの違いのほか、パンの日本での歴史について紹介します。各国のパンの種類も紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. パンの語源・由来は?
  2. パンの語源・由来はポルトガル語の「pão (パン)」
  3. ポルトガル語の「pão (パン)」の由来は?
  4. パンとブレッドの違いは?
  5. ブレッドの語源・由来はゲルマン語
  6. 各国のパンの呼び方一覧
  7. パンが日本に伝わった歴史とは?どこからきたの?
  8. 15世紀頃ポルトガルとの貿易で伝わる
  9. 日本でパンが広まったきっかけ
  10. 各国のパンの種類も見てみよう
  11. ①ドイツ:プレッツェル
  12. ②アメリカ:サンフランシスコサワーブレッド
  13. ③デンマーク:トレコンブロート
  14. ④フランス:パリジャン
  15. ⑤オーストリア:ツオップ
  16. パンは各国で様々

パンの語源・由来は?

パンの語源や由来はどこから来たのでしょうか。英語ではパンのことをブレッドと言うため、英語ではないことは分かります。ここではパンと呼ぶようになった由来やその語源について、歴史的な背景にも触れながら紹介します。

パンの語源・由来はポルトガル語の「pão (パン)」

パンの語源はポルトガル語の「pão (パン)」から来ており、日本ではパンと広く呼ばれているものの、ポルトガル現地でははっきりとパンとは発音されていないようです。なお、pão自体もラテン語のpanis(パーニス)が語源となっている言葉で、徐々にパンに変化していきました。

ポルトガル語の「pão (パン)」の由来は?

ポルトガル語の「pão (パン)」はパーニスが語源になったと前述しましたが、さらにパーニスもラテン語の「pasco(パスコ)」が由来になって生まれた言葉です。パスコには食物を与える・養うといった動詞的な意味があり、パスコが名詞になったものがパーニスだと言われます。

これはパンが当時のローマ人にとっての主食であり、パンによって養われているといった意味合いもあったようです。

パンとブレッドの違いは?

パンとブレッドの違いは何でしょうか。パンと言ってもさまざまあり、商品名にブレッドがついているものもあるので、その違いが分からない場合も多いでしょう。ここではブレッドの語源・由来のほか、他の国ではパンのことを何と呼ぶのかも紹介します。

ブレッドの語源・由来はゲルマン語

英語でパンを表す言葉にブレッドがありますが、英語はゲルマン語が祖語なので、ラテン語が祖語となったパンとは語源が異なります。ブレッドはかつてゲルマン語でBrauen(ブラウエン)と呼ばれていたものが変化していった言葉のようです。つまり、パンとの違いは呼び方の違いだけで同じものを指します。

各国のパンの呼び方一覧

各国のパンの呼び方は以下のようになります。

・英語:bread(ブレッド)
・ドイツ語:Brot(ブロード)
・オランダ語:Brood(ブロード)
・フランス語:le pain(ルパン)
・ロシア語:хлеб(フリエーブ)
・チェコ語:chleba(フレバ)
・フィンランド語:leipa(レイパ)
・中国語:面包(ミェンバオ)
・インドネシア語:roti(ロティ)

こうしてみると世界のパンの呼び方はさまざまで、同じヨーロッパ圏の中であってもその呼び方が異なります。英語のブレッドによく似た発音をするのはドイツ語とオランダ語で、どちらの国で話されている言葉もゲルマン語が祖先となっています。また、フランス語はポルトガル語と同じラテン祖語であることから、パンに近い発音となっているようです。

パンが日本に伝わった歴史とは?どこからきたの?

遠く離れたヨーロッパで主に食べられているパンですが、パンが日本に伝わった歴史はどのような流れだったのでしょうか。パンが日本に伝わった歴史を見てみましょう。

15世紀頃ポルトガルとの貿易で伝わる

パンは15世紀頃ポルトガルとの貿易で伝わったとされ、当時はパン以外にも以下のような様々なものが伝えられたそうです。

・キリスト教
・カステラ
・トランプ
・鉄砲

パンは15世紀ごろ、ポルトガルの宣教師たちがキリスト教の布教と一緒に持ち込んだのが始まりでした。ポルトガルとの貿易が始まるまでは、中国を経由して世界の文化が日本に伝えられていましたが、パンは中国を経由せず直接ポルトガルから伝えられた最古の言葉と言われています。

日本でパンが広まったきっかけ

パンが日本に伝わったのは15世紀ごろでしたが、江戸時代にパンを食べていたのは長崎県にある出島の中だけで、他の地域ではパン作りが禁止されていました。江戸時代後期になると海外からくる兵士たちに対抗するべく、携帯性の高いパンが注目され始めました。

本格的に日本でパンが作られたのは明治時代で、アンパンなどもこの時代に作られたそうです。なお、現在のように給食にまで広く普及するようになるのは戦後からです。

各国のパンの種類も見てみよう

ここからは、世界各国のパンの種類を紹介します。日本にも様々なパンがありますが、世界にはその土地の文化になじんだ独特のパンがあるので、中には名前すら聞いたこともないパンもあるでしょう。紹介するもの以外にも多種多様なパンがあるので、ぜひ調べてみてください。

①ドイツ:プレッツェル

プレッツェルはドイツの伝統的なパンで、水酸化ナトリウムに数秒つけたうえで焼き上げられています。日本でもプレッツェルの形をした固めのお菓子を見かけることがありますが、ドイツのプレッツェルは上の写真のように大きくて柔らかく、食事として食べられています。

(*プレッツェルについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ドイツのパン「プレッツェル」とは?食べ方や作り方・レシピのおすすめも紹介!

②アメリカ:サンフランシスコサワーブレッド

出典:http://www.panpedia.jp/world/america.html#03

アメリカのパンは他の国よりも歴史が浅く、ハンバーガーなどアレンジしたものが多い傾向にあります。サンフランシスコサワーブレッドは、その名の通りサンフランシスコで生まれたパンで、1849年のゴールドラッシュ時代に金鉱発掘者たちが食べていたものとされています。サンフランシスコサワー種を使うことで独特な風味があるのが特徴です。

③デンマーク:トレコンブロート

出典:http://www.panpedia.jp/world/denmark.html#02

デンマークのパンであるトレコンブロートは全粒粉やライ麦粉とゴマを使用したパンで、表面にもゴマがたっぷりとまぶされています。穀物の他に酵母と塩と水のみといったシンプルな材料で作られ、非常に素朴な味わいです。

④フランス:パリジャン

出典:http://www.panpedia.jp/world/france.html#15

フランスといえばバゲットが有名ですが、パリジャンは「パリのパン」という意味でバゲットよりも一回り太いのが特徴です。日本ではバゲットもパリジャンもフランスパンと呼ぶことがあるものの、フランスでは明確に違いがあり、パリジャンに入れるクープと呼ばれる切れ目は5本となっています。

(*バケットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

バゲットとは?名前の意味やフランスパンとの違いは?バケットは誤った読み方?

⑤オーストリア:ツオップ

出典:http://www.panpedia.jp/world/austria.html#01

オーストリア周辺の国ではメジャーなパンで「編み込んだ髪」を意味しています。スイスではツオップを日曜に礼拝堂に行った帰りに家族で食べる習慣があるため、前日の土曜日には多くのツオップが並びます。甘くはないものの、バターや卵がふんだんに使われていて香り豊かな味わいで、中にレーズンや柑橘類の皮が入ることもあります。

パンは各国で様々

パンの始まりは8000年前の古代メソポタミアと古く、それだけに種類も国によって多種多様で、全世界ではおおよそ6000種類以上ものパンがあると言われています。海外のパンが日本に伝わってから独自にアレンジされたものもあるので、本場とはまた違った味のものがあるでしょう。世界各国のパンについての知識を深めて、ぜひ色々なパンを味わってみてください。

関連する記事

×