パンの語源・由来とは?どこから日本にやってきたの?ブレッドとの違いも紹介!
パンの語源・由来を知っていますか?どこから日本にきたのでしょうか?英語ではブレッドと言います。今回は、パンのの語源・由来やブレッドとの違いのほか、パンの日本での歴史について紹介します。各国のパンの種類も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
日本でパンが広まったきっかけ
パンが日本に伝わったのは15世紀ごろでしたが、江戸時代にパンを食べていたのは長崎県にある出島の中だけで、他の地域ではパン作りが禁止されていました。江戸時代後期になると海外からくる兵士たちに対抗するべく、携帯性の高いパンが注目され始めました。
本格的に日本でパンが作られたのは明治時代で、アンパンなどもこの時代に作られたそうです。なお、現在のように給食にまで広く普及するようになるのは戦後からです。
各国のパンの種類も見てみよう
ここからは、世界各国のパンの種類を紹介します。日本にも様々なパンがありますが、世界にはその土地の文化になじんだ独特のパンがあるので、中には名前すら聞いたこともないパンもあるでしょう。紹介するもの以外にも多種多様なパンがあるので、ぜひ調べてみてください。
①ドイツ:プレッツェル
プレッツェルはドイツの伝統的なパンで、水酸化ナトリウムに数秒つけたうえで焼き上げられています。日本でもプレッツェルの形をした固めのお菓子を見かけることがありますが、ドイツのプレッツェルは上の写真のように大きくて柔らかく、食事として食べられています。
(*プレッツェルについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②アメリカ:サンフランシスコサワーブレッド
アメリカのパンは他の国よりも歴史が浅く、ハンバーガーなどアレンジしたものが多い傾向にあります。サンフランシスコサワーブレッドは、その名の通りサンフランシスコで生まれたパンで、1849年のゴールドラッシュ時代に金鉱発掘者たちが食べていたものとされています。サンフランシスコサワー種を使うことで独特な風味があるのが特徴です。
③デンマーク:トレコンブロート
デンマークのパンであるトレコンブロートは全粒粉やライ麦粉とゴマを使用したパンで、表面にもゴマがたっぷりとまぶされています。穀物の他に酵母と塩と水のみといったシンプルな材料で作られ、非常に素朴な味わいです。
④フランス:パリジャン
フランスといえばバゲットが有名ですが、パリジャンは「パリのパン」という意味でバゲットよりも一回り太いのが特徴です。日本ではバゲットもパリジャンもフランスパンと呼ぶことがあるものの、フランスでは明確に違いがあり、パリジャンに入れるクープと呼ばれる切れ目は5本となっています。
(*バケットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)