アロエの種類10選!品種別の見分け方は?食用&薬用の効果効能の違いなど比較して紹介!
【野菜ソムリエ監修】アロエの種類について知っていますか?食用以外にも使い方はあるのでしょうか。今回は、〈食用・薬用・観賞用〉のアロエ10種類の特徴・見分け方を画像とともに一覧で紹介します。アロエの効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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アロエとは?
アロエといえば昔から庭先に生えていて、火傷や傷口に塗って応急処置に使ったり日焼けでほてった肌を冷やしたり、医者いらずという別称もあるほど万能薬として馴染み深い植物です。ここではアロエはどんな植物かについて紹介します。
アロエは多肉植物
アロエは、主にアフリカの砂漠や草原で繁殖する、緑色の肉厚の葉とトゲが特徴の多肉植物です。その品種は300種以上と多く、世界中の温暖な地域で栽培されており、紀元前から薬用として使われていたことが分かっています。日本でも古くから薬用のほか食用や観賞用としても栽培され、環境に強く育てやすいことから多くの家庭で栽培されています。
アロエの花言葉
アロエの花言葉には「健康」「万能」「苦痛」などがあり、前向きな意味と後ろ向きな意味を併せ持っています。前向きな意味の「健康」「万能」は、昔からやけどの治療や胃腸の調子を整えるのにアロエが重宝されていたことから付いた花言葉です。一方、後ろ向きな意味の「苦痛」は、葉にトゲがあることと葉を食べるととても苦いことが由来になっています。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
アロエの効果効能は、そのまま花言葉につながっています。アロエは「蘆薈(ろかい)」とも呼ばれ、漢方薬としても利用されています。
アロエの種類【食用&薬用】
ここでは、食用や薬用として利用されているアロエの種類について紹介します。日本で馴染み深い種類もここに含まれているので、普段見かけるアロエがあるかどうかチェックしてみてください。
①アロエベラ
アロエの代表的な種類で古くから薬用として利用されてきましたが、現在では主に食用として利用されています。大きくて肉厚の葉は皮を剥くと透明なゼリー状になっており、苦味やクセが少ないため刺身にして食べたりヨーグルトに混ぜて食べます。根元から葉が地面に広がるように伸びるのが特徴で、茎は伸びません。日本でも多く見かける品種の一つです。
(*アロエベラの食べ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
アロエベラはレシピの幅が広いです。サラダや酢の物に入れたり、ゼリーやシロップ煮、ジュースなどのデザートにしたりしても楽しめます。
②キダチアロエ
アロエベラと同じく日本でよく栽培されている種類で、茎が長く伸び、背が高く育つことが特徴です。薬用効果が高く、日本では昔から医者いらずの愛称で知られ胃腸薬や貼り薬として使用されてきました。アロエベラと同じく葉の中には苦味の少ないゼリーが入っていますが、ゼリー部分は取り出しにくく、皮もかなり苦いため食用には向きません。
(*キダチアロエの食べ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)