アロエの種類10選!品種別の見分け方は?食用&薬用の効果効能の違いなど比較して紹介!
【野菜ソムリエ監修】アロエの種類について知っていますか?食用以外にも使い方はあるのでしょうか。今回は、〈食用・薬用・観賞用〉のアロエ10種類の特徴・見分け方を画像とともに一覧で紹介します。アロエの効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
アロエとしては世界で最も小さい種とされ、成長しても5〜7cm程度にしかなりません。三角の葉には白い斑点があり、不定期にオレンジ色をした小さな花を咲かせます。可愛らしい見た目で室内で栽培することもできますが、日に当てることも大切で、かつ適切な温度管理が必要な品種です。
⑤アロエ・マルロシー
和名を鬼切丸と言い、肉厚の葉の外側に鋭いトゲを出すことが特徴です。小さいうちは可愛らしい見た目ですが、成長すると数年で最大3〜4mの大きさになります。食用としても利用できますが、食用アロエの中では最も苦いアロエとして知られています。
⑥アロエ・ストリアータ
口紅アロエとも呼ばれる種で、和名を慈光錦と言います。葉の縁がうっすら白やピンク色になっていて、それが口紅アロエと呼ばれる由来になっています。アロエの中では珍しく葉にトゲがなく、幅があってやや平べったい葉は成長とともに螺旋状に展開して格好がよいため、観賞用として人気のあるアロエです。
食用&薬用アロエの効果・効能は?
世界中で万能薬として重宝されているアロエですが、アロエの効果・効能にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは食用&薬用アロエの効果・効能について紹介します。
①美肌効果
アロエから抽出したエキスには、肌の生まれ変わりを促進する作用やコラーゲンの生成を促進する作用があるため、ハリと弾力のある肌作りに期待ができます。また、アロエに含まれるアロエシンという物質はメラニン色素ができるのを抑制するため、シミやそばかすを予防して美肌を作ります。
②腸内環境を整える効果
アロエは胃液の分泌を促して腸内の運動を活発にするため、消化不良による胃もたれなどを防いだり便秘を改善したりする効果があります。また、アロエに含まれるアロインという物質には抗炎症作用があり、胃炎や腸炎を予防します。腸内環境が整うと、肌の調子がよくなったり太りにくくなったりもするため、胃腸の調子がよくない時にはぜひ試してみてください。
③火傷や傷を治す効果
アロエの抗菌作用や抗炎症作用は、軽度の火傷や傷の修復を助けたり、日焼けでほてった肌を冷やす効果があります。日焼けの場合は熱を持った部分をアロエで冷やした後、アロエの化粧水でしっかり保湿をしておくとさらに効果的です。
アロエの種類は様々
アロエには多くの種類があり、観賞用として楽しめるほか、食用や薬用としても利用できることを紹介しました。家庭栽培でも育てやすい種類もあるので、健康や美容のためにアロエを自宅で育ててみるのも良いでしょう。