冷凍できない野菜・食材15選を一覧で!不向きな理由や正しい保存方法を紹介!

冷凍できない&してはいけない野菜・食材を知っていますか?間違えた保存方法にすると食べられなくなるかもしれません。今回は、冷凍できない野菜・食材を一覧で、正しい保存方法とともに紹介します。生のまま冷凍できる・した方がいい野菜も紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 冷凍できない&してはいけない野菜・食材を一覧で!特徴はある?
  2. 冷凍できない野菜・食材一覧
  3. 冷凍できない野菜・食材の特徴
  4. 冷凍できない野菜・食材と正しい保存方法15選!
  5. ①レタス
  6. ②なす
  7. ③ごぼう
  8. ④キャベツ
  9. ⑤きゅうり
  10. ⑥たけのこ
  11. ⑦大根
  12. ⑧じゃがいも
  13. ⑨スイカ
  14. ⑩かぼちゃ
  15. ⑪ゴーヤ
  16. ⑫玉ねぎ
  17. ⑬人参
  18. ⑭チーズ
  19. ⑮マヨネーズ
  20. 逆に生のまま冷凍できる・した方がいい野菜は何がある?
  21. ①もやし
  22. ②ブロッコリー
  23. ③きのこ
  24. ④さつまいも
  25. ⑤長芋
  26. 冷凍できない野菜を一覧で把握しよう

冷凍できない&してはいけない野菜・食材を一覧で!特徴はある?

近年、野菜や食材を冷凍保存する人が増えてきました。しかし、正しく保存しないと、味が落ちて食べられなくなる食材もあります。ここでは冷凍保存ができない野菜や食材を、15個紹介します。理由についても説明するので、参考にしてください。

冷凍できない野菜・食材一覧

冷凍できない野菜や食材は、以下が挙げられます。

・レタス
・なす
・ごぼう
・キャベツ
・きゅうり
・たけのこ
・大根
・じゃがいも
・スイカ
・かぼちゃ
・ゴーヤ
・玉ねぎ
・人参
・チーズ
・マヨネーズ


冷凍できない野菜や食材は、他にもあり、共通点もあります。知っておけばうっかり冷凍してしまい、全て食べられなくなったと言ったことも避けられるので、覚えておきましょう。上記の15種類の野菜や食材における冷凍してはいけない理由を、次の大見出しで説明します。

冷凍できない野菜・食材の特徴

冷凍できない野菜や食材には、以下の特徴があります。

・水分が多い
・油分が多い
・食物繊維が多い

水分や油分など、液体が大部分を占める食材は冷凍保存には不向きです。冷凍することで中の水分が抜けてしまいスカスカになったり分離したりと、食感や味に悪影響があるため、冷凍するのは避けた方が無難と言えるでしょう。また、根菜類においては水分や食物繊維が多い食材も、中の水分が抜けて口当たりが悪くなります。

冷凍できない野菜・食材と正しい保存方法15選!

冷凍できない野菜や食材を、正しい保存方法とともに15選一覧で紹介します。冷凍できないといっても、ひと手間加えることで問題なく冷凍保存ができることもあるため、知っておくと便利に活用できます。

①レタス

生野菜として食べることの多いレタスは、水分が多く冷凍すると砕けてしまい、食感や見た目も良くありません。解凍すると溶けたような状態になるため、サラダには向かず、料理方法が限られます。冷凍する場合は、ちぎった状態でフリーザバッグに入れて保存し、解凍時には凍ったままで鍋やフライパンに投入します。

(*レタスの冷凍保存の方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

レタスを冷凍保存する方法・期間は?解凍の仕方や使い道・レシピのおすすめも紹介!

②なす

なすは水分が多く、生のまま冷凍すると旨味がなくなります。皮が固くなって食感も悪くなるため、冷凍保存には不向きです。そのため、家庭菜園で大量にできたり、貰ったりした場合はできるだけ早めに食べるのが良いでしょう。

どうしても冷凍する場合は、そのままの状態で冷凍するのではなく、食べやすい大きさに切ってあくを抜くひと手間が必要です。

(*なすの冷凍がまずい原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

なすの冷凍がまずい原因は?正しい保存・解凍方法や活用レシピのおすすめも紹介!

③ごぼう

根菜の中でも繊維質の多いごぼうは、冷凍すると水分が抜けて筋だけが残ります。基本的に根菜類は固いため、そのままの状態で冷凍すると料理をする時にも切りにくく、冷凍には不向きと言えるでしょう。冷凍する場合は、ささがきや薄切りにした後に酢水に浸けて、あく抜きした後に水気を切ってから保存します。

(*ごぼうの冷凍がまずい原因と冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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④キャベツ

キャベツは水分量が多く、繊維が多いため、冷凍すると水分が抜けて歯ごたえのある食感が失われます。また、そのまま冷凍すると使いいにくくなるため、正しい冷凍方法で保存する必要があります。冷凍する場合は使いやすい大きさに切ってから保存すれば、炒めものや鍋物など幅広く使えて便利です。

冷凍したキャベツは繊維が際立ち、サラダや添え物としては不向きなので、色々な料理に使いたい場合は冷蔵と冷凍に分けるなどの工夫をするのが良いでしょう。

(*キャベツの冷凍がまずい原因と正しい冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑤きゅうり

きゅうりは野菜の中でも水分が多く、冷凍保存には不向きです。加熱して使うこともありますが、サラダなどの生野菜で食べることも多いため、避けた方が無難でしょう。

冷凍するときには水分の多い種の部分を取り除いてから切って保存するか、そのままラップに包んで漬物にする方法があります。冷凍したきゅうりは、加熱してスープやチャーハンなどに使うのがおすすめです。

(*きゅうりの冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑥たけのこ

ごぼうと同じく根菜類にあたるたけのこは、繊維が多く、冷凍には不向きです。また、たけのこはアクが多く含まれていることから、そのまま冷凍するとえぐみが出て食べられません。冷凍するときにはアク抜きをして、小さく切ってから保存すると料理をする時に手間もかからず、繊維にも味が染みこんで美味しく食べられます。

(*冷凍したたけのこがまずい原因と正しい冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑦大根

大根は根菜類の中でも大型で、冷凍には不向きと言われています。解凍した時に水分が抜けて柔らかい食感となるため、サラダには使うことができなくなります。大根おろしにする場合には、すりおろしてから冷凍するのがおすすめです。

煮込み料理に使いたい場合にはむしろ冷凍するのがおすすめで、切ってから冷凍保存すれば、そのまま煮込むことで味が染みこみやすくなります。

(*冷凍した大根がまずい原因と正しい冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑧じゃがいも

根菜類にあたるじゃがいもは水分が多く、冷凍には不向きな野菜です。解凍することで水分が抜けてスカスカになるうえ、食感も悪くなります。ただし、加熱後潰して保存することは可能なので、コロッケなどに使うために冷凍するのは問題ないでしょう。

肉じゃがやカレーなどの料理に入れて保存する際には、じゃがいもは取り除くか、保存袋の上から潰したうえで冷凍することをおすすめします。

(*じゃがいもの冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑨スイカ

果物としても扱われることのあるスイカは、全体の90%が水分と言われており、冷凍には不向きと言えるでしょう。解凍した時に水分が抜けてスカスカになり、食感も悪くなります。ただし、スムージーやシャーベットなどのデザートとして使う場合には、調理がしやすくむしろ冷凍した方が良いと言えます。

さらに夏が旬となるスイカは、凍らせたまま食べると体の熱を取ってくれるので、食べ方に合わせて保存方法を変えるのもおすすめです。

(*スイカの冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑩かぼちゃ

かぼちゃは水分量が多いため、冷凍してから料理に使うと水っぽく、繊維が残ってスカスカした食感になります。臭いが出ることもあるため、冷凍には不向きです。かぼちゃを冷凍する場合は、あらかじめ切ってわたや種を取り除いてから密封袋に入れるのがおすすめです。使える料理は限られますが、茹でてマッシュしてから保存する方法もあります。

(*冷凍したかぼちゃがまずい原因と正しい冷凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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⑪ゴーヤ

ゴーヤはそのまま凍らせると調理がしにくくなり、苦味やえぐみが強くなります。さらに食感も悪くなることから冷凍には不向きと言えるでしょう。家庭菜園でたくさん採れたものが食べ切れず冷凍したい場合は、中の種とわたを取ってから塩揉みし、水気を取って密封袋に入れて保存します。冷蔵庫に急速冷凍機能があるなら、活用するのもおすすめです。

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⑫玉ねぎ

玉ねぎも冷凍には向いておらず、解凍した時に水分が抜けて繊維だけとなり、口当たりが悪くなります。ただし玉ねぎを冷凍することのメリットも大きく、スライスしたりみじん切りにしたりしてから密封袋に入れて冷凍保存すれば、繊維が壊れやすくなります。

カレーやハンバーグなどの料理に使うには大変便利な方法で、飴色玉ねぎを作る時にすぐに甘みが引き出せる点もメリットです。

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⑬人参

根菜類である人参は、冷凍保存には不向きで、そのまま凍らせると水分が抜けて柔らかい食感になります。基本的に生のままでの冷凍ではなく、加熱してから保存しましょう。熱を加えることで解凍しても栄養が逃げにくくなり、料理に入れた時にも素早く味が染み込みます。冷凍する時には水気を切って、小分けにして保存するのが便利です。

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⑭チーズ

チーズは、種類によって冷凍の向き不向きが異なります。チーズは冷凍すると食感が変わってしまうため基本的には不向きな食材ですが、スライスしたりすりおろしたりすることで、冷凍保存が可能です。そのまま食べることはできなくなるため、解凍後は必ず加熱してから食べるようにしてください。

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⑮マヨネーズ

マヨネーズは油分が多く、冷凍することで材料が分離し食べられなくなります。安売りしているからとまとめ買いしても、冷凍はできないため、使う分だけ購入することをおすすめします。なお、スーパーで販売されているマヨネーズは未開封なら常温保存が可能で、できるだけ涼しい所に保管すれば、表示されている賞味期限まで美味しく食べることが可能です。

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逆に生のまま冷凍できる・した方がいい野菜は何がある?

ここまで冷凍に不向きな野菜を紹介しましたが、ここでは反対に冷凍した方が良い、生のまま冷凍できる野菜について説明します。食材によっては栄養価が高くなるため、すぐに使うつもりでも冷凍した方が良いこともあります。

①もやし

もやしは日持ちしないため、すぐに使わないなら冷凍しておくのもおすすめです。ただし、歯触りの良い食感は失われるため、サラダに使いたい時は冷凍するのは避けたほうがよいでしょう。小分けにして冷凍することもできるため、みそ汁などに少しだけ使いたい時にも活躍します。パッケージの袋ごと冷凍も可能で、保存期間は2週間程度です。

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②ブロッコリー

ブロッコリーは市販でも、冷凍したものは使い勝手が良く人気のある食材です。家庭でも生や茹でた状態で保存ができるため、たくさん手に入ったら冷凍するのがおすすめです。冷凍方法は小房に分けて水分を拭き取り、小分けにして密閉袋に入れてから保存します。冷凍の目安は1か月程度のため、さまざまな料理に使って使い切りましょう。

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③きのこ

きのこは繊維が多く冷凍には不向きに見えますが、繊維や組織が破壊されることで栄養の吸収率が高くなるため、凍らせた方が良いと言えます。スーパーで安く購入できたらまとめて購入して冷凍保存する人もいます。冷凍方法は石突きをとって小分けにしてから、密閉袋に入れて保存しましょう。なお、きのこを冷凍保存した時の賞味期限は1か月程度です。

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④さつまいも

根菜類にあたるさつまいもは、冷凍保存が可能です。じゃがいもや大根などの水分量の多い根菜類に対し、さつまいもは水っぽくならず、食感も変わりません。同じくサトイモなどの根菜類も冷凍が可能なので、たくさん手に入ったら使いやすく切って、まとめて冷凍保存しましょう。さつまいもを生で冷凍保存した場合の賞味期限は、約1か月です。

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⑤長芋

根菜の長芋は冷凍が可能で、まとめて処理して冷凍保存しておくことで手が痒くならずに手早く料理に使えます。保存方法はすりおろすか、細かく切って小分けにしてから冷凍すると便利です。すりおろしたものは、1か月保存ができ、小分けにすれば食べるときに袋の角を切って絞り出す使い方もできます。

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冷凍できない野菜を一覧で把握しよう

野菜や食材には冷凍に不向きなものがありますが、ほとんどの食材はひと手間加えることで冷凍保存することができます。特に根菜類などの大型の野菜が使い切れない時に冷凍方法を知っておけば節約にもつながり、無駄なく消費することができます。この記事を参考にして、冷凍に不向きな野菜を一覧で把握しておきましょう。

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