なすの冷凍がまずい原因は?正しい保存・解凍方法や活用レシピのおすすめも紹介!
【ハーティッチファーム監修】なすは冷凍するとまずい・ぶよぶよになると言いますがなぜでしょうか?今回は、なすを冷凍保存する方法を比較して、どれが一番楽に美味しく保存できるのかを、解凍のコツとともに紹介します。冷凍なすの使い方・活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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なすを冷凍したらまずい?なぜ?
なすは冷凍保存に向かず、実際に冷凍するとまずくなりますがなぜでしょうか。ここではなすを冷凍するとまずくなる原因を紹介します。
①なすの水分が抜けてぶよぶよになる
なすは野菜の中でも水分が多く、乾燥に弱い野菜です。そのため、冷凍すると庫内の乾燥により水分が抜けてぶよぶよになるのが、なすがまずくなる原因の一つです。長期保存の為に冷凍するにしても、買ってきてそのまま冷凍するのではなく正しい方法に沿って冷凍保存することが重要でしょう。
賀川元史
ハーティッチファーム
なすに含まれる水分量は、実の重さのうちの約94%と言われており、ほぼ水分で出来ている野菜です。 収穫後は、如何に水分を保つかということがナスの鮮度を保つ重要なポイントになります。
②皮が固く食感が悪くなる
なすは夏野菜であるため、極端に寒い場所を嫌います。冷凍保存すると皮が硬くなり食感が悪くなります。冷凍保存に限らず、なすの皮が硬くなるのは秋に近付き寒暖の差が激しくなる頃にも起こる現象です。皮の食感が気になるなら、調理方法を工夫してみましょう。
なすの美味しく冷凍保存するポイント
一般的になすは冷凍保存は向かないと言われていますが、正しく保存すれば問題なく冷凍できます。冷凍保存するポイントを紹介するので、ポイントを押さえながら冷凍していけば調理後になすがまずかったということが避けられるでしょう。
①水気を取る
なすを冷凍するときは洗ってそのままや水分が残っている状態で保存すると、調理した時に残っていた水分が出て全体が水っぽくべちゃっとした食感になります。霜がつき冷凍やけも起こすため、なすそのものの食感も悪くなります。冷凍保存をする前は、キッチンペーパーや乾いた布巾などでよく拭き取ってください。
②急速冷凍する
なすからできるだけ水分を出さないために、できるだけ素早く冷凍するのが重要です。自宅の冷凍庫に、急速冷凍機能がついているならぜひ活用してみてください。乾燥によって水分が抜ける前に冷凍が完了するため、鮮度が保たれたまま冷凍保存ができます。
急速冷凍機能がついていない場合は、ステンレスなどの金属でできたバットの上になすを置いて冷凍しましょう。電熱の効果が高いため、素早く冷凍できます。
③空気に触れさせない
なすを冷凍するときには袋に入れることになります。しかし、なすはあくが強い野菜であるため、空気に触れさせた状態のまま保存すると酸化して切った部分が黒く変色します。特に切って保存する場合は、できるだけ袋の空気を抜いたうえで保存しましょう。ポリ袋でも構いませんが、簡単に開閉できて空気も抜きやすいジップバッグタイプの袋がおすすめです。
なすの冷凍保存の仕方を比較
保存法 | 仕上がり | 手間 |
生で冷凍 | 切り方が決めやすい | 簡単 |
加熱調理して冷凍 | 崩れにくい | 手間がかかる |
レンジでチンして冷凍 | 食感が良い | 手軽 |