なすの冷凍がまずい原因は?正しい保存・解凍方法や活用レシピのおすすめも紹介!
【ハーティッチファーム監修】なすは冷凍するとまずい・ぶよぶよになると言いますがなぜでしょうか?今回は、なすを冷凍保存する方法を比較して、どれが一番楽に美味しく保存できるのかを、解凍のコツとともに紹介します。冷凍なすの使い方・活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
なすを冷凍保存する方法はいくつかありますが、なすの状態によって仕上がりや手間がそれぞれ異なります。一長一短があるのでいくつか方法を変えて冷凍しておくと、使いたい料理にうまく合わせられます。少し手間はかかりますが、試してみてください。
①生でそのまま冷凍保存する方法
生のままで保存するには以下のようにします。
1.ヘタを切り取って使いたい形に切る
2.10分程度水につけてアク抜きをする
3.キッチンペーパーで水気を拭き取ったら袋に入れて冷凍する
生のまま冷凍保存するメリットは、使いたい形にしやすく、さまざまな調理への汎用性が高くなる点が挙げられます。デメリットは、皮が固くなることです。大きな状態で冷凍するなら、縞模様に皮を剥くなどの対策をしてから冷凍するようにしましょう。
②炒め・揚げなど加熱調理して冷凍保存する方法
炒めたり揚げたりする場合の方法を紹介します。
1.なすを使いたい形に切る
2.水分を拭き取ったら、170度前後の油で揚げるか炒める
3.なすに焼き色がついたら油を切って粗熱を取る
4.重ならないように袋に入れて保存する
加熱調理してから冷凍すると、食べたい時に解凍するだけですぐに食べられるので便利です。解凍した時に崩れにくいのもメリットで、色や形がきれいなまま食卓に出せます。デメリットは、油を使った料理にしか使えず、手間の割には使える範囲が狭いことです。
③レンジで火だけ通して冷凍保存する方法
最後になすをレンジで加熱してから冷凍保存する方法です。
1.なすを使いたい形に切る
2.10分程度水につけてアク抜きをする
3.重ならないように皿などに並べ、600wで5分加熱する
4.粗熱をとったら水分を拭き取る
5.袋に入れて冷凍する
レンジで加熱だけしてから冷凍する方法は、火は通しているので皮が硬くなりにくく、皮ごと料理に使いたい時にはとても便利な方法と言えるでしょう。水っぽくならないため食感も変わりにくいのがメリットです。しかし、加熱後に水気を切る手間があったり、切り方が限られたりするのが難点と言えます。
(*なすを冷凍保存する方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
冷凍なすの解凍方法のコツ
冷凍したなすを解凍する場合は、何かコツがあるでしょうか。水分が抜けてぶよぶよになるのがまずくなる原因なら、解凍するときもうまく行わないと、まずくなる可能性があります。食感の変化をできるだけ変えないように、コツを押さえて解凍してください。
①解凍せずにそのまま料理に使ってもOK
なすを解凍するときは、凍ったまま調理中の鍋やフライパンに投入して構いません。加熱調理済みのなすの場合はレンジなどは使用せず、自然解凍で解凍してもいいでしょう。そのまま揚げ浸しや煮浸しが作れるため、休日の昼食や夕食の一品として使うと非常に便利です。
賀川元史
ハーティッチファーム
冷凍したナスは解凍すると水分が抜けるために、逆に味が沁み込みやすくなり、なすに味が沁み込むことで美味しくなる煮浸しや煮込み料理には、冷凍なすは使いやすいですね☆
②自然解凍や解凍させ過ぎで水分がぬけないように注意
なすを上手く冷凍しても、自然解凍し過ぎると水分が出て、食感が落ちてしまいます。旨味も逃げるため、レンジで加熱する場合は30秒程度と、ごく短時間で済ませてから加熱しましょう。冷蔵庫で自然解凍するときも長時間の自然解凍は避けて、早めに調理したほうが良いと言えます。
冷凍なすの使い方・活用レシピ
冷凍したなすを使った、おすすめのレシピを紹介します。味や食感をできるだけ変えないように冷凍保存してはいるものの、やはり生の状態に比べれば向かない調理法もあります。他の野菜を使ってアレンジもできるので、ぜひ挑戦してみてください。