あさりの漢字での書き方・由来は?虫偏と貝偏の違いはある?他の貝の種類も紹介!
あさりを漢字でどう書くか知っていますか?あさりの漢字の書き方は一種類ではありません。今回は、あさりの漢字<浅蜊・蛤仔・蜊・鯏・求食貝>の由来や、虫偏と貝編の違いも紹介します。他の種類の貝の漢字についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
虫偏に「見」を合わせた「蜆」とは、しじみのことです。「見」は目で見ることだけでなく、現れることも意味します。しじみは池や川の浅瀬に現れることから、このような漢字が当てられたと言われています。
③鮑・蚫
魚偏や虫偏に「包」の文字を組み合わせた漢字は、あわびと読みます。「包」の文字を使うのは、あわびが岩に密着する際、身を包むように殻で覆う姿に由来しているためです。あわびの漢字は、鮑や蚫のほか、鰒の字が使われることもあります。
(*アワビの漢字について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
④栄螺
「栄」と虫偏の漢字の2つから成るこの漢字は、さざえと読みます。さざえと呼ぶ「礫」の文字が変化して「栄螺」になった説が有力です。さかえとも読める「栄」の字が使われているのは、その発音がさざえに似ているためだとも言われています。また、さざえは栄螺のほか、拳螺の漢字が使われることもあります。
⑤牡蠣
虫偏の「蠣」の字が使われる牡蠣とは「かき」のことで、この漢字は中国から伝えられたものです。「蠣」の文字だけでもかきを表しますが、かつて中国では全てのかきがオスだと認識されていたため「牡」の漢字がつけられたと言われています。
⑥田螺
田に虫偏の「螺」の字を組み合わせた漢字は、たにしと呼びます。「螺」とは赤い巻貝であるアカニシや長い巻貝のナガニシなどを総称した漢字です。たにしが田んぼに生息する巻貝であることから、このような漢字が当てられました。
⑦ 帆立
船の「帆」と「立」の2文字を合わせた漢字は、ほたてと呼びます。ほたてが貝殻を帆のように立てながら海中や海上を動き回ると考えられていた時代に、このような名前が付けられたと言われています。ほたては殻の形が扇に見えることから、海扇の名で呼ばれることもあるようです。