うにの漢字<雲丹・海栗・海船>の違いは?使い方の例文や豆知識などを紹介!
うにを漢字でどう書くか知っていますか?今回は、うにの漢字<雲丹・海栗・海胆>の使い方の違いや由来に加えて、それぞれの漢字を使った例文も紹介します。〈もずく・ヒトデ・いくら〉など、うに以外の魚介類で難読漢字についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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うには漢字でどう書く?
日本はうにの消費量が世界で一番で、うにの養殖も盛んに行われ世界一の技術を持っています。私達が食べているのはうにの生殖巣で、雌の場合は卵巣、雄の場合は精巣を食べていることになります。そんなうにの漢字は以下の3つがあります。
・雲丹
・海栗
・海胆
今回は、それぞれの漢字をどのように使い分けるのかを解説します。
うにの漢字①【雲丹】
一つ目は雲丹という漢字ですが、一般的にはこの漢字が一番馴染み深いのではないでしょうか。まずは、雲丹が指すうにの状態や漢字の使い方を紹介します。
「雲丹」の漢字は加工されたウニに対して使う
雲丹は、殻から外し生殖巣をミョウバン水で洗ってから箱に詰めたものや塩漬けなどにして加工したうにを指す漢字です。雲丹は中国由来の漢字で、集まるという意味の「雲」と赤いという意味の「丹」が組み合わさった言葉です。
「雲丹」の漢字の使い方の例
雲丹の使い方の例は次のようになります。
・ミョウバンを使って加工された雲丹は身崩れせず、日持ちがする。
・炊きたてのご飯に雲丹をのせて雲丹丼を作る。
・瓶雲丹を使うと、雲丹のクリームパスタが簡単にできる。
雲丹という漢字は加工されたうにのことを指すので、料理のメニューやレシピでよく使われる漢字です。瓶雲丹などの加工食品にも使える漢字なので覚えておきましょう。
うにの漢字②【海栗】
続いては栗の殻を彷彿とさせる、うにのイメージに合った漢字でもある、海栗が指すうにの状態や漢字の使い方を紹介します。
「海栗」の漢字は生きている殻ごとのウニに対して使う
海栗はウニ綱に属する、ヒトデやなまこと同じきょくひ動物を総称する言葉です。海栗という漢字は、トゲに包まれたうにの見た目がイガ栗と似ていることに由来しています。海栗は、イガ栗のような状態の殻ごとの生きているうにを指します。
「海栗」の漢字の使い方の例
海栗の使い方の例は次のようになります。
・ガンガゼという種類の海栗のトゲには毒がある。
・海栗はトゲを動かしながら管足を使ってゆっくりと移動する。
・海栗は雌雄異体のものが多いが、なかには雌雄同体のものもいる。
海栗という漢字は殻に入った生きているうにのことを指すので、基本的には海の中にいる状態のものや水揚げされてすぐの新鮮な状態を指します。お店などで売られている状態のうにのことを海栗と称することはほとんどないでしょう。