ショートケーキの由来とは?「短い」の意味ではない?起源や海外との違いも紹介!
ショートケーキの「short」の意味を知っていますか?今回は、ショートケーキの名前の由来・意味に加えて、日本と海外のショートケーキの違いも紹介します。ショートケーキの起源やなぜいちごが使われるのかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ショートケーキの「short」 とは「短い」の意味ではない?
ショートケーキといえば、柔らかいスポンジケーキに白いホイップクリームといちごを載せたものを想像する方が多いかもしれませんが「ショート」は何を意味しているのでしょうか。今回は、「shot」が「短い」を意味するものであるのかどうかに触れながら「ショートケーキ」の定義について説明します。
「ショートケーキ」の名前の由来・意味は?
まずは「ショートケーキ」の名前の由来や意味について考察します。英語の「ショート」という単語に含まれる意味とともに、名前の由来とされる説を「ショート」という語と関連させて説明します。
ショートには「もろい・砕けやすい」の意味がある
ショート(short)には、「短い」といった意味のほかに「もろい」「砕けやすい」といった意味があります。ショートケーキは海外ではショートブレッドとも呼ばれ、ビスケットのようにサクサクとした生地を使ったケーキのことを指すのが一般的です。
名前の由来①短い時間で作れるからという説
一説には、ショートケーキは短い時間で作ることができるため、「ショートタイム(short time)」を略して名付けられたとも言われます。ショートケーキは、作り方の要点さえ押さえることができれば、他のお菓子と比べて簡単に短い時間で作ることができます。
名前の由来②日持ち期間が短いからという説
ショート(short)は、短い時間で出来上がることが謂われとされるほかに、ショートケーキの日持ち期間が短いことに由来する説もあります。これは、日本で一般的にショートケーキとして知られるものには、生クリームやいちごなど新鮮さを求められる食材が使われているためです。
名前の由来③ショートニングを使っているからという説
ショートケーキはスポンジにショートニング(shortening)を使用することに起因する説もあります。これは語源である「もろい」「砕けやすい」といった意味により近い説です。
ショートニングとは植物油を主成分とする食用油脂で、製菓に用いるとさっくりとした焼き上がりになるのが特徴です。これが「さっくり」や「パリッ」とした食感を表すショート(short)と結びついたとされています。
ショートケーキは日本と海外で違う?
日本のショートケーキは海外のショートケーキとは見た目や食感に違いがあります。今回はアメリカ式のものとフランス式のものについて、主に材料の違いを挙げながら説明します。
①アメリカのショートケーキ
アメリカでは、ショートケーキの土台にビスケットと呼ばれる生地を使います。これはパンとケーキの中間のような食感で、小麦粉やショートニングまたはラード、重曹やベーキングパウダーといった材料から作られます。甘く味付けされた生地に砂糖をまぶしたいちごとホイップクリームを挟み、さらに上にもいちごとホイップクリームを載せて完成です。