アイスに賞味期限はない?1年前でも食べれる?手作り・食べかけでも大丈夫なの?

アイスの賞味期限は表示がないことが多いですが、期限はあるのでしょうか?今回は、アイスの賞味期限があるかや、アイスが腐ることがない理由に加えて、〈開封後・未開封〉別に保存方法や美味しく食べられる期間なども紹介します。〈食べかけ・手作り〉など、アイスの保存で注意すべき場合について参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. アイスの賞味期限はある?いつまで?
  2. アイスの賞味期限はないため10年後でも食べれる
  3. アイスが腐ることがない理由
  4. アイスを長期間保存しても問題ない?
  5. アイスを長期間保存しても腐らないが品質は劣化する
  6. アイスを美味しく食べられる期間の目安
  7. アイスの正しい保存方法は?
  8. ①未開封のアイスの場合
  9. ②開封後のアイスの場合
  10. アイスの賞味期限・保存で注意すべき場合とは?
  11. ①食べかけのアイスを保存する場合
  12. ②手作りのアイスを保存する場合
  13. アイスに賞味期限はないけど美味しいうちに食べよう

アイスの賞味期限はある?いつまで?

アイスのパッケージを見てみると、賞味期限が書かれていないことがあります。アイスは牛乳から作られているため長い期間保存していると腐りそうなイメージもありますが、賞味期限がないということなのでしょうか。ここでは、アイスの賞味期限について解説していきます。

アイスの賞味期限はないため10年後でも食べれる

アイスは食品衛生法に基づいて賞味期限を設定、表示しなくても良いことになっています。実際に賞味期限を書いてないアイスとしては以下のようなものがあります。(※1)

・ハーゲンダッツ
・パピコ
・ガリガリ君
・爽
・チョコモナカジャンボ

上記からも分かる通り、アイスクリームから氷菓までどのアイスにも賞味期限がありません。アイスは腐らないため賞味期限を設定、表示する必要がなく、一年前に購入したものでも問題はなく、理論上は10年後でも100年後でも食べられます。

ただし、スーパーカップなどの明治のアイスは食の安全の観点や消費者のニーズへの対応として、2020年6月から賞味期限を表示するようになっています。また、シャトレーゼのアイスにも賞味期限があるので、見かけたら確認してみてください。

アイスが腐ることがない理由

冷凍庫の温度は氷点下18度ですが、この温度では雑菌は生きていけないため、雑菌が繁殖する可能性は極めて低く品質の劣化や腐敗が基本的にはおきません。また、アイスを購入した消費者が常温や冷蔵庫で保存する可能性もほとんど無いことからアイスが腐る可能性は低いと考えられており、賞味期限の設定や表示義務がないようです。

アイスを長期間保存しても問題ない?

アイスに賞味期限が表示されていない理由はわかりましたが、本当に問題ないのでしょうか。何年経過しても食べられるとは言え、風味や品質の劣化が気になる方もいるでしょう。ここでは、アイスの長期保存が可能かどうかを、美味しく食べられる目安も踏まえながら紹介します。

アイスを長期間保存しても腐らないが品質は劣化する

アイスは前述した通り細菌が繁殖しない低温の環境で保存するので、基本的に腐ることはありません。しかし、あまりにも長期的に保存していると以下のような品質の劣化が起こります。

・一度溶けてシャリシャリしている
・ボソボソとしていて口溶けが悪い
・霜がついている


このように普段と違う食感や味わい、見た目の場合は品質の劣化が考えられます。家庭での冷凍庫の開け閉めの頻度が高いと庫内の温度が上がりやすいほか、メンテナンス不足で冷凍庫の温度が下がらなくなっていることもあります。ほかにも、販売先で長期間保存していた際の管理が悪かった場合にも、一部溶けるなどして品質が劣化していることがあるでしょう。

アイスを美味しく食べられる期間の目安

状態 期間の目安
未開封 1ヶ月
開封後 1週間

アイスが腐らないとは言っても、長く保存していれば風味や品質が劣化していくので、上記の期間を賞味期限の目安として食べ終えることをおすすめします。特に開封後は常温に出した際に溶けるうえ、冷凍庫のにおいや雑菌も付きやすくなるのでできるだけ早めに食べ切るようにしましょう。後述でアイスの保存や注意点を紹介します。

アイスの正しい保存方法は?

安価で購入できる身近なお菓子であるアイスは、購入してきてもそのまま冷凍庫に入れるだけのことが多く、正しい保存方法はあまり知られていません。ここではアイスの品質をできるだけ保つための保存方法を、未開封と開封後に分けて説明するので参考にしてください。

①未開封のアイスの場合

未開封のアイスでも保存方法を誤ると風味が劣化したり、味わいが変わったりすることがあるので、以下のことに注意して保存しましょう。

・温度の変わりやすい部分に置かない
・極端に溶けた場合は早めに食べる


買ってきてすぐに食べない場合は冷凍庫で保存しますが、夏場は帰宅する間に溶けることもあります。一度溶けてしまうと再度凍らせても同じ味わいにはならず、霜や氷の粒がついて食感が悪くなることもあるので、保冷剤を使うなどの工夫をするのがおすすめです。

また、保存するときにはドアポケットなどの温度変化の激しいスペースには置かないようにすると品質の劣化が防げるので、その部分は避けて保存してください。

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