タピオカの発祥地・国はどこ?台湾?日本での歴史やいつからブームなのかも紹介!
タピオカの発祥の土地・国はどこか知っていますか?台湾なのでしょうか?今回は、タピオカ・タピオカミルクティーの発祥地・国や、日本における歴史・ブームについても紹介します。〈春水堂〉など、タピオカ有名店も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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タピオカの発祥地・国とは?台湾?
日本ではタピオカと聞くと、ドリンクに入ったタピオカパールを連想する人が多いようですが、タピオカという言葉自体は実際にはキャッサバの根からとれるデンプンをさす言葉です。ここでは、タピオカの発祥地は台湾なのか、別な国なのかについて説明します。
タピオカの発祥地が台湾という認識は誤り
ここ数年、日本では台湾発祥のタピオカミルクティー専門店が増えているため、原料であるタピオカの起源も台湾だと思い込んでいる人もいるようです。実際にタピオカの台湾での使用量は多いものの、その起源は台湾ではありません。
タピオカの原料「キャッサバ」の原産地あたりが発祥とされている
タピオカの原料はキャッサバであると前述しましたが、キャッサバは南米、北東ブラジルのあたりが原産地とされ、4000年前には南米ペルーにすでに存在していたと言われています。それが大航海時代にポルトガル人によってアフリカ大陸まで広められました。
タピオカを粉として活用する習慣は現代のブラジルにも残っていることから、タピオカの発祥は、原産地のあたりに位置するブラジルともいわれています。しかし、タピオカパールの状態に加工するようになったのはアフリカ大陸ともされているそうですが、正確には分かっていません。
(*タピオカや原料であるキャッサバについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
タピオカミルクティーの発祥地・国は?
タピオカの発祥はキャッサバの原産国だと予測されると説明しましたが、現在ブームとなっているタピオカミルクティーが発祥した国は異なります。ここでは、日本にも専門店が多くあるタピオカミルクティーの起源について説明します。
タピオカミルクティー(珍珠奶茶)の発祥国は台湾
日本でブームを巻き起こしたタピオカミルクティー(珍珠奶茶)の発祥国は、台湾です。タピオカミルクティー(珍珠奶茶)が登場したのは1986~1987年あたりとされています。
実はタピオカパール入りのミルクティーの起源はインドネシアやマレーシア、タイ、ベトナムですが、かつてはサツマイモのデンプンを使った粒を使用していました。それをタピオカ粉に変えたもので原形を作ったのが、台湾でした。このようにタピオカミルクティーの歴史には、様々な国が関わっています。
元祖「タピオカ」をめぐって裁判が行われたことも
タピオカミルクティーの発祥国である台湾では、元祖「タピオカ」をめぐって裁判が行われたこともあります。これはタピオカミルクティー(珍珠奶茶)の元祖を名乗った台南の翰林茶館と春水堂との間で10年もの間続いた裁判でした。しかし、その後元祖がどちらかを論じる必要はないとの判決が下っています。
タピオカの日本における歴史は?ブームはいつから?
タピオカミルクティーがブームになる前から、日本でも食用としてタピオカは長く利用されています。ここでは、タピオカの日本における歴史と、タピオカミルクティーのブームはいつからなのかを詳述します。