最中(もなか)とは?名前の由来・意味や発祥は?作り方や人気商品なども紹介!
最中(もなか)とは何か知っていますか?今回は、「最中」の名前の由来・意味や、発祥の地に加えて、作り方・レシピも紹介します。最中の人気商品や、<アイス・お吸い物>などアレンジ商品のおすすめなども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
最中(もなか)とは?名前の由来は?

日本人にはなじみの深い最中ですが、最中の名前の由来は何でしょうか。また、最中の皮の材料を知らない人も多いようです。まずは最中の材料や名前の由来と意味について説明します。
最中とは餅から作られた皮であんこを包んだ和菓子
最中は最中の皮にあんこを挟んで作った和菓子ですが、最中の皮は小さく薄く切った餅を型に入れて焼いて作っています。中には皮の間にあんこのほか、栗や変わり種のあんを入れることもありこちらも人気です。また、最近では皮とあんを別々にした状態で販売してお客が自分で挟んで作る商品も販売されており、歯触りの良い出来立ての最中をいただけます。
「最中」の名前の由来・意味は「和歌」
最中の名前は、拾遺和歌集にある源順(みなもとのしたごう)が詠った和歌の「池の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のもなかなりける」に由来しています。この和歌を知る公家たちが、宮中での月見の宴で振舞われた白く丸い餅菓子を見て、中秋の名月を意味する「最中の月」と言ったことからそのまま最中と呼ばれるようになりました。
これが江戸時代に最中の原型となったとされ、円形ではないものが出回り始めたときに縮まって最中と言われるようになりました。
最中の発祥地はどこ?

日本には非常に多くの最中が各地で販売されていますが、発祥はどこでしょうか。煎餅などは各地に名物の煎餅があることが知られていますが、最中はあまり言われることがありません。最中の発祥の地を紹介します。
最中の発祥地は煎餅屋「竹村伊勢」
最中の原型となるお菓子を作っていたのは江戸の吉原にある竹村伊勢と言う煎餅屋でした。当時、砂糖は非常に高価なものでなかなか口にすることは難しいものだったようです。客がお気に入りの遊女に買っていくような扱いで、遊女には人気の商品でした。
ただし、当時の最中は現在のような焼いた餅にあんを挟んだものではなく、小さなあんこ餅のような見た目をしていました。
最中の作り方・レシピ
ここでは、最中の作り方を紹介します。自宅ではあまり作ることのない最中ですが、どのようにして作っているのでしょうか。
材料
【20個分】
・もなかの皮:20個
・小豆:300g
・砂糖:300g
・塩:小さじ5分の1
・水:適量
作り方・手順
こちらは白餡を使った最中ですが、普通のあんこでも応用できます。また、餡の中に栗や牛皮などを入れてアレンジしても良いでしょう。最中の皮は型や焼く機械が必要となるため作るのが難しいですが、インターネットでできた皮を取り寄せられます。
最中の商品のおすすめ

和菓子や最中が好きなら各地の美味しい最中をお取り寄せしてみましょう。コンビニやスーパーでも最中は販売されていますが、専門店での最中はまた違った美味しさがあります。おすすめの3つのお店を紹介します。
①あづみの風情(開運堂)
あづみの風情は、長野県にある和菓子店の開運堂から販売されている小さいサイズの最中です。1つ90円と購入しやすいうえ、一口サイズで食べやすいので長野県でのお土産にも人気の商品となっています。
②みむろ(白玉屋榮壽)
白玉屋榮壽は奈良にある江戸時代から続く老舗の最中の専門店です。小型と大型のものがあるので、注文するときは好みの方を注文しましょう。粒あんとこしあんを混ぜたあんがぎっしり入っており、奈良に帰省した時には必ず食べる人もいます。
③白松がモナカ
白松がモナカは萩の月と並ぶ仙台の銘菓で、仙台ではアーケードのBGMやテレビのコマーシャルでも放送されています。甘さが控えめの食べやすいあんが特徴で、ミニから大型までサイズも4種類と豊富にそろいます。
最中のあんこ以外のアレンジ商品とは?

最中の皮は、歯触りが良いものの味は淡泊なのでさまざまなアレンジができるのも良い所です。最中の皮を使ったアレンジ商品を紹介します。
①最中アイス
最中を使ったアイスはチョコモナカジャンボやモナ王など、手軽なものも豊富ですが、アイスの専門店でも購入ができます。こちらはぷらんぼんという名古屋にあるアイスクリームの専門店の最中アイスです。なめらかでソフトな口当たりのアイスは濃厚で贅沢な味わいです。
②最中のお吸い物
最中の中にお吸い物を入れた商品で、中にはさまざまな味のお吸い物が入っています。フグやふかひれなどの高級な食材が使われているうえ、見た目もよいことから贈答用にも使われています。
③最中の味噌汁
最中は味噌汁にも使われ、商品も良く販売されています。花一会の商品はスープやお茶漬けなど種類が豊富なほか、どれも見た目が華やかでかわいらしく、女性への贈り物にはおすすめの商品です。
最中を食べてみよう
いつでも手ごろな値段で購入できる最中は、歴史が長く和歌から由来や意味がきていることがわかりました。紹介した最中以外にも日本にはさまざまな最中が販売されているので、ぜひ食べてみてください。