クッキー・ビスケットの違いとは?サブレ・クラッカーとも比較して紹介!
クッキーとビスケットの違いを知っていますか?今回は、クッキーやビスケットとはどんなお菓子なのかに加えて、日本での区別の仕方なども紹介します。そのほかにも、焼き菓子の一種である「サブレ」との違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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クッキーとビスケットとの違いとは?
クッキーとビスケットはどちらも海外から日本に入ってきたお菓子ですが、よく似ているこの2つのお菓子にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ルーツや製造方法などの様々な面からクッキーとビスケットの違いについて解説します。
クッキーはアメリカがルーツのお菓子
クッキーは、日本には明治時代にアメリカから伝わってきた焼き菓子の名前です。クッキーは元々ヨーロッパでビスケットと呼ばれていたお菓子が、オランダ人によってアメリカに伝えられたことがその始まりです。オランダ語で小さなお菓子を意味するkoek(クック)を語源として、アメリカではクッキーと名付けられ、今ではクッキーという名前が定着しました。
ビスケットはイギリスがルーツのお菓子
起源が紀元前2000年頃に遡るといわれるビスケットは、イギリスから日本に伝わった焼き菓子です。イギリスで保存食として2度焼いたパンをビスケットと呼んだのが始まりでした。ビスケットとクッキーには製法や味など違いはありますが、イギリスには「クッキー」という言葉自体がないので、クッキーを含む焼き菓子全般をビスケットという呼称で統一しています。
アメリカでは「ビスケット」は「スコーン」を指す
スコーンはイギリス生まれのパンのような焼き菓子ですが、アメリカではスコーンに似た焼き菓子は「ビスケット」と呼ばれています。イギリスとアメリカでは呼び方が違うだけでなく、スコーンの材料やその配合、フィリングやフレイバー、形などに違いがあります。
ちなみに前述した通り、イギリスではお菓子全般のことをビスケットと呼ぶため、スコーンもビスケットに含められるそうです。
(※スコーンについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
日本ではクッキーとビスケットに厳密な定義がある?
クッキーやビスケットは、日本のほとんどのお菓子メーカーが加盟している「全国ビスケット協会」の定義によって分類されます。具体的に、クッキーとビスケットに区別する定義とはどのようなものなのでしょうか。
日本での区別の基準は「糖分と脂肪分の量」
クッキーとビスケットに関する全国ビスケット協会の定義では、「手作り風の外観を持ち、原材料の中の糖分と脂肪分の合計が40%以上」がクッキーで、それ以外はビスケットと称します。
ちなみにバターや砂糖がたっぷり入っているクッキーとビスケットのカロリーや糖質量に大きな差はありませんが、クッキーの方がカロリーが高いです。ただし、ビスケットの方が糖質量が多いので、カロリーがクッキーよりも低めでも太りやすいと言われています。