落雁(らくがん)とは?和三盆との違いは?名前の由来や食べ方・作り方など紹介!
落雁(らくがん)とはどんなお菓子か知っていますか?今回は、「落雁」の名前の由来・意味や、味わい・食感に加えて、<干菓子・和三盆>との違いや、美味しい食べ方なども紹介します。落雁の保存方法や賞味期限の他に、有名店や作り方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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落雁は中にあんこが挟まっているものや、水分が多めでしっとりしたものなど、全国各地で多種多様なものが存在しています。こういった落雁は劣化も早く賞味期限も短いものが多いので、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。この場合も水滴などがつかないように密閉容器に入れて冷凍保存するようにしましょう。
一般家庭用の冷凍庫は温度変化も起こりやすいので、冷凍保存してから1ヶ月以内に食べきると美味しく食べることができます。
落雁と干菓子・和三盆の違いは?
落雁と似た和菓子として干菓子や和三盆がありますが、その違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、落雁と干菓子・和三盆の違いを詳しく解説します。
落雁と「干菓子」の違い
干菓子とは水分の少ない乾燥した和菓子のことを指しており、落雁・金平糖・煎餅・八つ橋などの水分量が20%以下の和菓子は干菓子の種類に含まれます。そのため落雁の中でも水分量の少ない落雁は干菓子に分類されます。
落雁と「和三盆」の違い
和三盆とは、香川県や徳島県だけで摂れるサトウキビから作られている砂糖の名称で、黒砂糖の味をまろやかにしたような独特の優しい風味を持っています。和三盆だけを押し固めたお菓子のことを「和三盆」と呼ぶこともあり、こちらは後味と口溶けの良い食感が特徴のお菓子です。
落雁とは原材料が違うので、味も食感も違っているのはもちろんのこと、砂糖だけで作る和三盆の方が賞味期限が長いのも特徴です。
落雁が美味しい有名なお店は?
落雁は時期になるとスーパーでも置かれることもありますが、有名な美味しいお店はあるのでしょうか。次は落雁の美味しいお店を紹介します。
①諸江屋
石川県金沢市野町に本店を構える落雁諸江屋は、江戸時代末期の嘉永二年(1849年)に創業以来、金沢で和菓子を作り続けている老舗和菓子店です。諸江屋の作る落雁の中でも「万葉の花」は、平成20年(2008年)第25回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞(三笠宮親王殿下)芸術部門を受賞しています。
②UCHU wagashi
UCHU wagashiは京都市上京区に寺町本店を構える、「新しい和菓子を作りたい」という思いからスタートした店です。この店の落雁は今までの落雁のイメージを変えるモダンなデザインや味が特徴で、若者にも人気があります。また見た目だけでなく、原材料に和三盆を使用しているので食味や食感も良く美味しいです。