かぶの皮は剥くべき?剥かないメリットは?剥き方や活用レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】かぶの皮の扱いをどうしていますか?剥くべきでしょうか?今回は、かぶの皮を〈剥く・剥かない〉メリットをそれぞれ紹介します。そのほかにもかぶの皮の剥き方や、〈千枚漬け〉など皮の活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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かぶの皮って剥くべきなの?
かぶを調理する際、皮はどのように処理するのか、そもそも剥くべきかなど悩む人もいるでしょう。基本的に皮は剥くと言われていますが、その理由やメリットについては案外知られていません。ここからは、かぶの皮は剥くべきかどうかを紹介するので料理をする際などの参考にしてください。
かぶの皮を剥く理由・メリット
かぶの皮を剥くことで主に以下のメリットが生じます。ただ料理によっては皮を剥かずに作るものもあり、皮は剥くのが常識というわけではありません。かぶの皮を剥く料理、剥かない料理も併せて紹介するので参考にしてみて下さい。
①かぶの食感を良くする
皮を剥く理由の一つとして、食感を良くするというものがあります。以下にかぶの食感を生かした料理を紹介します。
・かぶの煮物
・かぶら蒸し
かぶの皮の下には固い繊維がたくさんあり、繊維を残したまま調理すると舌触りが悪くなります。煮物や蒸し物のように、かぶの柔らかい食感を楽しみたい料理や、出汁の味を染み込ませたい料理の場合は、皮を剥く事がほとんどです。皮を厚めに剥いて繊維を取り除く事で、より食感が良くなるでしょう。
②かぶの皮の苦味を取り除ける
もう一つの理由として、かぶの皮の苦味を取り除けるというものがあります。苦味を除くことで美味しくなる料理を紹介します。
・かぶの味噌汁
・かぶ入りのポトフ
・かぶのポタージュ
皮には苦みがある為、剥かずに調理するとかぶ本来の甘みを消してしまいます。かぶは春と秋に旬を迎え、特に「秋もの」と言われる10~12月に採れるかぶは甘味が強いのが特徴です。味噌汁やポトフなどは、食材本来の味を楽しむ事も多い為、皮は剥いた方が良いと言えます。
かぶの皮が邪魔しない料理であれば剥く必要はない
一方で、皮が料理の味や食感を邪魔しないものであれば剥く必要はありません。ここではかぶの皮を剥かない料理も紹介します。
・かぶの浅漬け
・かぶの糠漬け
・かぶのきんぴら
漬物やきんぴらのように、固めの食感を楽しみたい場合などは、そのまま調理する事がほとんどです。前述の料理の他に、1cmほどのくし形に切り、オリーブオイルで焼いて塩で食べる食べ方もお勧めです。皮を剥く必要がないと手軽さも感じられるでしょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
かぶの皮は時期によっても厚みが変わります。旬の走りの時期は皮がうすく、逆に名残の時期には味わいが濃くなると共に皮も厚くなる傾向があるので、そのあたりも意識して使い分けてみるのもいいでしょう。
かぶの皮を剥かないメリットは?
かぶは皮を剥いても剥かなくてもそれぞれに合った調理法があります。その上、皮を剥かずに調理する事で得られるメリットもあるのです。ここでは、かぶの皮を剥かないメリットについて紹介します。
かぶの皮にある栄養素も摂取できる
かぶの皮には以下のような栄養素が含まれており、かぶの皮を剥かないことでこれらを摂取できるのがメリットです。
・食物繊維
・アミラーゼ
・アントシアニン(赤かぶ)
食物繊維は便秘予防に効果的で、ダイエットには欠かせない栄養素です。また、善玉菌の餌となり腸内環境を整えてくれるため、健康維持にも役立ちます。アミラーゼは食べ物の消化を助け、胃もたれや胸やけの予防効果もあります。ほか、アントシアニンは赤かぶの皮に多く含まれる栄養素です。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、目に良いと言われるブルーベリーにも多く含まれます。他にもがん細胞の成長を遅らせたり、脂肪細胞の増殖を抑えたりするためダイエット効果も期待できると言われています。
(※カブの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)